KATUMBO (DANCE) (MAINSTREAM)

JOHNNY COLES (1971)

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【パーソネル】

JOHNNY COLES (tp,flh) ASTLEY FENNELL (tb) HOWARD JOHNSON (tuba) GREGORY HERBERT (ts)
CEDAR WALTON (p,el-p) REGGIE WORKMAN (el-b) BRUCE DITMAS (ds)
【収録曲】

(01-03) NEVER CAN SAY GOODBYE / THE SEPTEMBER OF MY YEARS / 728
(04-06) PETITS MACHINS / BETTY'S BOSSA / FUNK DUMPLIN'
【解説】 ( 2020年06月14日更新 / 連載 1,398回 )

  『ときめきJAZZタイム』 。 食と酒に造詣が深く、累計650万部超の 『酒のほそ道』 や 『口福三昧』 など数々のグルメ漫画で知られるラズウェル細木。 実は 「狂」 がつくほどのジャズ・ファンで、有数のレコードコレクターでもある。 …って、え? マジっすか? ラズウェル細木って、ただのジャズ好きで、漫画のほうは趣味で書いているだけなんだと思っていたんっすが、違うんっすか? ついでに言うと、林家こぶ平って、顔に似合わずジャズが好きらしい、ただの話がつまらないオッサンだと思っていたんっすが、実は本職が落語家だというのは、マジなんっすか? おたく、そんなふうには見えないしぃ、タイプじゃないしぃ、似合わないしぃ。 ググってみたら 動画 があったんっすが、こうやって見ると、人が良さそうではありますな。 育ちがよさそうで、ポチャポチャっとして、頼りないねぇ。 そんな一面は否めないんっすが、ちなみにこれ、 『トムとジェリー』 に出てくる魔女が、トムを評したものだったりするんっすが、んーと、 「空飛ぶほうき」 。 おお、これこれ。 あ、でも、コレなんだけど、コレじゃねぇ…。 こんな、スネ夫みたいな声のトムじゃなくって。 問題の台詞が新バージョンでは、「魔女のネコとしては、少々迫力が足りないねぇ」 みたいになっちゃってるんっすが、こんなの、ぜんぜん駄目じゃん…。 トムは八代駿、ジェリーは藤田淑子、ドルーピーは玉川良一。 このバージョン以外は認めねぇ! で、育ちがよさそうで、ポチャポチャっとして、頼りなさそうな、こぶ平クン。 ジャズボーカルは駄目。 ビッグバンドも認めたくない。 そんなことを言っちゃってくれてますな。 ま、確かにジャズ・ボーカルって、ジャジーなんっすが、ジャズじゃないっすよね。 エラ・フィッツジェラルドみたいに、バリバリにスキャットをカマしてくれたら、ジャズとして認めてやってもいいんだけど、 『SEIKO JAZZ』 みたいなのは、ジャジーなだけで、ジャズではないっすよね。 …と、こき下ろすつもりで動画を見たんっすが、いや、普通にジャズじゃん! 左のほうで指揮者みたいな動きをしているオッサン、必要 (いる) か? …というのは、ちょっと疑問なんっすが、で、識者が見ればまた違うのかも知れませんが、素人目には、普通にジャズやな…と。 「からかい上手の高木さん」みたいな髪型は、ちょっとどうか? そんな気がしないでもないんっすが、上方落語をやるワケではないので、髪型は別に関係ないし、いや、いいっすよね、ジャジー。 僕はジャージー牛も、スカートの下にジャージを穿いてるJCやJKも好きだったりするんっすが、学生時代は当たり前でも、今では恥ずかしいファッション1位 「スカートの下にジャージやハーフパンツをはく」 。 え? 何が恥ずかしいんっすかね? パンツじゃないから恥ずかしくないもん! それが、真っ当な羞恥の感覚ではないかと思うんっすが、スカートの下にジャージなんか穿いたら、パンツが見えないじゃないか! そう、憤るのなら、まだしも。 で、 今考えるとダサい? 学生時代に流行ったファッション 。 ここにも似たような話が出てくるんっすが、くるぶし丈の長いスカート。 あ、これはねぇ…。 昔、スケバンがよく履いてましたよね。 どう転んでも、ぜったいにパンツが見えそうになくて、こんなの、スケバンじゃない! そう、思わずにはいられませんでした。 いや、当時の僕はスケバン = バンバンにスケベ? …みたいな、間違った理解をしていたんっすよね。 で、スケバンと言えばやはり、あの1枚を出さないと、世間は納得しないのではなかろうかと。

