THE REVELATION (RIVERSIDE)

ROOSEVELT WARDELL (1960/10/5)

THE REVELATION ←click!!


【パーソネル】

ROOSEVELT WARDELL (p) SAM JONES (b) LOUIS HAYES (ds)
【収録曲】

(01-03) LIKE SOMEONE IN LOVE / LAZARUS / AUTUMN IN NEW YORK
(04-06) MAX THE MAXIMUM / ELIJAH IS HERE / WILLOW WEEP FOR ME
(07-08) CHEROKEE / THE REVELATION
【解説】 ( 2019年08月04日更新 / 連載 1,358回 )

 広島へ行こう。 そんなふうに画策しているんっすが、いつの事なのかというと、9月の末。 時季指定年次有給休暇の消化と、消費税増税前の駆け込み需要を兼ねて、この日程を選んでみたんっすが、で、何故、広島なのかというと、ま、何となく。 とりあえず、一度泊まってみたいと思っていた ここ に泊まってみるというのが主な目的だったりするんっすが、いいっすよね、プリンスホテル。 子供の頃からの憧れだったりします。 ホテルと言えば、プリンス。 メロンも無論、プリンス。 マスクメロンとか、風邪をひいた時に使う衛生用品メロンみたいで、まったくソソられるものがないんっすが、こちらは王族・皇族の男子メロンっすからね。 端から勝負になりません。 プリンスメロンこそ、メロン界のキング・オブ・ザ・殿様キングスや! そう、信じて疑わないまま、この年になってしまったんっすが、最近になって、プリンスメロンって、マクワウリと大差ないんじゃね? そんな事実に薄々と気付いてしまったんっすが、えーと、 Wikipedia 参照。 真桑瓜の一種ニューメロン(New Melon)とカンタロープの一種シャランテメロン (Charentais Melon) の交配により誕生した一代交配種である。 「プリンスメロン」 という名前は、横浜の青果商グループ 「プリンス会」 が試食したことから命名されており、皇室に由来する名前ではない。 ほぉ。 プリンス会って、何か、めっちゃいかがわしそうな団体でありますが、それはそうと、出ましたな、カンタロープ。 ハービー・ハンコックのオリジナルに 「カンタロープ・アイランド」 というのがあって、どういう意味なのかと思って調べてみたら、メロンの一種。 ほぉ。 そういえば、ハービーには 「ウォーターメロン・マン」 という有名な曲があるんっすが、ウリ科シリーズだったんっすな。 …と、いたく感心した事を思い出しましたが、 瓜売りが、瓜売りに来て、瓜売れず、売り売り帰る、瓜売りの声。 ググってみたら 「瓜売りが、瓜売りに来て、瓜売りのこし」 となってるバージョンが多く見られましたが、語呂が悪いやんけ! そう思わずにはいられなくて、個人的には “瓜売れず” を採用したいと思うんっすが、それはそうと、ニューメロン。 真桑瓜の一種とは思えないほど、お洒落なネーミングでありますな。 何かこう、新しい瓜やな。 そんな気概が感じられますよね。 で、一方、カンタロープの一種シャランテメロン。 何かこう、しゃらくさい瓜みたいな感じがして、今ひとつ親しみが湧かないんっすが、(ニューメロン+シャランテメロン)÷2 なら、ニューンテメロンとかになりそうなのに、プリンスメロン。 ま、プリンス会の人たちが試食しちゃったんだから、しょうがないっすよね。 小林旭が試食して 「あきらメロン」 になるよりはマシか。 そう思って、諦めるしかありませんが、つまるところ、プリンスメロンというのは安いだけが売りの瓜であるな…と。

