GEMINI U (TRIBE)

MARCUS BELGRAVE (1974)

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【パーソネル】

MARCUS BELGRAVE (tp,fgh,perc) PHILLIP RANELIN (tb,perc) WENDELL HARRISON (ts,perc)
HAROLD MCKINNEY (el-p) DARYL DYBKA (synthesizer) ED PICKENS (el-b)
BILLY TURNER (ds,perc) ROY BROOKS (ds, musical-saw) LORENZO BROWN (bongo)
【収録曲】

(01-03) SPACE ODYSSEY / GLUE FINGERS (PART I) / GLUE FINGERS (PART II)
(04-06) GEMINI II / MARCIA'S OPAL / ODOM'S CAVE
【解説】 ( 2020年08月16日更新 / 連載 1,407回 )

 馬鹿にしてやろうと思って、試しに買ってみたら、意外と面白かったっす。 何の話なのかというと、 これ『BLUE GIANT』 っすかぁ。 ブルーなので、フォントを青にしてみたんっすが、ついでに書体のほうも、よく分からない “TAあずさ” とかいうのに変えてみました。 本当は、ライオンっぽい書体を使って、フォントにフォントにフォントにフォントに、ライオンだぁぁぁ♪ …というのをやってみたかったんっすが、ライオンっぽいフォントを見つけることが出来なかったので、とりあえずこれは “ATAポップ友” で。 いいっすよね、ポップ友。 何か、ポップな友蔵っぽくて。 が、よくよく考えたら、こういうのって、機種に依存するんっすよね?  “ATAポップ友” が入ってないパソコンなら、めっちゃ普通の明朝体とかで表示されちゃう気がするんっすが、何でもいいけど明朝体って、やっぱり中国の王朝の “明” に由来するんっすかね? んーと、 明朝体 。 「明朝体」 の源流は、中国の宋の時代 (10世紀) に盛んになった木版印刷で使われた書体で、うんぬん。 “明” ちゃうやん! “宋” やん! しかも、HTML5では <FONT> タグは廃止されちゃってるみたいだし、意味がなかったな…と。 が、どうしてもみんなに “ATAポップ友” を知って貰いたいので、画像データにしてみました。 ほれ 。 おお! あまり意味はなかったっすな。 で、機種依存と言えば、今回のアルバムにはローマ数字が使われているんっすが、これも大丈夫なんっすかね? よく分からんのっすが、とりあえず、ま、いっかぁ…と。 で、実は “宋” だった、明朝体。 ちなみに中国では明朝体のことを 「宋(SONG)」 ともいい、うんぬん。 そんな情報も得られたんっすが、明朝体 のライバルと言えば、ゴシック体。 さすがに “MS 明朝” と “MS ゴシック” くらいは、どんなパソコンにも入っているかと思うんっすが、あ、でも、MSって、マイクロソフト? Macでは、使えなかったりするとか? そういえば最近、Excel の標準フォントが “遊ゴシック” とかいうのになりましたよね。 “遊ゴシック” でググると、予測変換に 「いらない」 「勝手に」 「 (遊ゴシック) になってしまう」 というのが出て来て、世間では極めて不評みたいなんっすが、 Excelから游ゴシック体を徹底的に駆逐する。 何も、そこまで嫌わなくても…。 そんな気がしないでもないんっすが、本名由来の呼び名が 「ゆうちゃん」 だったりする僕としては、ちょっぴり心が痛みます。 Youは “遊” の何がそんなに嫌なんや? …と、訝しみつつ、ざっくり中身を読んでみたところ、小さな文字が読みにくい。 あ、これはちょっと問題っすよね。 世の中の文字は小さすぎて、読めなーいっ! で、次。 パソコンによっては文章がスカスカになる。 これもちょっと問題っすよね。 僕の書いてる文章は、物量だけは無駄に多かったりするんっすが、中身はスカスカな 「大ハズレの西瓜 (すいか) 」 のようなものなので、せめて見た目だけは、詰まっているように見えてくれないと、困るな…と。 で、次。 写真や図形が変形する。 これはかなり困りますよね。 字は途切れるわ、小鳥ちゃんは縦方向に伸び縮みするわで、碌なことがありません。 これはもう、駆逐するしかないな。 その心情が、だんだん理解出来るようになってきたんっすが、で、極めつけがこれ。 游ゴシックの駆除方法が難しすぎる。 嫌がらせかよ!