 んなことで、 ほれ 。 いくらなんでも、ガチ過ぎやしないか? もう少し、可愛くデフォルメ出来なかったのか? 子供が見たら、泣くぞ! そんな、会心の 「○○高校PTA便り」 なんっすが、昭和50年ということは、僕は当時7歳くらい。 町でこんなお兄さんやお姉さんに出くわしたら、間違いなく泣く自信があるんっすが、あ、でも、よく見たらこのお兄さん、鞄にハートのシールを貼ってるやん! ちょっと、可愛い♪ もう少し、可愛くデフォルメを…という僕の要望が、こんな目立たないところで、地味に聞き入れられていたとは、今の今まで気付かなかったんっすが、シール。 グループのしるしにもなっている。  “覇痕(はあと)組” とか、そんなグループに属しているんっすかね? 得意技は、かみつき攻撃。 覇痕(はあと)組の歯跡を残してやるぜ! …みたいな。 で、一方、スケバンちゃんのほうは、鞄の持ち手の部分にビニールテープを巻くんっすな。 何か、貧乏臭い。 そんな気がしないでもないんっすが、色も関係があり、白と赤は危険。 エエぇぇぇぇ…。 ちなみに僕は商売柄、ビニールテープをよく使ったりするんっすが、 “ビニテ” という業界用語もすっかり定着しちゃってるし。 「ビニテ、ある?」 みたいな。 ビニテでは、ビニールテープなのか、ビニール手袋なのか、分かりにくいんじゃね? 自分で言っておきながら、ふと、心配になったりもするんっすが、ちなみに、うちの会社ではこのところ、 この手袋 がブームだったりします。 働く男のニトリルグローブ。 おお、モンキーレンチを握り締めているやん! めっちゃ働いてるやん! これ、桜白子クン (仮名) が使っていて、 「これ、めっちゃエエっすよ!」 と、薦めてくれたので、1枚…というか、2枚1組で貰って、試しに使ってみたところ、確かにめっちゃ良かったんっすが、極厚タイプで、丈夫。 オイル、薬品にも強い。 (中略) 油作業にGOOD! ちなみに桜白子クン (仮名) の本名は、梅は咲いたか、桜はまだかいな的に、春に咲く花の種類をチェンジして、名古屋から近鉄特急に乗った場合の途中の停車駅、桑名・近鉄四日市・白子・津・伊勢中川…。 これを一つ先に進めることで察して頂きたいと思うんっすが、ちなみに、 白子 (しらこ) ではなく、 白子 (しろこ) 。 鈴鹿市にある駅っすな。 鈴鹿には鈴鹿市駅というのもあるんっすが、鈴鹿線という地味な線の駅なので、近鉄特急は白子という、主に魚類の精巣を食材とする際の呼び名みたいな駅に止まります。 魚介類の類いの珍味が苦手な僕にとっては、何とも迷惑な話なんっすが、別に、白子 (しろこ) 駅に降りるなら、白子 (しらこ) を食え! …と強要されるワケでもないので、ま、いっかぁ…と。