 んなことで、プリンス = 高級のイメージは、僕の中で急速に薄れつつあるんっすが、でも、大丈夫。 僕が秋に行こうとしているのは、ただのプリンスではありません。 グランドプリンスホテル広島っ! これはもう、グランドなスパ(温泉)であるところの グランスパー長島 。 あれと同じくらい超高級路線なんじゃね? そんな期待が持たれるところなんっすが、昭和46年 (1971年) 7月13日 ブロンズ像と男・女のしきりが水槽になった円形大浴場。 おお、これこれ。 懐かしいっすなぁ。 オッサンがよく、この水槽のところにへばりついていて、 「とってもお魚が好きなんだなぁ。」 と、子供心に感心していたものでありますが、今から思えば、アレ、女風呂を覗こうとしていただけやんけ! 僕がその事に気付いてしまうくらい大人になった頃、この大浴場は廃止になってしまったんっすが、えーと、昭和52年 (1977年) 4月29日 スーパーカーフェスティバル開催。 うおぉぉぉぉぉぉ。 めっちゃ懐かしい。 ランボルギーニ・カウンタックやんけ! これ、見に行った記憶がありますなー。 で、それより少し前、昭和50年 (1975年) 3月20日にはプラザナガシマ 「パブシアター」 でのハニーダンサーズ。 そんなエロい催し物が催された模様でありますが、これはまったく見た記憶がありませんな。 さば君、当時7ちゃい。 興味無かったんすかねぇ…。 で、昭和58年 (1983年) 11月23日 「西部警察」 ロケ。 こういうのもあったりして、西部、スゲぇぇぇ。 西武も、スゲぇぇぇぇ。 そんな空気が漂ったりしていたんっすよね。 で、昭和59年 (1984年) 6月17日 スパイラルスライダー新設。 実は僕、こいつのプロだったりするんっすよね。 プールで監視のアルバイトをしていて、何回こいつを滑ったことか。 低くてショボい、高い、更に高くて無駄にクソ長い。 その3つのタイプがあって、素人は “更に高くて無駄にクソ長い” のに並んでしまいがちなんっすが、ガチで楽しいのは真ん中の “高い” のほうだったりするんっすが、あ、昭和62年 (1987年) 7月17日 円形大浴場改修。 男・女のしきりの水槽が無くなってるやんけ! なんちゅう、余計なことをしてくれたんや…。 そう、落胆したオッサンは少なくないに違いありませんが、で、えーと、こんなにグランなスパーに匹敵するに違いないグランなプリンスのホテル広島でありますが、今年、開業25周年ということで、とってもお値打ちなプランがあるのを発見しました。
 
 【開業25周年記念】プレミアムディナー クラブフロアで過ごす特別なひととき 夕朝食付 クラブフロア シングルユース(23平米)

 23平米って、大して広くは無いんっすが、アパホテルの超狭いシングルが 9〜11平米くらい。 ちょっといいホテルの、ちょっといい部屋で15〜19平米とか。 平米とか、そんな平たいコメみたいな単位で言われても、あまりピンとこない。 日本人なら、畳やろ? そんなご要望にお応えして、 王様カエルの計算ツール 。 江戸間、京間、中京間、団地間。 旅館やホテルでどんな間が採用されているかは不確かなんっすが、個人的には、団地間というのが、団地妻がしどけない姿で寝転がっていそうで、いいな♪ そんな気がするので、これで計算してみようと思うんっすが、

 6 畳 = 2.62 坪 = 8.66 u(団地間)

アパホテルのクソ狭いシングルでも6畳くらいはあるんっすな。 十分じゃん! ま、そこにユニットバスなんかも配置しなければならないので、実際の居住スペースはもっと狭くなっちゃうんっすが、で、クラブフロア シングルユース(23平米)はというと、

 23 u = 6.96 坪 = 15.92 畳(団地間)

