AUTUMN SUNSET (DISCOVERY)

JACK WILSON (1977/8/15,1979/3/15,29)

AUTUMN SUNSET ←click!!


【パーソネル】

JACK WILSON (p,el-p,key) ALLEN JACKSON (b,el-b) <#1-9> CLARENCE JOHNSTON (ds) <#1-9>
JOHN HEARD (b) <#11> JOEY BARON (ds) <#11> JOE CLAYTON (perc) <#1,4>

【収録曲】

(01-04) AUTUMN SUNSET / KUNTA KINTE / WALTZ FOR AHMAD / DOS INTREPATATOS
(05-08) BABY BLUE / TEARS INSIDE / INVITATION / OUR WALTZ
(09-12) HE THAT MURMURETH / THINKING OF YOU / MARGO'S THEME / BODY AND SOUL
【解説】 ( 2019年12月22日更新 / 連載 1,375回 )

 いらん本を処分しました。 いらん本というと、『イランの反論 ロウハニ大統領・ハメネイ師 守護霊、ホメイニ師の霊言』 とか、そういった類いのものなんっすが、いいっすよね、ハメネイ師とホメイニ師。 紛らわしくって。 決して褒めないのがホメイニ師で、嵌めないのがハメネイ師。 僕はそのように区別して覚えているんっすが、いや、褒めないなら、ホメネイ師なんじゃね? そんな、新しい 「師」 が出て来たりして、余計に混乱しちゃうような気もするんっすけど。 ちなみにハメネイ師は、正式にはアーヤトッラー・セイイェド・アリー・ホセイニー・ハーメネイーというみたいなんっすが、言いにくいやんけ! 覚えられんやんけ! …というので、日本ではもっぱら、ハメネイ呼ばわりされている模様っす。 クイネエ師なら 「食いねぇ、食いねぇ、寿司食いねぇ。」 と寿司を勧めてくれそうなんだけど、ハメネイではなぁ…。 そんな理由で、僕はこの師のことを、あまり快く思ってなかったりするんっすが、ま、そんな理由で嫌われるのは、理不尽極まりないような気もするんっすけど。 で、このハメネイ師とか、ホメイニ師というのは、一体どんな師なのかというと、最高指導者。 もう、最高に指導してくれそうな者なんっすが、進路指導、風紀指導、教育的指導、私道と公道の区別に関する指導、中村獅童、もう、何でもこい。 「歌舞伎役者、日本の俳優・声優。本名、小川 幹弘(おがわ みきひろ)。乙女座。血液型はO型。身長177cm。体重63kg。足のサイズ26.5cm。日本大学藝術学部演劇学科中退。2013年4月より京都文教大学客員教授。中村獅童事務所所属だよね。」 そう、適切に指導してくれます。 ただググって、コピペしただけじゃん。 そんな気がしないでもないんっすが、ググれる、コピれる。 その技能さえあれば、充分なのではないかと。 なかなかやるやん、ハーメネイー。 ハメネ、いいね👍