 で、えーと、働く男のニトリルグローブ。 こいつはニトリルゴム製なので、ビニール手袋ではなくて、ゴム手袋という事になります。 よって、「ビニテ、ある?」 と尋ねた場合、「ビニール手袋じゃなくて、時代はもうニトリルなんっすよ!」 などと言われる恐れがあったりするので、これからは略さずに 「ビニールテープ、ある?」 と、聞こう。 そう、心に誓った次第でありますが、で、今、巷で人気沸騰中の “ニト手 (て) ” なんっすが、いいことばかりじゃなくて、欠点もあります。 「マンポンの仕事をする時は、勿体ないっすよね。」 マンポンの仕事 = マンホールポンプの仕事 = 汚水 = ウンコ水が、手に付きまくりぃ! あ、汚水、イコール、ウンコ水…というワケではなく、ウンコ以外の汚い何かも混入したりしているので、ウンコ等と表現するのが正確かも知れませんが、とにかく、汚い水が手に付きまくりぃ! いくら汚くても、水状であればそんなに問題はないんっすが、固体状のもの、ゲル状のもの、ドロドロのもの、グチョグチョのものとかも、手に付きまくりぃ! 今、この原稿を、お食事しながら片手間に読んでおられる人がおられましたら、特にカレーなどを食べておられるかたがおられましたら、まことに申し訳ないんっすが、 ほれ 。 こんな感じでっせ。 下水道に異物を流さないでください! 魚津市の上下水道課の下水道業務係の職員も、お怒りでっせ! パンツにウンコが付いてしまって、恥ずかしいから便所に流しちゃおう。 その気持ち、よーく分かります。 が、ヤメェェェェ! 羽根車に絡まるっ! ポンプ故障の警報が出るっ! 呼び出されるっ! ヤメェェェェ! ウンコの付いたパンツだけど、恥ずかしくないもん! その心意気で、乗り切って下さい。 で、魚津市の上下水道課の下水道業務係の職員だか、呼び出された業者の人だか知りませんが、ポンプを押さえ付けている手に嵌められた手袋。 汚物がべっちょりと付着して、わっ、汚なっ! …とか思って、マンホールの中に投げ捨てたりしてはいけません。 羽根車に絡まるっ! ポンプ故障の警報が出るっ! 呼び出されるっ! いや、既に呼び出されている状況なので、話は早いんっすが、マンポンの仕事は、手袋が汚くなって、速攻で脱ぎ捨てたくなっちゃうので、分厚くて丈夫なニトリルゴム手袋など、高くて勿体ない。 んなもん、ペラペラのビニール手袋で、十分。 そういうことになるんっすが、で、ビニテ。 ビニール手袋ではなくて、ビニールテープのほうの、ビニテ。 マンポンの仕事でも、ビニテはよく使います。 フロートスイッチのケーブルを途中でジョイントする場合、ガチャンと圧着して、ビニテを巻いて、融着テープを巻いて、その上からビニテを巻いて…みたいなことを、やります。 こういう場合は黒のビニテを使います。 これはまあ、安全です。

 問題は、フロートスイッチに印 (しるし) をする場合。 んーと、 これ 参照。 左のほうに見えている “7A-7B-7C-7D” がフロートスイッチなんっすが、このように、深さ、言い方を変えると、ケーブルの長さを変えて設置することになります。 で、どのフロートスイッチが、どの位置のヤツなのか、ちゃんと印 (しるし) をしておかないと、後でワケが分からなくなっちゃいます。 いちばん長いのがテープ1本巻き、次が2本巻き、で、3本と来て、いちばん短いのが4本巻き。 そういう方法もあるんっすが、ぶっちゃけ、これは素人のやり方やな…と。 これだと、フロートスイッチが4個ある場合、1+2+3+4で、10本もテープを巻き付けなければならなくて面倒だし、いちばん長いのが1本だっけ? 4本だっけ? …というのが、やってるうちに、ワケが分からなくなって来ちゃうし、1本、2本…と、テープを巻く時に、どうしても 「1本でもニンジン、2足でもサンダル♪」 と、歌いたくなっちゃうし、途中で 「1たす、2たす、1たす、2たす、サンバルカーン♪」 と、歌が変わってしまって、ますますワケが分からなくなっちゃうし。 そこで僕は 「油性ペン マーキング方式」 というのをお薦めします。 フロートスイッチのケーブルに1本ずつテープを巻いておいて、そこに油性ペンで 印 (しるし) を書き込む…というものなんっすが、「下から順番に L、H、HH、AH にしよかぁ。」 みたいな。