おお、広いじゃん! 人間、起きて半畳、寝て一畳。 ユニットバスやクローゼットにまで押し込むとすれば、団地妻15人くらいは、しどけない姿で寝転がれそうじゃん♪ ま、クローゼットで、しどけないポーズというのは、ちょっと無理がある気もするんっすが、そういうプレイだと思えば、ぜんぜんイケる気がするし、そもそもこのプランの瓜…、いや、売りは、部屋の広さそのものではなく、フロアにあるんっすよね。 風呂は、普通にどのフロアの部屋にもあるとして、クラブフロア。 別に、この階で部活動をやったり、カニが出たりするワケではなく、いわゆるクラブがある階、もしくは専用のクラブを利用する権利を有する客がお泊まりする階。 そういうことになろうかと思うんっすが、で、このホテルのクラブフロアは、 これ 。 18〜19階。 おお、エエやん♪ 僕は高いところが大の苦手なんっすが、サル梯子を登らされるのとは違って、ホテルの部屋なら普通にしていれば、まず下に転落する恐れはないので、ま、大丈夫かな? …と。 高い → 落ちる → めっちゃ痛い → 死ぬ。 そういう状況を想像しちゃうからアカンのであって、落ちさえしなければ何とかなります。 高層階、エエやん♪ で、クラブフロアの宿泊者特典として、クラブフロア専用クラブラウンジ、広島温泉「瀬戸の湯」、フィットネスジム、屋外プール(夏期) 。 これらが無料 (ただ) で利用出来るという。 クラブラウンジや、フィットネスジムや、屋外プール(夏期)はともかくとして、下層階の住民は温泉にも入らせて貰えないんっすかね? んーと、 これ っすか。 大人 \2,000。 高っ! これが無料 (ただ) で利用出来るメリットは大きいんっすが、で、フィットネスジムのほうはやっぱり、プラザナガシマ 「パブシアター」 でのハニーダンサーズみたいな、エロい恰好をしたギャルが多数集っていたりするんっすかね? 興味ねぇ…。 屋外プール(夏期)も、行くのは(秋期)なので、もうやってないだろうし、となると、残りはクラブフロア専用クラブラウンジ。 これの充実度で、満足度がかなり左右されそうなんっすが、んーと、 これ 。 ブレックファストは、ま、朝飯として、アフタヌーンティーテイムに、カクテルタイム。 おお、エエやん! ティータイムが4:00P.M.までなので、何とか3時半にはチェックインして、色鮮やかなスイーツを貪り食って、ティーをがぶ飲みしなければなりませんが、お飲み物はコーヒーと紅茶だけなんっすかね? 出来ればがぶ飲みメロンソーダと、がぶ飲みレモンクリームソーダと、がぶ飲みソーダフロートと、がぶ飲みブルーハワイをがぶ飲みしたいところなんっすが、ま、あまりがぶ飲みシリーズばかりがぶ飲みしちゃうと、カクテルタイムにがぶ飲みカルーアミルクとかをがぶ飲み出来なくなっちゃうので、控え目にしたほうが賢明かも知れませんが、で、このプランは “プレミアムディナー” と銘打っているので、夕食も上等・上質または、正規の料金の上に加えられる割増金な物を食わせて貰えるものと期待が持たれるんっすが、和洋中、好きなものを選べるみたいっすな。 えーと、 ここ 参照。