 遊ゴシックくん、略して、遊ゴシッくん。 思っていた以上にアカンやつであることが判明したんっすが、あと、“メイリオ” というのも嫌われてるっぽいっすよね。 「欠点」 「嫌い」 「嫌われる理由」 「気持ち悪い」 「ダサい」 。 そんなネガティブな単語が予測変換として上がってきます。 何もそこまで嫌わなくても…。 Meiryo UIも大っきらい!! 何も、こんなソフトまで作らなくても…。 「メイリオ (Meiryo) 」 の語源は日本語の 「明瞭」 に基づき、うんぬん。 ま、確かに、このネーミング・センスはちょっとどうかと思うんっすが、ま、それはそうと、 『BLUE GIANT』 。 今度は “HG教科書体” というのにしてみたんっすが、いいっすよね、HG 。 ちょっぴり “ハードゲイ” みたいで。 で、この漫画、流行ってるんっすかね? 今までジャズを聞いたことがない人まで、浸透してるんっすかね? JCやJKがこれを読んで、「ちょっとジャズでも聞いてみようカナ?」 そんなふうに思っていただければ幸いなんっすが、えーと、何だっけ? あのジャズの漫画。 何とかジャイアント。 で、 「ジャズ ジャイアント」 で検索して、 ここ に迷い込んでくれると嬉しいんっすが、試してみたら、全然っすな。 「さば ジャズ」 なら、2つめに これ が出てくるんっすが、そんな謎のキーワードで何かを探そうとする女子高生とか、ちょっと嫌だし。 ちなみに、一発目には これ が出ました。 チープな音源と、今ひとつ動き具合がよろしくない動画。 切々とした名曲ではあるんっすけどね、 「サバの女王」 。

 で、漫画のほうはというと、ジャズに心打たれた高校3年生の宮本大は、川原でサックスを独り吹き続けている。 雨の日も猛暑の日も毎日毎晩、何年も。 「世界一のジャズプレーヤーになる…!!」  努力、才能、信念、環境、運…何が必要なのか。 無謀とも言える目標に、真摯に正面から向かい合う物語は仙台、広瀬川から始まる。 そういったアレだったりするんっすが、ま、サックスの練習をするなら、川原っすよね。 映画 『KUHANA!』 のヒロインも揖斐長良川の川原でサックスを吹いてたような気がします。 文庫本の表紙 にもなってます。 おお、これは間違いなく揖斐長良川の川原っすよね。 めっちゃ長良川河口堰、見えてるし。 一方、木曽川のほうで女性の遺体が見つかった殺人事件は、夫が逮捕されましたな。 いつまでリンクが生きてるかは不明なんっすが、 これ 。 岐阜市長良井田に住む会社員、稲見勝利容疑者(55)っすかぁ。 さば君の本名・稲葉くん (52) とは、名字も歳も近くて、ちょっとアレなんっすが、岐阜市長良井田って、名前からして、めっちゃ長良川の近くっぽいっすよね。 特定されるのを恐れて、長良川ではなく、木曽川のほうに死体を遺棄したんっすかね? 桑名人としては、いい迷惑。 公開した似顔絵が被害者の特定と犯人逮捕に繋がったみたいなんっすが、桑名警察署、意外とヤルじゃん! 伊達に クラムくん を公式キャラにしているワケではないな…と。 ちなみに 「クラム」 というのは英語でハマグリのことです。 えー、マジっすか? そういえば、クラムチャウダーとかいう食べ物がありますが、あれも実はハマグリが主成分だったりするとか? 何となくクリームっぽいから、クリームが転じて “クラム” になっちゃんチャウだー? …とか思ってました。 えーと、 clam 。 1. 《貝》 ハマグリ、アサリ、二枚貝。 あ、ハマグリに限らず、アサリなどの二枚貝もクラムなんっすな。 で、それが転じて、2. <話> 無口な人、だんまり屋、口を割らない人。 これはよく分かりますよね。 日本人も外人も、同じような発想をするんやなぁ…と。 で、更に下のほうには、コピペするのも憚られるような <性俗> な単語が出てくるんっすが、これもまた、よく分かるなぁ…と。 で、日本人も外人も、以下略。 で、伊達にクラムくんをキャラにしているワケではない桑名警察署なんっすが、伊達と言えば、伊達政宗。 仙台っすよね。 2巻に 定禅寺ジャズフェスティバル の話が出てくるんっすが、これがなかなか、雰囲気がよさそう。 ジャズフェスティバルという名前なんっすが、ジャズ以外のジャンルも、何でもアリなんだそうで、残念ながら今年は中止になっちゃったみたいなんっすが、来年あたり、行ってみようかな? …と。 で、来年、無事に開催してくれないと困るので、 グッズ を買って支援するに、ヤブサカではないな…と。 ちょうど、Tシャツが欲しいと思っていたところだし。 ただこれ、デザインがちょっと微妙なような? “29.5” っすかぁ。 ま、29回目と30回目の狭間なので、そういう数字になるんでしょうが、どうせなら“37.5” のほうが、体温っぽくて、いいと思うんすけどね。 入口とかで、 「すいませーん、検温お願いしまーす。」 と言われたら、ニタッと笑って、Tシャツの胸を数字を指さして、「これ!」 お互いの手間が省けて、勝負も早くて、いいっすよね。 いや、37.5℃とか、入場を許可していいのか、お引き取り願うのか、判断がめっちゃ微妙なところだったりするんっすけど。