  低い (ロー) = L : 高い (ハイ) = H : 高い高い (ハイハイ) = HH

じゃ、最後の “AH” は何なのかと言うと、アラームエッチ。 「高水位異常」 みたいな警報 = アラームを出す用なので、そのように命名することにしたんっすが、「サバさん(仮名)って、英語にも堪能で、スゲェな!」 部下からも尊敬されること、間違いなし。 僕はポンプをばらしたり、配管を組み立てたり…といった職人的な仕事が苦手だったりするので、こういうとこでマウントを取らないと! で、 「本数識別方式」 にしろ、 「油性ペン マーキング方式」 にしろ、黒のビニテでは、あまりよろしくありません。 ケーブルの外装というのは黒いので、それに黒のビニテを巻いたところで、まったく目立たないし、黒のビニテを巻いて、黒の油性ペンで “AH” とか書いても、まったく見えなくて 「アホか?」 とか言われちゃいそうだし。 やっぱ、マーキング用のビニールテープや、JCやJKのパンツは、白じゃないと! 「女子生徒の下着は白のみ」 というセクハラ校則は、もってのほか! そんな論調が高まってきておりますが、この時代錯誤な校則を制定した生活指導部の先生の気持ちは、分からんでもありません。 いや、ぶっちゃけ、分からないこともない…どころか、声を大にして賛同したいくらいなんっすが、マーキング用のビニールテープが黒ではアカンのと同じように、黒のパンツのよくない理由を、論理的に説明させて頂ければ、論破出来ますかね? えーと…、あ、ほら! 黒いパンツだと、ウンコがついても目立たないし! 尿漏れしても、染みにならないし! あ、間違えて、黒いパンツの優位性を語ってしまいましたが、 「汚れが目立たないから、恥ずかしくないもん!」 とか言って、汚れたパンツを履き続けることになったりして、それは清純な女子生徒として、果たして如何なものか? …と。 その点、汚れ (けがれ) のない純白のパンツなら、汚れ (よごれ) たら、めっちゃ目立つので、恥ずかしいから便所に流しちゃおう。 そんなことになって、羽根車に絡まるっ! ポンプ故障の警報が出るっ! 呼び出されるっ! あ、白いパンツの不利な点を語ってしまいしましたが、あ、パンツを便所に流さないようにして貰えばいいんっすよね。 「白いパンツを便所に流すと、マンホールポンプの羽根車に絡まって、マンポン技師のお兄さんが大変な目をするので、白いパンツを汚してしまった場合は便所に流さず、直接、マンポン技師のお兄さんに手渡して、処分をお願いすること。」 そんな取り決めを 「女子生徒の下着は白のみ」 という校則の下に、付則として制定して貰えばいいんっすよね。 確かに受け取りました! 適切に処分させて頂きますっ! 本来なら処分料を頂くところなんですが、聖ブルセラ学園さん(仮名)には、いつもお世話になっておりますので、今回はサービスさせて頂きます! あ、ただ、適正に処分した証拠として、産業廃棄物管理票 (マニフェスト) を出せと言われると、ちょっと困るので、その点だけは、ご勘弁のほどを…。 いや、何とも怪しい業者でありますな。 そんな、いかがわしいところに頼まないで、是非、塩サバ物産 (仮名) に、ご下命のほど!

 んなことで、白のビニールテープ。 あまり使用頻度は高くないので、手持ちの工具袋には入れて無くて、自分の車に戻ればあるかも知れないんだけど、面倒なので、「白のビニテ、ある?」 と、一緒に働いている部下に聞くことになるんっすが、「いやあ、無いっす。」  仕方なく、自分の車に戻って探してみるものの、見つからず、あ、でも、赤いのは見つかったぁ。 ま、コレでいっかぁ。 とまあそんなことで、スケバンちゃんが、鞄の持ち手の部分に巻いているビニールテープ。 色も関係があり、白と赤は危険…とか、言われましても。 何が、どのように危険なのか、論理的な説明がまったくなされていないし、男の心をさそうキラーアイテムの 「安全ピン」 のほうが、もっと危険なんじゃね? それ、ぜんぜん 「安全ピン」 なんかじゃなくて、 「危険ピン」 なんじゃね? そんな気がしないでもないし、昭和の不良の謎は、ますます深まってしまったんっすが、で、ラズウェル細木の漫画について触れるスペースが無くなってしまったので、その話はまた、いずれ。