 一人中華はハードルが高過ぎるので除外するとして、エゾアワビとズワイ蟹の水晶仕立てとか、フカヒレの姿煮 キャビア飾りとか、真鯛の広東風蒸し物とか、個人的にまったくソソられない魚貝類の類いが目立つお献立だったりするし。 で、仕上げはシェフのパフォーマンスで…とか、そういう余計な事はせんでエエねん! シェフとしても、 こんな客 を相手にパフォーマンスしても空しいだけに違いないし、見せられたほうも、一応は 「おお!」 みたいに感心しているフリをしなければならないし、 満面の笑み だって浮かべなければならないし、無駄な気苦労が…。 じゃ、洋食はどうかというと、フランス料理はマナーが難しそうで、無駄な気苦労が絶えないし、イタリアンはスパゲティで口のまわりがケチャップまみれになっちゃうし、フォークとナイフで食うのが苦手だし。 お箸で食べる和洋折衷料理とかなら、まだいいんっすけどね。 で、お献立のほうはというと、真鯛と魚介のファルシ アワビとキャビアを添えてとか、オマール海老とオマールフランのナージュ仕立てとか、これまた、いらんものを…。 オマール海老というのはどこかで食べたことがあるんっすが、同じオマール・シリーズでオマールフランなんて食い物もあるんっすな。 ちなみに、オマール海老って、ロブスターやったんか! 今調べて、初めて知ったんっすが、そうとは知らずに、食ってしもたやんけ! ザリガニだと分かっていれば、絶対に食わなかったのに…。 ま、そうと知らずに食ってみたら、普通に美味しかったので別にいいんっすが、で、オマールフランというのは、んーと、よく分からん。 フランというのは食材ではなく、調理法なんっすかね? で、このコースの締めはデザート (炎の演出) なんだそうで、これまた余計なことを…。 京アニの放火事件があったというのに、あまりにも不謹慎な演出っすよね。 僕の家の小5の時に火事で燃えちゃったりしているし。 となると、残された道は和食だけということになるんっすが、20F 「広島なだ万」 っすか。 なだ万は京都の店に行ったことがあるんっすが、店の雰囲気、料理の味、接客、どれも極めて好印象だったりして、これは期待が持てそうっすな。 問題はお献立の中身なんっすが、(旬菜)の部が、子持ち昆布 美味濃海老 このわた掛け ふり柚子 唐墨大根。 この辺りが珍味嫌いの僕にはちょっと地雷っぽい…。 が、量的にはどれも些少なものと思われるので、最初のうちに片付けちゃうとして、(造り)の部が、大皿盛り イセ海老姿造り 本鮪 鯛って、何かめっちゃ豪華。 (煮物)が、大穴子と茄子の揚げだし。 アナゴくんはそれほど好きではないんっすが、揚げだしてあるならまったく無問題だし、(焼物)の部は、なだ万伝統料理 旬魚西京焼き フォアグラ照り焼き。 フォアグラ = 脂肪肝とか、キモっ! そんなふうに毛嫌いしていたんっすが、ある日、試しに食ってみたら、普通に美味かったし、で、旬魚西京焼き。 サカナ料理の調理法としては、ベストの選択と言えましょう。 美味しいっすよね。 西京焼き、最強や!

 で、メインディッシュはというと、黒毛和牛サーロインステーキ 西洋山葵 添え野菜。 めっちゃ美味そう♪ で、 (食事)のほうも、牛肉と野菜釜炊きご飯。 美味そう♪ で、(デザート) は4種よりチョイス。 (炎の演出) とか無さそうで、よさそう♪ トータルで見ても、最強レベルにソソられるお献立だったりするんっすが、で、このプラン、お値段のほうは、おいくら万円くらいするのかというと、お一人様・土曜日泊で、税込:39,554円っ! さすがに、なかなかのお値段でありますなぁ…。 が、これが日曜日泊なら、税込:20,972円だったりして、えっ、安っ! これはもう、時季指定年次有給休暇を消化するしかないな…と。 んなことで、早速、予約を入れてみたんっすが、すると、グランドプリンスホテル広島 宿泊予約 城下かれいちゃん(仮名)から、こんなメールが。

  ご予約をいただいておりますプランでございますが、
  ご夕食時に特典として12pのケーキをご用意させていただきます。
  ご希望のメッセージとろうそくの本数をお知らせくださいませ。
  ※ろうそくは大小2種類、合計7本程度までです。

えっ、えっ? ラブラブなペヤングなら、「超うれしぃ〜♪」 なサービスなんでしょうが、僕にとっては嫌がらせとしか思えなかったりして、うーん…。 よくよく見ると、

 夕食時特典

 ・グラスシャンパン(1名さまにつき1杯)/メッセージ入りケーキ(12cm)
 ・デジカメフォトサービス/窓側のお席確約

そんなふうに書かれたりしていて、何て、至れり尽くせりな! 僕にとっては、何て、ありがた迷惑な! メッセージ入りケーキとデジカメフォトサービスは、いらん! その旨の返信をしたところ、今度は宿泊予約の奈美恵ちゃんから、