 んなことで、いらん本を処分しました。 うちの親がため込んでいたのが、物置と化した縁側の片隅の本箱の中に、ぎっしりと詰まっていたんっすよね。 が、いらんようになったので、処分しちゃおう…と。 親戚のオッサンに相談したところ、刈谷のほうに趣味でやってる私設図書館のようなものがあって、そのオッサンも自分の本をそこに寄贈したらしいんっすが、じゃ、ウチもそうしよう…と。 寄贈と言えば聞こえがいいんっすが、ま、要は不要となった本を押しつけちゃおう…と。 押しつけると言うと、何かちょっと聞こえが悪いんっすが、ま、煮るなり焼くなり、好きにして頂ければ…。 ま、本なんて、煮ても焼いても食えないような気がするんっすが、鍋敷きとか、カップラーメンの蓋の重しとか、山羊の餌とか、そちらのアイデアで有効的に活用して頂ければ…。 とりあえず、近所にある一号館というスーパーで、白菜の空き段ボールを2個ほど調達して、そこに詰めることにしたんっすが、あー、こりゃ、段ボールがぜんぜん足らんな…と。 ま、白菜だけで賄えるとは思っていなかったので、不足分はホームセンターで買うことにしたんすが、ま、10箱もあれば、余裕っすよね? そう、余裕をぶっこいていたら、それでもぜんぜん足らなくて、うーん…。 最終的に19箱くらいになっちゃったんっすが、何か面白そうなのがあったら、取り置いておこう。 そんな思惑とは裏腹に、見事なくらい、いらん本ばかりでありましたな。 山羊に食わせたら腹を壊しちゃいそうなんっすが、ま、その際は余った本を破って、トイレットペーパーとして有効的に活用して貰うとして。 ちなみに、親がため込んだものだけでなく、僕が高校生の頃にため込んだ本もたくさん発掘されました。 自分の部屋に置いてあった本棚が邪魔になったので、物置と化している縁側の片隅に移動させたんっすよね、そう言えば。 どんなものがあるのかと思ったら、椎名誠がたくさんありました。 筒井康隆 → 山下洋輔 → 東海林さだお → 椎名誠。 そんな流れで、当時、たくさん買って読んでましたな、そう言えば。 今となっては何だか小っ恥ずかしくて、あまり読み返す気がしないので、こいつらは親の本と一緒に施設に送りつけるとして。 筒井康隆の本もたくさんあった筈なんっすが、何故かほとんど残っていなくて、残念…。 『時をかける少女』 って、今は こんな表紙 になっちゃってるんっすな。 ハルヒの絵とか書いてる人? こんなバージョン もあるみたいなんっすが、何か、違うっ! JCだかJKが制服着て、ミニスカートを履いて、健康的な太ももが丸見えになっていればいいちゅうもんではないっ! パンツが見えてないからアカンとか、そういう問題ではなくて、で、いとうのいぢの萌え絵でもないっ! 僕が高校生の頃に持っていたのは、 これ 。 おお、これこれ。 こういう、昭和っぽい感じのJCだかJK、たまらんっ♪

 ちなみに僕は 「時かけ」 があまり好きではなかったりするんっすが、これ、学習研究社の学年誌 『中学三年コース』 1965年11月号から『高1コース』1966年5月号に連載。 そういうアレだったんっすな。 中学三年のJCと、高校1年のJK、どちらも、たまらん♪ 1965年というと、僕は中三どころか、まだ生まれてすらいないので、無論、リアルタイムで読んだワケではないんっすが、学研のコースで連載されていたというのは、ちょっと意外。 僕は学研大好き少年だったので、何だかちょっと嬉しいんっすが、だからと言って、 「時かけ」 があまり好きではないという評価に変わりはないんっけど。 筒井康隆なら 「死にかた」 みたいなのが好きっ♪ 理系女子の小保方も、けっこう好きっ♪ ググったら、小保方晴子の現在2019がグラドルみたい!別人すぎる最新写真も。 そんなアレが出て来たんっすが、え、マジかよ? 当時からブサカワではあったんっすが、さすがにグラドルは無いやろ…。 で、別人すぎる最新写真というのが、 これ 。 うん、まあ…。 何故ここで急に小保方晴子が出て来たのかというと、 「死にかた」 と 「おぼかた」 で、韻を踏んでいるな…と思ったからなんっすが、で、筒井康隆 → 山下洋輔。 このラインで、ジャズにも興味を持つようになって、じゃ、ここらでひとつ、ジャズ小説なんてのも読んでみようかな? …と。 そんな流れで買ったのが これ 。 この作品をパク…ではなく、インスパイアして僕が書いた 「ウニを煮ていたジョニー」 というネタは極めて不評だったんっすが、このコーナーのごく初期に、3回シリーズで書いたんっすけどね。 当時の一番弟子だったサミーちゃんに、「ちょっとキツかったです。 師匠、引っ張り過ぎですよぉ。」とか言われて、めっちゃ落ち込んだのを思い出してしまいましたが、どこに書いたんだったか、探したけれど見つかりませんでした。 ま、読み返したら激しい自己嫌悪に陥るに違いないので、見つからなくて幸いなんっすけど。