 ということで、今日はジョニー・コールズっす。 いいっすよね、ジョニー。 海を見ていたり、子守歌だったり。 ヒルさがりのジョニー というのもあるんっすが、これ、持ってるんっすよね。 いつだか、お外でお仕事をしてたら、木の上からヒルが落ちてきて、首のところに吸い付かれて、うわぁぁぁぁぁ! で、慌ててコレを買って、ヒルの襲来に備えることにしたんっすが、以来、ヒルが落ちてきそうなところで仕事をする機会がなくて、本当にヒルがさがるのかどうか、効果を確認出来ずにいるんっすが、ヒルよ来い、早く来い♪ とりあえず、アンドリュー・ヒルを聞きながら、ヒルが来るのを待とうと思うんっすが、いや、そんなもん聞いてる場合じゃないっすな。 ジョニー・コールズでしたな。 極めて地味なキャラなんっすが、日本での知名度は、まあまあ。 ブルーノートに 『リトル・ジョニー・C』 という、そこそこの人気盤があったりするのが大きいんっすが、あなたは 「ブルーノート・クラブ」 に入ってますか。 おお! 先ほどまで、 『ときめきJAZZタイム』 のついでにポチった これ を読み耽っていたんっすが、ブルーノート・クラブの会報誌に連載されていたヤツっすよね。 ぶっちゃけ、漫画の出来としては、微妙なのもあったりするんっすが、さすがにジャズだけを題材にするのは、ちょっとネタが尽きた感じ? 書くことがないからといって、マンホールポンプとパンツの話に逃げるワケにも行かないし、つらい立場であるのは、よく分かるんっすけど。 で、この人のアルバムはもう1枚、ウチで取り上げていたりするんっすが、んーと、 これ 。 困ったときの旅ネタでありますな。 ○○に行って来ました! …という報告ならまだしも、今度は○○に行って、××に泊まろうかな? …みたいな計画段階の話も多くて、しかも、すぐに気が変わって、書いた直後に予約していた宿をキャンセルするのが通例だったりして、何の意味もねぇ…。 で、この人、調べてみると生涯で5枚ほどのリーダー作を残しているみたいなんっすが、既出以外で、手に入る物はないのかと思って調べてみたら、ありました。 『カトゥンボ』 。 変な名前っすな。 括弧して (ダンス) と書かれているので、そういった意味のアフリカ語か何かではないかと思うんっすが、1971年だか72年だかに吹き込まれたメインストリーム盤。 僕の持ってるCDの表記は1972年となっておりますが、 ここ を見ると71年になっていて、パーソネルとか、曲名とかをコピペさせて頂いた恩義もあるので、こっちのほうを正式に採用させて頂きました。 何でもいいけど、このジャケット写真のコールズくん、何だか顔のアスペクト比が、変。 顔の横幅が縦より長いのって、 『三丁目の夕日』 でしか見ないんっすが、実写版でも実在したんっすな。 凄ぇぇぇ! よく見たら帽子の影のせいであることが判明して、言うほど、凄くもなかったりしたんっすが、いずれにしろ、あまりギャルにウケがよさそうな顔ではないな…と。 不憫でありますが、でもまあ、尿瓶よりはマシだと思って、諦めて貰うしか…。 で、これ、4管編成だったりして、フロント陣は、チューバのハワード・ジョンソンが、何となく名前を聞いたことがあるような気がする以外、寡聞にしてよく分からん人たちの集合体だったりするんっすが、ピアノがシダー・ウォルトン、ベースがレジー・ワークマンで、リズム隊のほうは、なかなか。 これはちょっと、期待していいかも? そんな気配が節々から漂ってくるんっすが、んなことで、じゃ、演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 まずは1曲目。 「ネバー・キャン・セイ・グッドバイ」 。 いきなり、エレピの音色が耳に飛び込んで来て、え? わざわざシダー・ウォルトンを呼び付けておいて、これ? 4管のハモリで演奏されるテーマはベタの極みで、ポップの塊 (かたまり) だったりするんっすが、で、これ、めっちゃどこかで聞いたことがあるようなメロディでありますな。 バカラック? …と思ったら、違いました。 71年にジャクソン5が大ヒットさせたソウル・ナンバーなんだそうっす。 んーと、 これ 。 おお、ベタだけど、いいじゃん♪ ジャジーというよりはソウルなんっすが、ジャクソン5。 弱小な5人組のまま埋もれさせるのは勿体ない逸材でありますな。 主要メンバーは長男、二男、三男、四男、六男、七男といった構成だったようですが、6人いるじゃん! …とか、ジャクソン5なのに5男がいないじゃん! …とか、いくつか疑問点があるんっすが、人数に関しては恐らく、誰かが抜けた代わりに、誰かが入って…みたいな変遷があったのではなかろうかと。 ちなみに六男がマイケル・ジャクソン。 弟の癖に、歌うめぇし、目立つし! …というので、五男が僻んでグレた可能性は排除しきれないんっすが、で、コールズ版のほうは、アレっす。 ポップなアンサンブルで、ソウルなテーマが合奏されて、でもって、ラッパのソロが登場。 時折、賑やかし要員のホーン・アンサンブルを絡ませつつ、軽快なアドリブが展開されるんっすが、3分10秒でフェイドアウトして、おしまい。 え? これで、終わり? 何か、めっちゃ、消化不良なんっすが、コールズのソロをもっと聴いていたい気がしてしまう。 日本語ライナーで杉田宏樹クンも、そのように書いているんっすが、これはちょっと、期待していいかも? そんな予感は、端から大ハズレのような…? で、次。 「セプテンバー・オブ・マイ・イヤーズ」 。 ジミー・ヴァン・ヒューゼンと、サミー・カーンのコンビによる歌物ナンバーなんっすが、いいっすよね、ヴァン・ヒューゼンと。 昭和の不良なら、ヴァン・リーゼントということになろうかと思うんっすが、リージェントまたはパーマ。 脱色や染色もいる。 例のPTAだよりには、そのように書かれておりますな。 リーゼントよりもリージェントのほうが、ジェントルな感じがしていいんっすが、脱色や染色もいる。 ま、所詮、人間なんて染色体の塊 (かたまり) のようなものなので、染色がいても不思議ではないんっすが、染之助・染太郎なんかも、何か染色っぽいし。 で、演奏のほうはというと、これはアレっす。 バラードっす。 スローなテーマで始まり、トランペット・ソロに進むとテンポ・アップしてスウィンギーに。 終盤には再びスローに戻って締め括る。 そう、日本語ライナーに書いてあるようなアレだったりするんっすが、前曲に比べるとポップ色が希薄で、ジャジーな雰囲気があって、悪くないな…と。 シダーは相変わらずエレピなんっすが、もう慣れたので、さほど違和感はありません。 ちなみに、レジー・ワークマンも、エレベを弾いてます。 ただのワークマンのレジで働いているオッサンだと思っていたら、いつの間にか、そんな先進的な電子楽器を使いこなせるようになっていたんっすな。 あなどれません。