  特典のケーキとデジカメフォトサービスは不要とのこと承知いたしました。
  よろしければ、ご夕食時のワンドリンクサービスへ変更を賜っております。
  いかがでございますでしょうか。

そんなメールが届きました。 おお、何てありがたい! で、ワンドリンクサービスへ変更を賜って頂きたい旨の返信を送って、城下かれいちゃん(仮名)と奈美恵ちゃん。 今度はどちらがお返事をくれるのかな? …と、ワクワクしていたら、

  ワンドリンクサービス承りました。

そんなメールが宿泊予約の純也から。 えー、男かよぉ…。 ま、承ってくれたんなら、別にいいんっすけど。 ちなみに、 城下 という名字は全国でおよそ3,900人。 広島市南区にはおよそ30人ほどいるみたいなんっすが、その中のひとりが僕にメールをくれたんっすかね? ま、ホテルの近くに住んでいるとは限らないんっすが、ちなみに僕の本名の 稲葉くん を調べてみたら、桑名市におよそ40人ほど生存していることが確認されました。 で、今日8月3日 稲葉さん (男性) と相性の良い名字は、国吉さん (女性) なんだそうで。 本日相性の良い、近くの国吉さん (女性) を探してみてはいかがでしょうか。 知人や有名人の国吉さん (女性) の写真を持っているだけでも運気が上がります。 そんなことが書かれていたんっすが、知り合いの国吉さん (女性) とか、いねぇ…。 とりあえず画像検索してみて、よさ気なギャルの写真でも持ち歩いてみようかと思うんっすが、横浜DeNAベイスターズの国吉佑樹しか出てこねぇ…。 めっちゃイケメンなんっすが、国吉さん (男性) と相性がいいとはどこにも書いていないし、えーと、妻はタレントの桐山紗知。 あ、これ、妻の本名は国吉さん (女性) ということっすよね。 んーと、 これ ? おお、ちょっぴり団地妻っぽいっすな。 悪くないと思うんっすが、人妻に手を出すのはよくないと思うので、とまあそんなことで、もしこれを読んでいる国吉さん (女性・独身・未成年可) がおられましたら、生写真、頂戴♪ …とお願いしておいて、今日のお話は、おしまい。

