SOMETHING'S COMING (EAST WIND)

大 野 俊 三 (1975)

SOMETHING'S COMING ←click!!


【パーソネル】

大野俊三 (tp) REGGIE LUCAS (g) 菊地雅章 (org)
CEDRIC LAWSON (el-p,org,clavinet) DON PATE (el-b) ROY HAYNES (ds)
【収録曲】

(01-02) SOMETHING'S COMING / YOU DIG THAT?
(03-04) I REMEMBER THAT IT HAPPENED / BUT IT'S NOT SO
【解説】 ( 2020年11月22日更新 / 連載 1,420回 )

 3連休っすなぁ。 でも、そんなの関係ねぇ、そんなの関係ねぇ。 そういえば、豊中市で恐ろしい 「声かけ事案」 が発生したみたいっすな。 これ 。 うわぁ、ヤバ過ぎぃ…。 これ、被害に遭った女児は、間違いなくトラウトになっちゃいますよね。 トラウトって、それ、ただの鱒じゃね? そんな気がしないでもないんっすが、そんなサカナ臭いのではなくて、何かこう、もっと強力な哺乳類のコラボっぽい奴でしたっけ? トラウマ。 あ、そうそう、ソレっす。 虎と馬。 強そう & 足が速そう。 すばしっこそう & 強そうな、栗鼠と虎のコラボ、 「リストラ」 にも勝てそうなんっすが、その他、足が早いサカナ & 強そうな哺乳類。 そんな、異種交流っぽいコラボもありますよね。 サバトラ。 この “4トラ” に、個人的な趣好で順位を付けるとすると、

  サバトラ >>>>>>> トラウト > リストラ > トラウマ

こんな感じになるんっすが、サバトラの猫、可愛ぇぇぇぇぇぇ♪ サバトラに限らず、キジトラも茶トラも、可愛ぇぇぇぇぇぇ♪ ちなみに、サバ家には餌だけ貰いに来る半野良がいたりするんっすが、こいつはサバトラではなくて、茶トラ。 名前は、チャチャ。 あい・うぉな・だんす・どぅ・ゆー・らいく・チャチャチャ、あ・ばーじん気分、チャチャ♪ チャチャチャチャ♪ 茶色いっすよね、これがまた。 んーと、 茶トラ 。 確かに、ウチのチャチャも、デカくて甘えん坊だったりするんっすが、茶トラ柄のなかには、顔の下半分やお腹などに真っ白な毛色が入る猫もいます。このような毛柄は茶トラ白 (茶白) と呼ばれます。茶トラ柄と白い毛柄が半分ずつくらい入り、個体差はありますが、顔の上半分や背中、しっぽなどに茶トラ柄が残ることが多いようです。 あ、ウチのチャチャはこのタイプっすな。 腹は真っ白なので、性格も腹黒ではないと思われるんっすが、最近、ちょっとワガママになりつつあります。 コイツにはずっと、 「ね○元気」 という、安いカリカリを与えていたんっすが、ある日、在庫が切れてしまったんっすよね。 で、仕事が終わってから買って帰ることにしたんっすが、いつも 「○こ元気」 を調達しているミスタートンカチというホームセンターの営業時間が終了していたので、違うスーパーを覗いてみることにしました。 が、 「ねこ○気」 、売ってねぇ…。 高いカリカリしか置いてねぇ…。 仕方がないのでそれを買って、特例措置として与えてみたところ、喜んで食ってくれたので、何よりだったんっすが、それを機会に高いカリカリと安いカリカリを混ぜて与えることにしました。 まず、猫の餌用の皿に高いカリカリを入れて、その上から水増し要員として 「ねこ元○」 をザラザラと追加して、よくブレンドして、「ほれ、食えや!」 …と。 高いカリカリは、高いっすからね。 半野良に高いカリカリ100%というのは贅沢だと思うし、ちょっとアホっぽい猫なので、半分くらい安いカリカリ = 「ね○元気」 を混ぜても、バレないよな? …と。