 で、高校生の大くん。 変なオッサンにジャズを習ったり、アルバイト先のガソリンスタンドの上司のオッサンと休みの日に釣りに行ったり、回想シーンでは、大くんの兄貴、特大くん (仮名) が、初給料で弟と妹にゴハンを奢ったり、好きなものを買ってくれたり。 学園祭で頭をモヒカンにして、サックス1本でコルトレーンの 「カウントダウン」 を吹きまくったり。 これ、聞かされるほうとしては、拷問以外の何物でもないような気がするんっすが、で、その後、音楽の先生が引くピアノと共演したり。 ここらあたりのストーリーは、実にいい感じだったりします。 じんわりと泣けます。 めっちゃヒューマンっす。 が、高校を卒業して、東京に出てから編のほうは、個人的にちょっと…。 だいたい、こいつ、簡単にサックスを吹けるようになり過ぎなんじゃね? …と。 高校を卒業したばかりなのに、生意気だぞ! …と。 ま、これは、やっかみ以外の何物でもなかったりするんっすが、僕は毎回、誰それのソロはつまらん。 …みたいなことを偉そうに言っておきながら、自分では楽器がまったく出来なかったりして、そのことが密かにコンプレックスになっていたりしますからね。 ま、確かに大くんはサックスが吹けるかも知れないけど。 カッコいいけど。 サックスが吹けると、めっちゃギャルにモテそうだけど。 でも、大くん、マンホールポンプの修理は出来ないよね? 大くんの大便が詰まっちゃったら、お手上げだよね? そんなところでしか、マウントを取れなかったりするんっすが、で、大くん以上に気にくわないのは、18歳の天才ピアニスト(らしい)、沢辺くんとやら。 こいつ、キメぇぇぇぇ…。 こんな18歳、おらへんやろ? そう、言いたくなってしまうんっすが、顔も、見た目も、髪型も、言動も、やることなすこと、すべてがウゼぇぇぇぇぇ…。 ま、今は若さに任せて調子に乗ってるんだけど、大人になったら挫折して、酒と薬に溺れて、破滅していく未来しか見えなかったりするので、生温かい目で見守ってあげようかと思うんっすが、ま、僕は大人っすからね。 マンホールポンプの修理だって、出来ちゃったりするし。 いや、機械のほうのトラブルだったりすると、お手上げなんっすが、電気系統の不具合なら、ま、なんとか。 サックスが吹けたり、ピアノが弾けたりするより、世間のお役に立つんだかんな。 舐めんなよ! …とまあ、そんなこんなで、途中で何となく読む気がなくなってしまって、完走出来ずに今日に至るんっすが、せっかくの機会なので、最後まで読んでみることにしようかな…と。