 ということで、今日はルーズベルト・ワーデルっす。 またしても謎キャラなんっすが、 前回 に引き続き、リバーサイドのボックス・セットからのチョイスっす。 ちなみに (JAZZLAND) というのは (RIVERSIDE) の傍系レーベルだったりして、今回のこの 『ザ・レベレーション』 というのもそうなのかと思ったら、こっちのほうは本筋であるっぽいっすな。 えーと、 ここ 参照。 おお、こういう顔のオッサンでありましたか。 いかにもソウルフルなピアノを弾いてくれそうな風貌なんっすが、ア・キャノンボール・アダレイ・プレゼンテーションと書かれておりますな。 キャノンボールはリバーサイドでタレント・スカウトのような仕事もやっていた。 そんな話を小耳に挟んだことがあるような気がしないでもないんっすが、その成果として発掘された期待の新人のデビュー作。 そういう位置づけだったりするのかも知れません。 ベースにサム・ジョーンズ、ドラムスにルイス・ヘイズと、一流処を配し、売り出し体制は万全なんっすが、その後、まったく名前を聞かないところを見ると、日の目を見ることなく、埋没しちゃった感じっすかね? そういうのって、日本のジャズ通な人にはウケそうなんっすが、桑名の塩通の人としても興味津々だったりして、とまあそんなことで、演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 まずは1曲目。 ちなみにこのボックス・セットはLP2枚分が1枚のCDに収録されているんっすが、バリー・ハリスの 『プレミナード』 に続いて、これが出てくるという構成。 あ、山口県に行ってきました…というネタっすな。 読んでみたら、中身は京都ネタばかりだったんっすが、いいっすなぁ、京都。 来週の土曜日は甲子園へ高校野球を見に行く予定で、その日は京都のカプセルホテルに泊まって、次の日は適当に観光して、琵琶湖ホテルでランチ・バイキングを食って、温泉に浸かって帰る予定なんっすが、ちょうどその辺りに雨が降りそうな予報だったりして、うーん…。 いずれにしろ、来週のこのコーナーの更新は火曜日あたりにずれ込む見込みでありますので、ヨロシク☆ とまあそんなことで、 「ライク・サムワン・イン・ラブ」 。 とってもラブリー&キュートな歌物ナンバーなんっすが、バリー・ハリスの名盤に続けて出てくる形なので、聞き手のハードルは絶賛、上昇中。 果たして、その障壁を超えることが出来るのか、お手並み拝見といったところなんっすが、結論から言ってしまうと、まあまあ健闘したかな? …と。 イントロはゆったりとしたテンポで、無伴奏ソロでテーマのメロディが提示される形なんっすが、装飾音の使い方とか、バド・パウエルをちょっぴり2流にした感じっぽいな…と。 その後、リズムが入って、テンポも速くなって、本格的にテーマが演奏されることになるんっすが、ルイス・ヘイズの切れのあるドラムスと相まって、なかなかにスインギーであるな…と。 続くアドリブ・パートもなかなかなんっすが、見た目ほどファンキーではなく、ちょっぴりカクテル・ピアノっぽい感じも。 前述のブログでは、粒立ちの良い弾むような心地よいピアノ。決してカクテル系ではない。 そんな記載が見られたんっすが、確かに粒立ちの良い弾むような心地よいピアノであるな…と。 が、ちょっぴりカクテルやんけ! 他の歌物の一節を引用したりして、エンターテイナーっぽい一面もあったりして、が、それは別に悪い事ではなくて、ホテルのクラブラウンジのカクテルタイムにこういうのが流れていたら普通にお洒落だと思うんっすが、とまあそんなこんなで、テーマに戻って、おしまい。

 で、次。 ワーデルのオリジナルで、 「ラザルス」 。 イントロはサム・ジョーンズのベース・ランニング。 そこにピアノとドラムスが入ってきて、アップ・テンポのちょっぴりファンキーなテーマが演奏される…と。 そういった流れだったりするんっすが、続くアドリブ・パートでもハイテンションなフレーズが次々と繰り出されていたりして、やるやん! ちょっぴりテクニック偏重な嫌いがないでもなくて、ややフィニアス・ニューボン・ジュニアっぽかったりもするんっすが、終盤、ルイス・ヘイズの賑やかなドラムス・ソロを挟んで、でもって、テーマに戻って、おしまい。 で、次。 「オータム・イン・ニューヨーク」 。 日本名 「ニューヨークの秋」 っすな。 ニューヨークは秋がいいんっすかね? 秋はやっぱり、安芸の宮島やろ? そんな気がするんっすが、9月下旬だと紅葉はまだまだ先だし、ちょっと中途半端な時期かな…と。 ま、行くつもりではあるんっすけどね。 宮島に泊まって、夕日でも眺めてみようと思うんっすが、調べてみたら、今、大鳥居は修復工事中なんっすな。 これ