 が、ある日のこと、その境遇を我が身に置き換えてみて、ちょっと方針を転換することにしました。 例えばの話、僕の大好きな 「豚の生姜焼き」 と、あまり好きではない 「切り干し大根を煮たの」 があったとして、それをごちゃ混ぜにして、 「豚の生姜切り干し大根を煮たの焼き」 みたいな謎料理として出されたら、どう思うか。 余計なこと、すな! そう、憤りを覚えるに違いありません。 僕は基本、出されたものはすべて食べる主義なので、 「切り干し大根を煮たの」 を出されてしまった以上、仕方が無いので、食べるしかないんっすが、まず最初に 「切り干し大根を煮たの」 を片付けておいて、それからじっくり、美味しい 「豚の生姜焼き」 を味わう…と。 そういう方針を取りたいところなんっすよね。 「切り干し大根を煮たの」 も食べるから、混ぜるなって! そう、思わずにはいられなくて、で、ちょっぴり反省して、高いカリカリと安いカリカリを、きっかり分けた状態で皿に盛って、出すことにしました。 結果…。 高いほうだけ食べて、安いほうは残すようになりました。 2倍くらいの価格差があるんっすが、そんなに違うものなんっすかね? どちらも同じようなカリカリにしか見えなかったりするんっすが、「ねこ○気」、そんなにアカンのか? 何が不満なんや? 「お前んち “いなば”(←さば君の本名) やろ? なら、ちゅ〜る、出せや!」 そんなふうに思っているのかも知れませんが、あんな高級なもの、そんなに頻繁には出せん! 「ねこ元気」 で、毎日、元気に過ごせてるだけで、有り難く思えや! 去勢した猫で、体重のケアが必要と思えるくらい無駄にデカく成長しちゃっているので、これをチョイスしているんっすが、 “5つ星のうち 4.2” って、評判も上々やんけ! サバトラ猫なら、安いサバ味のカリカリでも、文句を言わずに食べてくれそうなので、あまりワガママが過ぎるようなら、茶トラからサバトラへの乗り換えも検討しなければなりませんが、とまあそんなことで、“4トラ” の中では断然、サバトラがトップであるな…と。

 で、続いてがトラウトなんっすが、1位と2位の間には、断絶と言っていいほど、歴然とした差があります。 2番目にイケる…というより、下から3番目にマシというだけの話で、その下のリストラと、トラウマが、あまりにもアカン過ぎますからね。 会社をクビになったり、心的外傷を受けたりするよりはマシなんだけど、所詮は鱒じゃん。 …みたいな。 マシだけど、マス。 あまり大きな差はないっすよね。 僕はサケやマスが、そんなに好きではなかったりするので、「日替わり弁当」のおかずがサケマスだったりしたら、避けます。 特に弁当の鮭って、実は鱒である場合が大半だったりして、今ひとつなんっすよね。 ニジマスで 「サケ弁当」 OK 。 サケ弁当なのに、中身が虹鱒で、悔しさを滲ます二児の母、マス。 マスの気持ちも分からんことはないんっすが、消費者庁がOKを出している以上、どうすることも出来ません。 それよりもマスさんは、年寄り臭い名前を付けた自分の親を恨んだほうがいいんじゃね? そんな気がしないでもありません。 何でもいいけど 「滲ます」 という漢字は、虹鱒よりも、鰺に似てますよね。 似てます…と言えば、煮て鱒。 サケマスって、あまり煮て食べるイメージがなくて、基本、ナマか、焼かれるかの二択のような気がするんっすが、あ、 「揚げる」 という手もありますか。 基本的に魚介類の類いがあまり好きではない僕も、揚げてあればぜんぜんOKだったりして、サーモンフライとか、余計な皮さえ付いてなければ、最高♪ …なんっすが、皮は取れって! カワハギじゃなくても、皮は剥げって! もし、鮭の皮を剥がずに揚げようとしている人がいたら、追い剥ぎを雇って、皮を剥いで貰わなければなりませんが、余計な手間と、派遣費用を掛けさせやがって…。 で、 母から伝授 ★ 鱒 (ます) の煮付け 。 あるには、あるんっすな。 写真を見ても、まったくソソられるものがなかったりするんっすが、*mapless*さんの母も、余計なものを伝授してくれましたなぁ…。 森の木陰で、伝授ら、ホイ♪ …とか、歌いながら伝授したんっすかね? 元歌に関しては ここ 参照なんっすが、当方は三重県の北部の、桑名市ですので、それで (桑名貞子) さん・・・というわけではございませんが、うんぬん。 おお、めっちゃ地元民やん! 桑名民なら、伝授ら、ホイ♪ …も、やむを得ないな。 そんな気がしないでもないんっすが、あ、でも、よく考えたら、別にこの人が鱒 (ます) の煮付けを伝授したり、伝授されたりしたワケではないっすよね? やっぱ、許せん!