 うぉぉぉぉぉぉ! とろあえず10巻、完走しました。 中身のほうは、ま、ネタバレになっちゃうので、割愛するとして。 で、天才ピアニストの沢辺くんは、やっぱり…。 で、結論としては、ま、意外と面白かったったな…と。 で、それはそうと、 『BLUE GIANT SUPREME』 に続く♪ …って、マジかよ? やっとの思いで完走したと思ったら、実はただの折り返し地点だったとか? 止まるわけにはいかない宮本大は、単身ヨーロッパに渡る。 降り立ったのはドイツ・ミュンヘン。 伝手も知人もなく、ドイツ語も知らず、テナーサックスと強い志があるだけだ。「世界一のジャズプレーヤーになる…!!」 練習できる場を探すところから始まる挑戦。 …って、これはもう、ライン川の川原で練習するしか…。 いや、ミュンヘンにライン川が流れているのかどうか、よく知らないんっすけど。 それにしても、ニューヨークではなくて、ミュンヘンって、敢えてハズして来ましたな。 ドイツ、ま、悪くないとは思うんっすけど。 ソーセージとか、美味しそうだし。 アイスバインとかも食べてみたいし。 何年か前、横濱ジャズ・プロムナードに行ったら、赤レンガ倉庫のところでオクトーバー・フェストをやっていて、アイスバインを食べようと思ったら、売り切れだったんっすよね。 ああん、冷凍パイナップル、食べてみたかったのにぃ…。 もしかしたら、ぜんぜん違う食べ物だったりするのかも知れませんが、それはそうと、今年の 横濱ジャズ・プロムナード 、え、やるん? 9月の下旬に伊豆に遊びに行くという話、あれ、11月に延期することにしたので、行こうと思えば、行ける? あ、でも、今年は、ホールは生ライブ配信だけっぽい? ジャズクラブが中心? それだと、お一人様には、あまりにもハードルが高いっすなぁ…。 で、他のジャズ・フェスはというと、んーと、 ここ 参照。 うわぁ、 『津ぅのドまんなかジャズ』 とか、ダサっ! 激ダサっ! 津ぅに行くくらいなら、それの大きいバージョンの 『大津ジャズフェスティバル』 のほうが、よさげ? ちなみに、津ぅて、誰が来るねん? …と思って、ミュージシャンというところをクリックしてみたら、 これ 。 そのうちに更新されるのかも知れませんが、8月14日の時点では、はじめまして。昼間はバイク便のメッセンジャーとして働いていますが、俳優志望でもあります。これは僕のサイトです。ロサンゼルスに住み、ジャックという名前のかわいい犬を飼っています。好きなものはピニャコラーダ、そして通り雨に濡れること。 何じゃこりゃ? ピニャコラーダって、何や? で、通り雨に濡れて、風邪ひいてまえ! そう、思わずにはいられませんが、一方、津ぅの大きいバージョンの大津のほうはというと、 これ 。 おお、 サンライズビックリバンド♪ が、出るやん♪ いや、知らんけど。 そういえば、 クハナ・キッズ は再結成しないんっすかね? おお、0:49に、今は無き 「桑栄メイト」 がぁぁぁ! いや、閉館になっただけで、まだ建物は残っているんっすけど。 さっさとブチ壊せって! で、即座に新しいホテルを建てろって! で、1:44に、揖斐川の堤防がぁぁぁぁ! 木曽川、長良川、揖斐川。 木曽三川の中では揖斐川がいちばん地味なんっすが、長良川と合流した後は、何故か揖斐川の名前が残って、長良川は消滅しちゃうんっすよね。 揖斐川の支流扱いかよ! 恐らく、岐阜市あたりの住民はブチ切れていると思うし、揖斐川町の住民は申し訳なく思っているだろうし、で、名古屋人は恐らく、 これ なのではなかろうかと。 『八十亀ちゃんかんさつにっき』 、けっこう面白いので、オススメ♪ 2巻以降は、名古屋ネタが早くも枯渇気味で、個人的にはちょっとアレだったりするんっすが、で、 『BLUE GIANT』 、ストーリーがけっこう、ご都合主義な気もするんっすが、でもまあ、 『クハナ!』 よりはぜんぜんマシだし、それにしても、片腕マシンボーイ (敬称略) の感想・評価、うわぁぁぁぁ…。 で、とん (敬称略) の感想・評価も、何気にひどいっすな。 確かに、ウザい設定のキャラもいたりしたんっすが、片腕マシンボーイくんに比べれば…。 とまあそんなことで、 『青巨人』 も 『八十亀ちゃん』 も、どこにも遊びに行けないお盆休み期間中の時間潰しにはなると思うので、暇な人は是非、読んでね♪