 で、ウニを煮ていた…ではなくて、ウニを焼いたものなんっすが、 「ウニホーレン」 という食べ物があるらしいっすな。 んーと、 これ 。 ウニを焼いたというか、焼いたホーレン草の上にウニをのっけたというか。 今度の正月休み、暇なので、ちょっくら広島にでも行ってみるぅ? そんなふうに画策していたりするんっすが、今年の秋、 松山・道後温泉 → 呉・広島というプランを予定していて、諸般の事情により、中止を余儀なくされたという経緯もあって。 1泊2日なので、松山と呉は諦めて、広島だけにしようかと思っているんっすが、 「ウニホーレン」 、別にぜんぜん、食べたくはないっすな。 ウニとか、煮たのも焼いたのも、別にそんなに好きではなかったりするし。 大人になるまで、ずーっと食べず嫌いで、で、ある日、何となくウニの寿司を食ってみたら、意外とイケるやん♪ そんな食材であることが判明したんっすが、自主的に、積極的に摂取するという域には達していなかったりします。 普通に、お好み焼き、食べたいな♪ …と。 ウニなら 「うにあられ」 でいいな…と。 美味しいっすよね、アレ。 海産物 + あられ or 煎餅というカテゴリーで言うと、海老せんべいに匹敵する完成度であると思うんっすが、んなことで、いらん本を処分しました。 当初、刈谷の私設図書館まで自力で運搬するつもりだったんっすが、思ったよりも大量な段ボール19箱分になってしまったので、ヤマト運輸にお任せすることにしました。 が、送りつけて、それでおしまいというのでは、まるで不要品を押しつけたみたいで何だか申し訳ないので、一応、現地を訪れて、挨拶くらいはしておこうかと。 そういう話になって、先日、さば兄と、紹介してくれた親戚のオッサンとで、刈谷まで行ってきました。 「悠遊舎ぎゃらりぃ」 とか言うところ。 思ってたよりも立派な図書館で、蔵書の数も多く、これなら19箱分くらいゴミが増えたところで、大勢に影響はなさそうやな…と。 僕がお亡くなりになった際も、残された五木寛之とかの本は、こちらに押しつけ…ではなく、寄贈させて頂こうかと思うんっすが、で、その帰り道、せっかくなので ハイウェイオアシス に寄ってみようか…と。 確か 「海老せんべいの里」 が、あった筈なんっすよね。 好きなんっすよね、海老せんべい。 名古屋人ご自慢の坂角の 「ゆかり」 とか、海老の殻が化石みたいに張り付いているヤツとかは、あまり好きではなかったりするんっすが、ほとんど海老の味がしない、ほとんど小麦粉だけの小さい丸っこいやつ、美味ちい♪

 で、行ってみたら、ハイウェイオアシスの駐車場は一杯で、普通のパーキングエリアのほうしか空いてなかったんっすが、試しにそこを覗いてみたら海老せんべいコーナーがあったので、こっちで充分やな…と。 で、買いました。 こんな感じ なのが大袋に入って、3つで1,000円みたいなの。 梅味とか、わさび味とか、カレー味みたいな邪道っぽいフレーバーのやつが、美味ちい♪ あと、同じようなので、海老ではなくて、牛蒡なやつも買ったんっすが、めっちゃ美味しくて、一人で一袋、ぜんぶ食べ尽くしてしまいました。 しまった! もっとたくさん、買ってこればよかった…。 ま、刈谷など、伊勢湾岸道に乗ってしまえば桑名からすぐなので、またの機会に買いにいくことにして、が、どうしても我慢出来なくて、ファミマで これ を買ってしまいました。 ちょっと違うんっすが、これはこれで、美味ちい♪ 海老せんべいだけでなく、イカみりんもミックスされているんっすが、イカもなかなかイカすっすよね。 で、それはそうと、刈谷のパーキングには豊橋名産 「ヤマサのちくわ」 なんかもあったりして、非常に充実していたんっすが、それらを買い物カゴに入れて、レジに向かおうとした時に、ある商品に目が向かいました。 本場の味をご家庭で! インスタント・タピオカミルクティーみたいなの。 大きなプラ容器の中にミルクティの粉と、タピオカと、ぶっといストローが入っていて、ご家庭で簡単にタピオカミルクティーが楽しめる♪ …みたいなの。 実は僕は今まで、タピオカというのを、一度も食べたことがないんっすよね。 ここ 参照なんっすが、まだ “タピオカ” とか言ってんかよ…。 正直、飽きたし、ていうか、最初からぜんぜん興味なかったしぃ…。 そんな思いがある反面、でも1回くらいは、話のタネに体験しておきたいような気もするし、うーん…。 が、今さら店で飲むのも恥ずかしいし、縁が無かったものと思って、諦めていたんっすよね。 が、これさえあれば、家でこっそりタピれるやん! これはもう、買うしかありませんな。