 とまあ、それはそうと、3連休。 金曜日に時季指定年次有給休暇を取って、遊びに行こうと思っていたんっすが、下請けで電気工事を請け負っている某現場の元請けの監督が、 「土曜日とか祝日とか、入って貰って構わないから!」 …と。 いや、別にいいっす。 そうまでして、働きたくないっす…。 が、諸般の事情により、構うとか、構わないとか言っていられなくなって、土曜日とか祝日とか入って貰わないと、この先の工程が、どうにもならん! そんな状況に追い詰められてしまって、あ、でも、「今度の土曜日 (11月21日) は、ちょっと家庭の都合で、休ませて貰うから。」 あ、どうぞどうぞ。 家庭は大切にしなければなりませんからね。 今度の土曜日と言わず、今今度も、今今今度の土曜日も、家庭のほうを優先していただければ…と。 「その変わり、その次の土曜日と日曜日に出て貰わないと、工事、終わらないから!」 エエぇぇぇ…。 マジっすかぁ? で、休みを取ろうと思っていた今週の金曜日の午前中は、しょうもない修繕工事の課内検査とやらが入っちゃったし、せめて午後は半休を取ろうと思ったら、代わりに現場を見て貰おうと当てにしていた松上くん (仮名) が、他の現場の修繕に行くことになっちゃったし、うーん…。 松上くん (仮名) の本名は、松竹梅、並びに上中下、どちらも1ランク下げることで察して貰うとして、で、土曜日は某・学校給食センターの配管漏れ修繕が入っちゃったし、4連休の予定が “単休” になってもうたやんけ! おまけに来週は、無休やんけ! 幸い、学校給食センターの配管漏れの修繕は昼過ぎに片付いたので、こうして原稿を書く余裕が出来たんっすが、来週は、無理っ! お休み、もしくは、小ネタで誤魔化す。 どちらかになるのは必至なので、予めお断りしておきますが、ま、遊びに行く計画のほうは、ここまで新型コロナウイルスの患者が増えるとは想定していなかったので、取りやめにして、結果オーライやったな…と。 で、年末年始の休暇は、東海地方以外には遊びに行くな! で、行くなら、車で行け! そんな通達が出されているんっすよね。 言いつけを無視して、こっそり電車で、和歌山あたりに行っちゃおうか? そんなふうに画策したりもしたんっすが、もしバレたらリストラ必至だろうし、めっちゃ叱られてトラウマになっちゃいそうだし、ま、家で茶トラの猫に安いカリカリでも食わせて、無駄な日々を過ごすかぁ…と。 せめて、4月にはどこかに遊びに行きたいところなんっすが、とりあえず、富山の氷見の宿を押さえるだけ、押さえておきました。 ここ 参照で、今年の4月にも行ったんっすが、富山湾越しの立山連峰が、今ひとつ鮮明ではなかったので、その雪辱を果たしたいな…と。 寿司が美味しかったので、また、食べたいな…と。 で、とりあえず押さえた宿というのが、 ここ なんっすけどね。 氷見のキトキト料理! お部屋の目の前は海! うぉぉぉぉぉぉ♪ いいっすよね、氷見。 『ねぇ、ぴよちゃん』 の、ひみこちゃん、けっこう好きだし。 氷見の公式キャラは、ひみこちゃんでいいんじゃね? そんな気がするんっすが、そういえば、猫の又吉はサバトラ柄だったりしますよね。

 で、氷見のキトキト料理! 色んなプランをチョイス出来るっすが、 ■ 板長おまかせ 特選コース ■ 我儘を叶える 【リクエスト会席】 その日限りの贅尽くし。 コイツを申し込んでみました。 板長おまかせ…って、僕と板長の趣好が合致しないと、悲惨な事になりかねないんっすが、我儘を叶える 【リクエスト会席】なので、大丈夫。