 ということで、今日はマーカス・ベルグレイヴっす。 謎キャラっすよね。 で、それはそうと、お盆休みがぁぁぁぁ…。 もうすぐ、終わってしまうぅぅぅぅ…。 11日(火)だけが出勤日で、3連休の後、1日だけ働いて、今度は5連休♪ …の筈だったんっすが、12日 (水) と13日 (木) に、地味に仕事が入ってしまって、ただの2週連続の3連休といった感じに。 ま、それでも十分、嬉しいんっすけどね。 昨日(14日)は、めっちゃ土曜日の気分で、今日 (15日) は、めっちゃ日曜日の気分だったりするので、え? 明日、もう1日、休めるん? ラッキー♪ ま、その後が、ちょっとアレなんっすけどね。 とりあえず、盆休みが明けたら、何とかしよう…と思って、先延ばしにしてきた案件が、山のように待ち受けていて、ううぅぅぅぅ…。 で、馬場ふみかちゃん、新型コロナに感染しちゃってるやん! 『クハナ!』 にも、エロい “夜の街関連” の役で、出演してましたよね。 で、 これ にも。 ふみかちゃん超かわいい! 中西樹希ちゃん&中西陽菜ちゃんも、かわいい♪ 楽器も超うまいし、素人 (しろうと) 丸出しの棒読みの台詞が、たまらんっ♪ ぶっちゃけ、本編の映画よりも、こっちのほうが出来がよかったりするんっすが、演奏シーンでは今は無き桑栄メイトが背景でボケて写っていたりして、その意味でも貴重な映像っすよね。 ま、それはそうと、マーカス・ベルグレイヴ。 謎キャラっすよね。 この アルバムに脇役として参加していて、ググってみたらリーダー作も出しているようなので、ネタ用にと思って、買ってみました。  『ジェミニU』 っすか。 この “2” の部分がローマ数字なので、機種に依存せずに、ちゃんと表示されるのか、ちょっと心配なんっすが、 『ジェミニ2』 があるということは、『ジェミニ1』 もあるのか? …と思ったら、ありました。 ほれ 。 “1” ではなくて、無印なんっすが、うわぁ、ジャケットのセンス、悪ぅぅぅ…。 “2” のほうも、決して褒められたものではなくて、 「ジャケ買い」 ならぬ、「ジャケ買わない」 が発生する予感が半端ないんっすが、これ、よく見たら名前とジャケットが違うだけで、中身は “2” と、同じっぽい? どうやら、 『ジェミニ2』 が、この人の初リーダー作だったりするみたいなんっすが、えーと、 マーカス・ベルグレイヴ 。 あ、死んじゃってるやん! ニュースになるくらいには著名だったみたいなんっすが、面倒なので、経歴とかは各自で調べて貰うとして。 とまあそんなことで、では演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 1曲目、 「スペース・オデッセイ」 。 何かちょっと微妙っすよね、オデッセイ。 おでん + オットセイみたいで、あまりソソられるものがなかったりするんっすが、おでんって、そんなに好きではなかったりするし。 田楽 → でんがく → おでんがく → おでん。 そういう経緯でしたっけ? ちなみに、名古屋で 「おでん」 と言えば、味噌おでん。 サバ家では、味噌ではないほうの 「おでん」 は、関東煮とか言ってましたな。 で、オデッセイは 「叙事詩」 の意味でしたっけ? 叙情詩・叙事詩・叙景詩の違いが分からない? いや、分かるやろ、何となく。 日本では情緒纏綿たる叙情詩が人気で、スケールの大きな叙事詩は、あまりウケないような気がするんっすが、個人的にも、叙事詩よりは、女児と女子かな? …と。 女児子 (じょじし) ? で、この 「スペース・オデッセイ」 はというと、叙事詩の名に恥じないスケールの大きさが魅力的。 詳しくは、えーと、 ここ 参照。 スケールでかすぎるジャズ・ファンクです。 たぶん映画 『2001年宇宙の旅』 の影響なんだと思うけど、宇宙っぽいエフェクト音抜きにしてもカッコいい。 この “宇宙っぽいエフェクト音” とやらが、ぶっちゃけ、何じゃこりゃ? …と。 半端ない、色モノ感。 白いシャツと一緒に洗濯すると、めっちゃ色移りしそう。 「白いシャツと一緒には洗濯しない」 という選択しか、あり得なかったりするんっすが、脈動するベースラインの裏でビョンビョンいうのはドラムの名手ロイ・ブルックスが奏でるミュージカル・ソウ (ノコギリ) 。 あ、これはアレっすな。 横山ホットブラザーズの、 お前は、アホか〜♪ 長男の使っているのは、本物ののこぎりであって、演奏用のものではない。 え、そうなん? というか、演奏用のノコギリとか、あるん? …と思って調べてみたら、ありました。 ほれ 。 高っ! こりゃ、ホムセンに売ってる本物のノコギリで、ええわ。 そう、なりますよね。 さすが長男。 堅実っす。 で、これ、冒頭の部分だけ聞くと色モノなんっすが、それ以降は、わりと普通にいい感じのジャズ・ファンクだったりして、そのギャップの間隙に、感激する。 そんな仕掛けだったりします。 ファンキーじゃなくて、ファンク。 グルーヴィじゃなくて、グルーヴ。 ブルージーじゃなくて、ブルマ爺ぃ。 最後のはちょっと違う気もするんっすが、ストップ・タイムが効果的なテーマ部に続いて、ソロ先発はベルグレイヴのラッパ。 クリフォード・ブラウンより6つほど年下で、色々と学ぶことも多かったみたいなんっすが、18歳くらいの若手の新人なのかと思ったら、そうではないんっすな。 マーカス・バティスタ Belgrave (1936年6月12日〜2015年5月24日の) は、ペンシルベニア州チェスターで誕生して、デトロイトからのアメリカのジャズトランペット奏者でした。 ということは、マイルスより10歳くらい下で、リー・モーガンや、フレディ・ハバードや、ブッカー・リトルより2つくらい上。 ハード・バップとモード・ジャズの端境世代といった感じなんっすが、こんな漢字を書くんっすな、端境 (はざかい) って。 “はざ+かい” だとばかり思っていたんっすが、 “は+さかい” やったんか! で、ここでのソロも、割とオーソドックスなスタイルだったりして、確かにブラウニー直系かもしれないストレートな音色。 そういうアレだったりします。 が、ハード・バップよりは、ちょっぴり新しい感性も見受けられたりして、でもって、おしまい。 …と、思わせておいて、復活。 こういうところがファンクなんっすが、で、続いてはエレピだか、シンセだかっぽい人のソロ。 70年代っぽいっすよね。 で、その後、ベルグレイヴが再登場して、斉藤一 (さいとう・はじめ) っぽい感情の高ぶりを聞かせて、で、終盤はサックスとトロンボーンの人が絡んできて、グルーブな盛り上がりを見せて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 壮大なドラマを見ているような、そんな宇宙のオデッセイでありました。