 ということで、家に帰って、こっそりとタピってみました。 えーと、カップの中にミルクティーの粉を入れて、タピオカも投入して、熱湯を注いで、約5分。 タピオカがふやけて食べ頃になるのを待つ…と。 えー、5分も掛かるんっすかぁ…。 何か面倒な食い物なんっすな、タピオカ。 で、言われたとおり5分ほどふやかして、その後、氷を投入してアイスにして飲んでみることにしたんっすが、氷の量が足らなかったのか、アイスミルクティーというより、生ぬるミルクティーみたいな中途半端なものになってしまって、でも、こいつの主役はそっちではありませんからね。 で、ワクワクしながら、主役のタピオカくんをストローで吸い上げてみたところ、ん、ん、ん? ズボっ! え、何これ? 餅? タピオカ自体に特に味があるワケでなくて、え、何これ? モチモチとした食感を楽しむもんなん? ズズっと吸い込むと、スポッと口の中に入ってきて、ひとつ間違えると喉に詰まって危険な香りが半端ないし、特に美味しくないし、嬉しくもないし? え、え、え? すみっコぐらしの 「たぴおか」 は、ミルクティーだけ先に飲まれて吸いにくいから残されてしまった。 そんなキャラ設定だったりするんっすが、まさにそんな感じ。 この、大量に底に沈殿しているタピオカ、どうせいっちゅうねん? 今年の秋、ハウステンボスへ遊びに行って、昼飯に焼き鳥をテイクアウトしようとしたら、ギャル2人組の先客がいて、タピオカミルクティーを注文していて、そのうちの一人、ウォーリーのコスプレをした、やや太めのギャルが 「タピオカ、増量出来ますかぁ?」 とか言ってたんっすが、んなもん増量すんな! お前が減量せぇ! そう、あの場面に戻って公開説教したくなるような、そんな代物でありました。 うまく飲めねぇし…。

 タピオーカ・ウマーク・ノメネエ師。 新しい最高指導者の誕生を見届けたところで、今日の話は、おしまい。

 ということで、今日はジャック・ウィルソンっす。 今年も残すところ、あと2回。 ピアニスト編は年明けまで持ち越さないことに決めたので、ここまで大切に温存しておいたキャラを投入することにします。 世間では 『サムシング・パーソネル』 の一発屋くらいにしか思われてないような気がするんっすが、意外と多くのリーダー作がリリースされていたりします。 名古屋のヤマギワでは売り切れで、マイカル桑名のレコード屋で発見しました。 こんなのが桑名のマイカルに売ってたとは! 当時、都会にしかないっぽい 「ビブレ」 があるぜ! …というのが、桑名民の誇りだったりしたんっすが、今ではどこの田舎にもあるイオンになってしまいましたなぁ…。 過去の栄光にすがって、今でも桑名民はマイカルと呼んでいるんっすが、あ、イオンになった今でも、都会にしかないっぽい 「東急ハンズ」 があるから! 店舗一覧 。 この中では 「ららぽーと富士見店」 と同じくらい、地味だぜ! 富士見市(ふじみし)は、埼玉県南東部にある人口約11万人の市である。 人口約14万人の市である桑名市、勝ったぜ! ま、長島や多度と合併する前は人口約11万人の市だったんっすが、それはそうと、ジャック・ウィルソン。 ジャック・ユージーン・ウィルソン (Jack Eugene Wilson, 1977年12月29日 - ) は、アメリカ合衆国・カリフォルニア州ウェストレイクビレッジ出身の元プロ野球選手。 あ、これは違いますな。 ジャズをやるジャック・ウィルソンと、このユージーン・ウィルソンが、友人である可能性は否定出来ないんっすが、別人であるのは確定。 ググってみても、こっちじゃないほうのジャック・ウィルソンの話はあまり出てこなくて、意外とマイナーなキャラだったりする模様でありますな。 個人的には好きなのに…。 で、今回、ジャケットの娘がロリ可愛い 『ソング・フォー・マイ・ドーター』 を取り上げようかと思ったんっすが、ヤメました。 ジャケ絵を書くのが面倒というのもあるんっすが、聞いてみたら、弦楽アンサンブルも大きく導入。 この部分が、今ひとつ僕の心の琴線に触れなくて。 弦楽なので、琴線はありまくりな筈なんっすが、ムーディ勝山っぽくて、何か嫌なんっすよね。 ダンディ坂野は、けっこう好きなんっすけど。 ということで、 『オータム・サンセット』 。 『秋の夕日』 っすか。 秋の夕日に〜、てるや〜ま〜紅葉〜♪ 子供の頃は 「てるやま」 という品種の紅葉だと思っていたんっすが、ムーディてるやま。 ちょっとダサいっすな。 そういえば小学生の頃、同級生に 「てるよ」 という女児がいたんっすが、何か、いかにも 「てるよ」 という感じの、ちょっとダサい女児でありましたな。 ニックネームは 「てるやん」 。 ま、環ちゃんが 「たまきん」 と呼ばれていたのに比べれば、ぜんぜんマシなんっすが、で、これ、中古市場で5桁台で取引されている激レア人気作品なんだそうで。 ソースは ここ 。 いち、じゅう、ひゃく、せん、まん。 5桁台って、1万円台っすか。 1万円なら、いうほどレアか? そんな気がしないでもないんっすが、9万円とかだったら、さすがにちょっと引きますな。 CDはセール価格¥2,861みたいっすけど。 これも最近では、ちょっと高く思えてしまうんっすが、999円とかで売られるようになりましたからね。 LP時代に1977年 「Inovations」 のタイトルでリリースされたものに、1979年盤 「Margo's Theme」 収録のナンバーを追加してCD 化されたものの復刻です。 そういったアレのようで、ここに書かれているのと、僕の持っている輸入盤CDとは曲順が違っていたりするんっすが、今回は時前のほうで話を進めていきたいと思います。