  ご希望の食材、お好きな魚料理をお伺いし、
  その日揚がった食材で板長が 【あなた好みの会席】 をご用意いたします♪

  例えば・・・ 「お腹いっぱいカニを食べたい!」 「寒ブリも氷見牛も食べたい」
  「のどぐろを刺身で」 「生魚を煮魚に変えたい」 など
  もちろん板長にお任せいただければ、
  その日“一番いいもの”を“最もおいしい調理法で”ご用意いたします♪

  ★備考欄、またはお電話にてお客様のリクエストをお申し付けくださいませ。


 ほぉ、こりゃ、いいっすなぁ。 とりあえず、カニはぜんぜん食べたくないし、生魚を煮魚に変えたい。 この要望、個人的には、まったく受け入れ難いモノだったりするんっすが、あくまでも “例えば” っすからね。 で、更に受け入れ難いのが、お電話にてお客様のリクエストをお申し付けくださいませ。 …という、この要望だったりするんっすが、極度のコミュ障である僕に、それを求めるのは、どう考えたって、無茶やろ? ウチのチャチャ(←茶トラの猫)でも、そんな無茶は言わんぞ! …と。 もし、このプランが電話リクエストのみだったら、きっぱりと切って捨てるところなんっすが、★備考欄、またはお電話にて。 備考欄でも、いいんっすな。 じゃ、我儘、ジャンジャン書かせて貰いまずぜ!

   (備考欄)

  氷見牛のステーキと、可能であれば、のどぐろ炙りの寿司を希望します。
  煮魚があまり好きではないので、お造りか焼き魚でお願いします。
  貝類は、あまり好きではありません。


板長って、職人気質で、気難しいイメージがありますよね。 高圧的な態度で気分を害して、こちらの要望を聞いてくれなくなったりすると困るので、出来る限り、腰の低い態度で臨んでみました。 ナニぃ? 「ちゅ〜る」 を食われろ、だぁ? 贅沢、言ってんじゃねぇ!  「ねこ元気」 でも、食ってろ! そんなことになっちゃったら、一大事。 氷見牛のステーキ。 これは恐らく、大丈夫でしょう。 氷見牛ステーキ付きのプランとか、あったりするし。 のどぐろ炙りの寿司。 これだけは、絶対に譲れないポイントだったりするんっすが、「のどぐろの塩焼き」 だと、普通の白身魚の塩焼きと、そんなに差はなかったりするし、 「のどぐろの寿司」 も、炙ってないバージョンだと、普通の白身魚の握りやな。 そんな感じだったりするんっすよね。 にぎり寿司は焼いたほうが美味い 。 特に、のどぐろの場合、これは、完全に同意せざるを得ません。 のどぐろ炙りの寿司、食わせろぉぉぉぉ! ただ、寿司と言うのは、特殊な技能が求められる世界っすからね。 あの 川俣軍司 でさえ、態度が悪い。 腕もたいしたことない。 そんな些細な理由で、寿司職人の面接に何度も落とされるという、半端なく厳しい世界。 果たしてこの旅館に専門の寿司職人がいるのか、ちょっと心配だったりするんっすが、でも大丈夫。 ここ、寿司プランみたいなコースもあったりするんっすよね。 寿司、いける。 のどぐろを刺身で。 そんなリクエストも大丈夫っぽい。 じゃ、のどぐろ炙りの寿司。 イケるっしょ? 後は、炙るだけっしょ? が、ここで高圧的な態度を見せてはいけません。 あくまでも、低い物腰で。 可能であれば。 この一文がポイントっすよね。 一見すると、ただ、へりくだっているだけに見えるかも知れませんが、実は、巧みに板長のプライドを刺激しているという。 何ぃ? 可能であれば…、だとぉ? のどぐろ炙りの寿司くらい、出来らぁっ! 板長の奮発に期待するしかありませんが、それ以前の問題として、来年の4月、安心して遊びに出掛けられるような状況になっているのが大前提なんっすけどね。 改めて、アマビエ、しっかりしろ! …と、叱咤激励しておいて、今日のところは、おしまい。