 で、次。 「グルー・フィンガーズ」 。 翻訳ソフトでは 「接着剤指」 と訳されたんっすが、(パート1)と(パート2)、2つの部分に分かれている模様っす。 『塚本謙のFunk裏Recommend Disc』 では、超高速4ビートと書かれておりましたが、3管が絡む、ちょっぴり小難しいテーマに続いて、ウェンデル・ハリソンという人のテナー・ソロがフィーチャーされます。 かなり前衛風なブロウで、聞いてるほうの側からすれば、拷問に近いものがあったりするんっすが、力こそ、パワー。 そんな熱い思いは十分に伝わってきます。 で、テーマに戻って、おしまい。 2分26秒という、ほんのちょっとした小さなプチ小品でありましたが、で、続いて (パート2) 。 これはアレっす。 ベースラインだけで名曲確定状態なファンキィ・ナンバー。 バンドでカヴァーするのにもオススメな曲展開的にも良くできた曲です。 実にクリエイティヴなジャズ・ファンク。 そういうアレだったりする模様なんっすが、あ、確かにこれはアレっすな。 (パート2) っす。 同じ曲の別バージョンっす。 前衛ジャズ風から、ジャズ・ファンクへ。 このイメチェンが、めっちゃ成功していて、エエやん♪ ソロ先発はフィル・ラネリンのトロンボーン。 実にグルーヴだったりして、で、続いてベルグレイヴのトランペット。 この人の名前がいつまでたっても覚えられなくて、毎回、前に戻ってコピペしているんっすが、いい加減、語呂合わせでも何でもいいので、何とかしなければなりませんな。 前半のベルは、いいっすよね。 でんきはうすベル。 これで乗り切れます。 今、僕の部屋でフル稼働しているエアコン、これもこの店で買ったんっすよね。 ただの 「あなたの街の電気屋さん」 なのかと思っていたら、先日、この店の名前が書かれた建柱車 (けんちゅうしゃ) を見かけて、ちょっとビビりました。 建柱〜、俺の肩を、抱きしめてくれ♪ …とか歌いながら、電柱を建てる工事までやってるようで、手広く事業を展開しているんっすなぁ。 で、ここで買ったエアコンがフル稼働してくれてるからいいようなものの、先ほど、ちょっと外に出たら、半端なくクソ熱かったっす。 8月15日12時00分現在、三重県桑名市は37.6℃で、全国6位っすかぁ。 39℃を超えないと、今ひとつインパクトは弱いんっすが、冷静に考えると37.6℃って、検温でもアウトっすよね。 37.5℃なら、ぎりぎり見逃してくれるかも知れませんが、これはアウト。 お引き取り願うしかないんっすが、で、続いてエレピだかシンセだかの人のソロ。 70年代っぽいっすな。 僕は断然、ピアノは生派なんっすが、こういうファンク・チューンの場合、電化もありかな? …と。 電化してくれないと、でんきはうすベルも、商売あがったりだし。 とまあそんなことで、テーマに戻って、おしまい。 そういえば、リーダーの名前を語呂合わせでも何でもいいので、覚えようという話。 途中で終わってしまいましたが、ま、いっかぁ…と。