 んなことで、まずは1曲目。 アルバム・タイトル曲の 「オータム・サンセット」 。 ジャック・ウィルソンのオリジナルっす。 シンプルなトリオ編成で、ベースはアレン・ジャクソン、ドラムスはクラレンス・ジョンストン。 曲によっては、そこにパーカッションも加わるみたいなんっすが、で、これはアレっすな。 小気味良く、リリカルでグルーヴィーな美メロナンバー。 ちょっぴりラテンなリズムが、耳にめっちゃ心地いいっす。 この人、パウエル直系という感じではなく、どちらかというと、爽やかな西海岸系。 そこに適度なグルービーさも加わって、いい感じの東西融合が見られるっすが、何と言うか、都会派アーバンな僕の趣向にぴったり。 この人のソロは、振幅が大きい速いパッセージが特徴的っすよね。 パッセージというのが何なのか、今ひとつよく分からなかったりするんっすけど。 パセリ入りソーセージ、略してパッセージ? で、演奏が佳境に入ってきたな…というところで、フェイドアウトして終わってしまうのがちょっと残念なんっすが、つかみはバッチリ。 そういった出だしでありました。 で、次。 これまたジャック・ウィルソン…と、いちいち氏名を書くのは面倒なので、以下 「JW」 と略すことにしますが…のオリジナルで、 「クンタ・キンテ」 。 タイトルはちょっとアレなんっすが、めっちゃ佳曲でありますな。 作曲家としての才能も半端ねえっす。 ピアノのソロでいうと、振幅が大きい速いパッセージが独特で、一般的には、主要なメロディーとメロディーをつなぐ経過的なフレーズをさす。 あ、パッセージって、そういうアレだったんっすな。 流れるような、チャララララララ♪ その装飾がいいんっすよね、JWって。