 ということで、今日は大野俊三っす。 どういうキャラなのか、寡聞にして、よく知らんのっすが、、 日本のジャズ・トランペット奏者 。 ここに名前があったので、とりあえずネタ用にアルバムを1枚仕入れてみることにしました。 で、 大野俊三 。 1949年3月22日生まれ。 おお、僕の誕生日と3日違いっすな。 だから、何? …と言われると、別に何でもないんっすが、で、お年のほうはというと、僕よりもかなり上。 今年で71歳っすかぁ。 爺ぃやん! 「時事放談」 に出れるやん! 爺ぃが好き勝手ぬかしやがる番組っすよね、あれ。 で、演奏に参加したジャズ・アルバムは2度グラミー賞を獲得したこともあり、自身が作曲した 『Musashi』 は2014年の International Songwriting Competition で最優秀賞 (Grand Prize) を日本人として初めて、またジャズ部門からのノミネートで初めて獲得した…と。 え、凄ぇじゃん! 園山俊二より1ランク下、川合俊一より2ランク下っぽい名前の俊三なのに、やるやん! で、今日はそんな俊三の 『サムシングス・カミング』 というアルバムを取り上げてみたいと思うんっすが、何か、フュージョンっぽいセンスのジャケットっすよね。 書くのが楽そうだから、いっかぁ。 …と、中身をまったく考慮せずに選んでしまったんっすが、日米で活躍するトランペッターの大野俊三が、渡米翌年に録音したエレクトリックなジャズ・アルバム。 70年代のマイルス・デイヴィス・グループで活躍したギターのレジー・ルーカス、キーボードのセドリック・ローソンが参加して、華麗なコンテンポラリー・サウンドを展開。 そういったアレみたいっす。 全部で4曲しか入っていないというのも、労力を最小限で済ますには効果的だと思うし、で、これ、菊地雅章が入っているんっすな。 スマイリーキクチ、きくちゆうきと並ぶ “世界3大・きくち” のひとりなんっすが、きくちゆうきって、誰? もう、忘れちゃった人もいるかも知れませんが、あの 『100日後に死ぬワニ』 の作者っすよね。 菊地雅章など、足元にも及ばない高い人気と実力を誇る、きくち界の絶対王者なんっすが、 『絵本版100にちごにしぬワニ 1にちめから30にちめまでの13にちかん』 。 こんなのも出していたんっすな。 1日目から30日目なのに、13日間しかなくて、100万回生きた猫がもう一度だけ生き返ってブン殴るレベルとか、金の亡者とか、2ページで一コマ、使い回し、最低とか、散々な言われようなんっすが、誹謗中傷に負けずに、頑張って、きくち! 笑って、きくち! そう、励ましてあげたい気持ちで一杯であります。 で、別段、励ましてあげたい気持ちにはならない菊地雅章クンのほうは、ここではオルガンを弾いてるみたいなんっすが、ま、名前くらいは知ってる人が入っていると、ちょっとだけ得した気にはなるな…と。 で、名前を知ってると言えば、ロイ・ヘインズが参加してたりするんっすが、ま、基本、脳天気にタイコを叩いているだけだと思われるので、大勢に影響はないな…と。 ま、そんなことで、では演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 まずは1曲目、アルバム・タイトルにもなっている 「サムシングス・カミング」 。 冒頭から電化バリバリなんっすが、俊三クンのラッパも、ちょっとエフェクトかかってる? テーマそのものはシンプルなもので、同じ旋律を繰り返しながら、次第にバリエーションを持たせつつ、フェイクしていくような感じなんっすが、で、そのまま奔放なアドリブ・ソロへと発展させていく…みたいな。 最終的には、かなりフリーな境地にまで到達するんっすが、チャラい見た目のフュージョン風なジャケットの印象と違って、かなり硬派でありますな。 で、続いて、変な音がするギターの、かなり崩した感じのソロが出て来て、かなり長時間に渡ってフィーチャーされることになって、それが次第に収束していって、テンポがうんとスローになって、第2部の幕開けみたいになって、で、宇宙人っぽいのが出て来て、ラッパと軽く絡んで、で、テンポが元に戻って、テーマに戻って、最後、かなり引っ張って、でもって、おしまい。 14分14秒に及ぶ、なかなかの大作でありましたが、最後まで飽きさせない対策はそれなりに取られていて、ま、悪くはなかったかな? …と。 で、次。 「ユー・ディグ・ザット?」  相変わらず電気クン、バリバリに頑張ってくれておりますな。 ボーッと聞いていると、まだ前の曲が続いてる? …と思ってしまう、似たような展開のアレだったりするんっすが、その後、ロイ・ヘインズのドラム・ソロが大きくフィーチャーされて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 全般の雰囲気としては、おちゃらけてない近藤等則? そんな感じがしないでもなくて、それにしても、アレっすな。 特に書くことがないっすな。 このままでは、今日の後半は、あっという間に終わってしまうに違いないので、今のうちから何らかの対策を頭に入れておかねばなりませんが、あっさり終わったら終わったで、ま、いっかぁ。 そんな気がしないでもなくて、で、次。 「アイ・リメンバー・ザット・イット・ハップンド」 。 冒頭から、オルガンの音色が、荘厳っす。 で、そこに俊三クンのラッパが被さってくるんっすが、ゆったりとしたテンポであるにも関わらず、これはもう、勝負の世界。 インタープレイの極致。 そんな気がしないでもないんっすが、基本、平坦な絡みに終始しているように思えなくもなくて、で、そうこうしているうちに、おしまい。