 で、次。 アルバム・タイトル曲の 「ジェミニ2」 。 これまた、ブラック・ファンクっぽい、 カッコいい仕上がり。 コンガがいい感じに効いているんっすが、そういえばジェミニって、どういう意味でしたっけ? 街の遊撃手 ? このキャッチフレーズ、いいっすよね。 遊撃手って、遊んでるんだか、攻撃してるんだか、今ひとつ判然としない “手” だったりするんっすが、無駄に名前がカッコいいっす。 “遊ゴシック” も “遊撃手ゴシック” という名前だったら、もうちょっと人気が出て、駆逐されずに済んだかも? ただの “遊ゴシック” だから、遊んでんじゃねーよ! そんな批判が出てきちゃうワケで。 で、ジェミニと言うのは、遊撃手とは関係ありませんでした。 よくよく考えたら、遊撃手はショートっすもんね。 ショートストップという言い方もあって、これも何か、めっちゃカッコいいんっすが、で、ジェミニ = ふたご座っすか。 いいっすなぁ。 ふたご座、さそり座、みずがめ座。 この辺りは語呂もよくって、イケてますよね。 僕なんか、うお座っすもんね。 サカナ臭っ! 英語にすれば、ちょっとはカッコよくなるのかも知れませんが、星占いの12星座を英語で言える? これだと、みずがめ座の Aquarius (アクエリアス) が、いいっすよね。 で、うお座は、 Pisces (パイシース) 。 何とも言えず微妙で、うーん…。 で、演奏のほうはというと、アレンジもしっかり練られているし、緩急の変化もスリリングだし、ベルなんとか君のラッパはよく歌っているし、エレキベースも効いてるし、ピアノと管楽器と打楽器が入り乱れる感じのパートは、めっちゃ盛り上がっているし、伊達にアルバム・タイトルに選ばれたワケではないな…と。 でもって、ちょっぴち唐突な感じで、おしまい。 で、次。 「マルシアズ・オパール」 。 どういう意味なのかと思ったら、 「マルシアのオパール」 。 基本、最小限の仕事しかしないスタイルなんっすよね、僕の使っている翻訳ソフト。 で、曲のほうはというと、軽快な感じ。 警戒すべき点はどこにもなくて、で、ソロ先発は、何とかという人のテナー・サックス。 ちょっぴり変態っぽいフレージングなんっすが、ま、許容範囲内かな…と。 で、続くベルグレイヴくんのソロは、あ、名前を自然に覚えてしまったんっすが、なかなかよく歌っているし、続くエレピのソロもグルーヴ感が半端ないし、最後はトロンボーンの人がブルージーに締めてくれて、でもって、複雑なテーマに戻って、おしまい。