 で、次。 この先のしばらく自身のオリジナルが続くんっすが、 「ワルツ・フォー・アーマッド」 。 これまた半端ない名曲だったりするんっすが、リリカルさが、半端ねぇ…。 もしかして僕は、とんでもない名盤を手にしてしまったのではないか? そんな気がしてきたんっすが、書くことはあまりなくて、次。 「ドス・イントレパタトス」 。 ドスというのがラテンっぽいどすなぁ。 そう、京都人もいっておりましたが、ちょっぴりラテンなリズムが、耳にめっちゃ心地いいっす。 パーカッションの人も極めてパーカッシブで、JW君は途中、生ピからエレピにチェンジしたりして、それがなかなか、いい効果を発揮しているな…と。 んなことで、次。 「ベビー・ブルー」 。 赤ん坊なのに、青(ブルー)。 おかしいんじゃね? そんな気がしないでもないんっすが、ゆったりとしたテンポのブルージーな仕上がりで、青なのも、ま、納得。 ブルースなんっすが、決して泥臭くならないところがJWの持ち味でありますな。 で、次。 「ティアーズ・インサイド」 。 ここで始めて自作でない曲が出てくるんっすが、誰が書いたのかというと、オーネット・コールマン。 このアルバム のタイトル曲もそうだったし、好きなんっすかね、コールマン。 で、この原稿、何故だかジャケ絵が消えちゃってることが判明したんっすが、中身を読んでみたら、脚の骨を折って入院していた時に書いたものっぽいので、何らかの手違いがあったのではなかろうかと。 で、オーネットの曲 = 変。 そんなイメージがあって、あまり多くは期待が持てそうにないんっすが、聞いてみたら、ま、ちょっと変なブルースやな。 …といった程度で、割とまともでした。 が、これまでのJW作品と比べると、ちょっと毛色が違っていて、チェンジ・オブ・ペースというか、アルバム1枚、まるまる当たり曲というのも難しい話なので、ま、しょいがないな…と。 演奏のほうは、普通に悪くなかったりするし。

 で、次。 歌物ナンバーの 「インビテーション」 。 さすが、作曲センスの固まりであるJWも、ネタが尽きてしまったんでしょうか? が、この 「淫靡って、いいっしょ?」 「ん〜♪」 は、お洒落な曲調なのでJWの都会派アーバンなセンスにはよくマッチしていて、いや〜ん、まっちんぐ〜♪ ちょっぴりラテンっぽいところが淫靡さをより高めてくれていて、ん〜♪ いや、いいっすな、こりゃ。 で、次。 「アワ・ワルツ」 。 作曲者としてJWでは無い誰かの名前がクレジットされているんっすが、しっとりとした、いかにも歌物っぽい仕上がりでありました。 …と、ここまでが恐らく、LP時代に1977年 「Inovations」 のタイトルでリリースされたもの…に該当する部分。 イノベーションズなんっすな。 インビテーションではなくて。 で、ここから先がCDオマケということになろうかと思うんっすが、 「ヒー・ザット・ムームレス」 。 お久しぶりのJWオリジナル。 約1年半が経過して、創作意欲が復活したものと思われるんっすが、出来のほうは今ひとつ。 ピアノとエレキベース(?)のユニゾンで演奏されるテーマ部は、ちょっと変で、でもまあ、ピアノ・ソロはいつものJWっぽいので、ま、いっかぁ…と。 でもまあ、ぶっちゃけ、余計なオマケやったな…と。 タイコの人のソロがちょっぴりフィーチャーされていて、前面に出てこられて、よかったね♪ …と、その点は評価していいかと思うんっすけど。 で、次。 歌物ナンバーの 「シンキング・オブ・ユー」 。 心筋梗塞で、う〜ん、しんきんぐ〜♪ そんなユーに捧げられたナンバーではないかと思われるんっすが、ピアノの無伴奏ソロで、しっとりと。 個人的に、ベースの人はともかくとて、タイコの人がいてくれないと、ちょっと寂しかったりするんっすが、ま、1曲くらいなら、いっかぁ…と。

 で、次。 JWオリジナルの 「マルゴス・テーマ」 。 ゆったりとした、ちょっぴりラテンな佳曲。 エレピ、もしくはキーボードの類いを弾いてるように思えるんっすが、いいっすな、こりゃ。 オマケの中にも当たりがあって、ちょっぴり得した気分♪ 生ピの音も同事に聞こえるような気がするんっすが、多重録音なんっすかね? 普通なら、余計なことをすな! そう、言いたくなっちゃうんっすが、それが見事にハマっていて、これはアリやな…と。 で、ラスト。 歌物ナンバーの 「ボディ・アンド・ソウル」 。 ピアノの無伴奏ソロで、しっとりと。 個人的に、このフォーマットはあまり好きではなかったりするんっすが、ま、2曲くらいなら、いっかぁ…と。 んなことで、今日は以上っす。

【総合評価】 個人的にジャック・ウィルソンが好きなので、それなりには期待してたんっすが、それを上回る出来でありました。 演奏は文句なし、小気味良く、リリカルでグルーヴィーな美メロナンバーが収録された愛すべきピアノトリオ盤で、ハズレ曲も極めて些少で、☆超オススメ☆


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