 んなことで、次。 …に行く前に、ああああああ! “USBC榛@.” が、ウゼぇぇぇぇ! この原稿はSDカードに保存しているんっすが、何かの拍子にバグっちゃったみたいで、いつの間にか、そんな謎のファイルが生成されちゃったんっすよね。 名前からして、USBに接続した際に、何かアカンくなってしまった気がするんっすが、 『ムー』 によく出てくる秦氏 (はたうじ? はたし?) の陰謀のようにも思えるし、うーん…。 目障りなので消し去りたいんっすが、削除しようとしても 「この項目は見つかりませんでした。」 とか言われて、駄目。 見つからないんなら、前面に出てくんな! そう、思わずにはいられませんが、フォルダなり削除しようとしても、こいつが邪魔をして、受け付けられず、うーん…。 で、ググってみたら、 これ 。 おお、これこれ! “yamikin1_169.” て、ヤミ金なんかで金を借りるから、こんなファイルが出来るんや! 自業自得や! そう、思わずにはいられませんが、対処法を教えてくれそうなので、その点は大目に見るとして。 で、んーと、移動はできるんだけど削除できない。 そんなことが書かれておりますが、僕の “USBC榛@.” は移動すら出来なくて、ヤミ金よりもタチが悪いっす。 で、対処法はというと…。 チラッと見て、諦めました。 ちょっと目障りなだけで、別に悪さをするワケではないと思うし (←多分) 、ま、そのまま放置の方針で。 が、あまりにも目障りなので、こいつ以外のファイルをぜんぶ違う所にコピーして、SDカードをフォーマットぉぉぉ! おお、死んだ! ざまあ見やがれ。 正義は勝つ! …ということで、気分よく次の曲に移れるんっすが、 「728」 。 この数字が何を意味するのか不明なんっすが、普通に考えれば 「 728 (なにわ) 」 っすよね。 ナニワ金融道。 おお、ヤミ金っぽい♪ で、演奏のほうはアレっす。 クインテットによるナンバー。 2管ユニゾンでハードバピッシュに口火を切ると、2人のトランペッターが同事にソロを取っているような多重録音のアイデアがユニーク。 …って、このオッサン、いつの間にやら、そんなハイテク技術を使いこなせるようになっていたんっすな。 あなどれません。 が、ぶっちゃけ、余計なことをしてくれたなぁ…と。 男なら潔く、一本勝負やろ? 林家こぶ平なら、そう、苦言を呈するに違いありませんが、それを受けたハーバードが熱のこもったソロで応え。 この部分に関しては異論ありません。 グレゴリー・ハーバード。 寡聞にしてよく知らんテナー吹きなんっすが、ゴリゴリとハードなブロウを展開していて、概ね、名前の通りやな…と。 ちょっとグレた過去があったりするのかも知れませんが、それもまた、人生。 で、エレピ〜ベースとリレーして。 この “エレ” の部分が、やっぱりちょっと違和感。 せっかくのシダー・ウォルトンなんだから、生 (ナマ) で勝負して欲しかったんっすが、続くベースのソロは、さほど悪くはなかったりします。 エレっぽくは聞こえないので、生 (ナマ) なんっすかね? とまあそんなこんなで、エンド・テーマでピタリと終了。