 足場を組むため、長期間にわたって、大鳥居が完全に見えなくなることになりますので、
 これから旅行を考えている方は、ご了承くださいm(_ _)m

えぇぇぇ…。 台無しやんけ! 両手をついて、謝ったって、許してあげない。 ぱやっぱ、ぱやっぱ、やっぱー♪ 「許してあげない」 と言いつつ、実は心の中では既に許している…みたいな解釈もあるんっすが、 『3年目の浮気』 の後に 『5年目の破局』 というのを出してましたよね、ヒロシ&キーボー。 ま、それはともかく、 「ニューヨークの秋」 。 前曲から一変、しっとりとしたバラードになるんっすが、先述のブログには、中でもスタンダードの 『Autumn in New York』 がお気に入り。 そんな記載が見られましたが、確かに悪くはないっすな。 カクテルと呼ぶにはやや硬派な仕上がりなんっすが、あ、なるほど。 言わんとすることが、何となく分かりました。 で、次。 ワーデルのオリジナルで、 「マックス・ザ・マキシマム」 。 シンプルなブルースに、ちょっぴりファンキーな風味を加味したような感じで、悪くはないな…と。 で、ソロの出来も悪くないな…と。 が、特段、書くこともないな…と。 サム・ジョーンズとルイス・ヘイズも頑張っているし、それぞれソロ・パートと、ピアノとの絡みで、活躍の場も与えられているし、三位一体なインタープレイがどうのこうので、テーマに戻って、おしまい。 で、次。 「イリジャ・イズ・ヒア」 。 これまたワーデルのオリジナルなんっすが、ミディアム・テンポで軽快にバウンスするスインガー。 そういうアレだったりして、なかなかいいな♪ …と。 わりと凝った造りになってるっぽいし、作曲の才能も非凡なものがあるっぽいんっすが、ソロ・パートはちょっぴり纏まりに欠ける嫌いがあるような気がしないでもなくて、で、終盤、サム・ジョーンズのピチカート・ソロがフィーチャーされて、でもって、テーマに戻って、おしまい。

 で、次。 「ウィロー・ウィープ・フォー・ミー」 。 日本名 「柳よ泣いておくれ」 って、どうしてそんな植物に泣きを入れているのか、日本人の感性ではまったくもって理解不能。 情緒纏綿たるメロディも、個人的にはあまりタイプではなくて、で、次。 「チェロキー」 。 インディアンの娘がどうのこうの。 そういったアレではなかったかと思うんっすが、日本人ウケしないこと、この上ないタイプの楽曲だったりして、終盤に来て、連続でハズレかぁ…と。 アメリカ人は、エエんか? こんなんで、エエんか? ま、エエんでしょうな、別に。 他民族の趣向にとやかくイチャモンを付けるのもアレなので、とまあそんなことで、ラストっす。 ここで盛り返してくれれば、「終わりよければ、すべてよし」 で、丸く収まるんっすが、アルバム・タイトル曲の 「ザ・レベレーション」 。 これにすべてが賭かってきます。 ワーデルのオリジナルではなく、作曲者には “Salim” という名前がクレジットされておりますが、 この人 っすかね? 日本語に訳したら、Joseph Blair 生まれの Yusuf Salim(1929 - 31年7月31日)は、アメリカのジャズピアニストであり作曲家でした…となったんっすが、え、2歳で死んだん? あ、原文を見ると、 (1929-31 July 2008) となっておりますな。 1929年から31年くらいに生まれて、2008年にお亡くなりになったんでしょう。 最低でも77歳くらいまでは生きた模様なので、まあまあかな? …と。 最後のほうに、彼はゲイリーBartz、モンゴSantamaria、キャノンボールAdderley 、および他によって記録された53以上の作曲を書きました。 そんな記載があるので、キャノンボール絡みでこの曲が選ばれたものと思われますが、出来としては、うーん、まあまあ? とまあそんなことで、今日は以上っす。

【総合評価】 最後、やや盛り返せずに終わってしまった感はあるんっすが、途中までは日本人好みのスタンダートと、そこそこファンキーな自作曲で、わりといい仕上がりだったんっすけどね。 ピアニストとして、テクニックは抜群だし、ヤル気と熱意も漲っているんっすが、若干、それが空回りしている気がしないでもなくて、でもまあ、途中までは悪くなかったから、まあまあ? そんな気がしないでもない1枚でありました。


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