 んなことで、ラストっす。 「オドムズ・ケイヴ」 。 個人的にはオドムのケイヴより、 ペッパー警部 のほうが好きなんっすが、よくよく考えたら、こいつ、 「これからいいところ」 な私たちを邪魔しているだけで、何の役にも立ってませんよね。 あ、もしかして、公序良俗に反するような、けしからん公開プレイに耽ろうとした2人を、全力で阻止しようとしたとか? それならまあ、職務上、仕方のないところでありますが、 謎めいた歌詞の世界観を解釈!恋の邪魔をするペッパー警部って何者?! なかなか本題に入らなくて、無駄に前振りが長くて、アレなんっすが、ビートルズの 「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」 に登場する 「ペパー軍曹(Sgt. Pepper)」 から取られた説。 たしかに軍曹は日本では馴染みのない肩書きです。 …って、そっかぁ? ケロロ軍曹とか、普通にメジャーじゃん。 で、続いて、 「ドクターペッパー」 から取った説。 ま、名前の由来は別にどっちでもいいとして、何故、ペッパー警部は、2人の恋の邪魔をするのか? その答えは、次のページ。 引っ張りますなぁ…。 これで、ネタにもならないような、大したことのない話だったりしたら、怒るで、しかし。 で、結局のところ、続きを読んでみても、何が言いたかったのか、さっぱり分からなかったりしたんっすが、で、警部ではないほうの、オドムのケイヴ = 洞窟。 ほの暗い感じが、いかにも洞穴っぽくて、雰囲気があるなぁ…と。 で、エレピのトーンが、ミステリアスであるなぁ…と。 続くベルグレイヴのソロもちょっぴり謎めいていて、続くトロンボーンが妖しさを醸し出して、でもって、トドメはエレベっすかぁ。 とことん、低音の魅力で迫って、でもって、テーマに戻って、今日のところは、おしまい。

【総合評価】 冒頭のノコギリのビヨンビヨンに惑わされてはいけません。 それを除けば、至極真っ当なブラック・ファンクで、クールで、イカして、イケてて、ファイアー♪


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