 で、次。 「プティ・マシャン」 は 「リトル・スタッフ」 の英語名があるマイルス・デイビス 『キリマンジャロの娘』(68年) が初演のナンバー。 そういうアレなんだそうっす。 「キリ娘 (きりむす) 」 は持っている筈なんっすが、この曲に関しては、あまり記憶になかったり。 2管のマイルス・ヴァージョンに対して、テンポ感は踏襲しながらも、4管ならではのアドヴァンテージを生かしたテーマ・アレンジに好感を抱く。 杉田宏樹クンは、そう語っておりますが、個人的には好感というより、股の間が、股間 (コカーン) 。 そんなアレだったりして、それよりも冒頭、エレピとチューバの組み合わせが、斬新やな…と。 で、その後、4管のハモリでテーマが合奏されるんっすが、確かにこれ、悪くないアレンジっすな。 ま、先ほどの発言は、ただ股間 (コカーン) と言いたかっただけ。 そういうことで納得して貰うとして。 で、続くコールズのソロは、時折、賑やかし要員のホーン・アンサンブルを絡ませつつ、軽快なアドリブが展開されていて、いいっすな。 杉田クンは、ここでのコールズのソロはマイルスを意識したように思えるのだが、どうだろう。 そのように問い掛けてくるんっすが、いや、 「どうだろう」 と言われても…。 小泉進次郎の兄は、孝太郎。 そんなふうにしか答えようがないんっすが、で、続くナントカという人のテナー・ソロは、ここでも激アツっすな。 世の中にはまだまだ、隠れた逸材がいるものでありますが、でもって、好感の持てるアレンジが施されたテーマに戻って、おしまい。 で、次。 「ベティズ・ボッサ」 。 作曲者として Cecil Bridgewater という名前がクレジットされておりますが、 (born October 10, 1942) is an American jazz trumpeter なんだそうっす。 ディディ・ブリッジウォーターとは、別人っすよね? ググってみたら amazonに1枚だけCDがあったので、とりあえずポチってみたんっすが、1ヶ月くらいしたら、どっかの謎の外人から発送されるみたいで、いやあ、楽しみっす。 で、曲のほうはというと、これはアレっす。 ボッサっす。 ボサノバは、ハズレ無しなので安心なんっすが、4管のユニゾン・テーマで始まり、エレピ〜トランペットとソロを継投。 終盤に出てくるホーン・アンサンブルが聴きものだな…と。

 で、ラストっす。 クインテットの 「ファンク・ダンプリン」 はミディアム・テンポのはブルース。 ここでもコールズが一人二役のトランペッターを演じて、独特な浮遊感を生む。 そういうアレだったりするんっすが、ブルースといっても、そんなに泥臭くはないし、コールズが一人二役も、何か慣れたし、最後、ナントカというテナー吹きがワイルドに締めてくれるし、とまあそんなこんなで、今日のところは、以上っす。

【総合評価】 1曲目のあまりのベタさに、一時はどうなることかと思ったんっすが、その後は何とか持ち直しました。 シダー・ウォルトンの電化とか、コールズが一人二役とか、余計なことをしちゃってる感はあるんっすが、ま、1970年代だしぃ。 万人に広くオススメ…は、しませんが、顔が横方向に長い人が好きなら、いいかも? そんな気がしないでもない1枚でありました。


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