 んなことで、あっという間にラストっす。 「バット・イッツ・ノット・ソー」 「罵倒、胃痛、能登、爽」 。 漢字で書くとこんな感じなんっすが、前半と後半で、ガラッと印象が変わりますよね。 ターニング・ポイントは 「能登」 なんっすが、石川さゆりもいい加減、紅白歌合戦の 「津軽海峡・冬景色」 と 「天城越え」 のヘビーローテをやめて、たまには 「能登半島」 を歌えばいいのに…と。 何なら、僕が代わりに歌ってあげてもいいんっすが、 ここ にカラオケの映像もあるし。 AVみたいな映像よりこういう映像のがいいね。 そんな松本健介クンのコメントがあるんっすが、冒頭が合掌造り集落なのは、どうよ? …と。 これ、石川県じゃなくて、富山県、もしくは飛騨地方じゃね? そんな気がするんっすが、歌詞と映像が、ぜんぜんマッチしてねぇ…。 途中からようやく、能登半島の棚田っぽいのが出てきたりするんっすが、2番の歌詞の背景は、金沢っすよね。 能登じゃ無くて、加賀じゃん…。 能登麻美子を期待していたのに、出て来たのが加賀まりこだったりしたら、詐欺もいいところなんっすが、いや、 若い頃 、めっちゃ可愛いやん! これなら加賀も、ぜんぜんアリだと思うので、金沢の映像をジャンジャン使って貰ってOKなんっすが、で、続いては 「おわら風の盆」 っすかぁ。 この人、北陸地方は、みんな能登半島だと思ってませんかね? そのうち、東尋坊も出てくるんじゃね? …とか思っていたら、さすがにそれはなかったので、福井・イズ・ノット・能登半島。 そんな認識は持ち合わせているみたいなんっすけど。 で、これならまだ、AVみたいな映像のほうが、よかったんじゃね? そんな気がしないでもないんっすが、 「氷雨 (カラオケ) 日野美歌」 。 これは歌詞と映像が、見事にシンクロしていますな。 居酒屋 宮(ぐぅー)。 居酒屋 宮(みや) でないところに、半端ない拘りを感じるんっすが、おねえさんが自棄酒を飲んでいるのは、居酒屋というより、場末のスナックだと思うんっすけど。 ソシアルスナックしじみ とか、恐らく、こんな雰囲気だったりするんでしょうな。 ここ、自前で桑名水郷花火大会に協賛していたりして、侮れなかったりするんっすけど。 で、演奏のほうはというと、ブラック・ファンクっぽくて、悪くないっすな。 都会の哀愁のようなものが感じられて、ばいばい、哀愁でいと♪ カラオケ映像、ありましたぜ。 ほれ 。 何やこの、実写とみまごうばかりのCG? ノリノリやんけ! おお、バク転まで決めやがった。 キレキレやん! で、話を戻すと、テーマらしきものが吹奏された後、ラッパのソロがフィーチャーされることになるんっすが、バックの面子に触発されて、次第にテンションが高まっていくところが、とってもインタープレイで、で、続いて、変態っぽいギターだか、エレキっぽい鍵盤楽器だかのソロがフィーチャーされて、華麗なコンテンポラリー・サウンドが展開されて、とまあそんなこんなで、テーマに戻って、で、今日のところは、以上っす。

【総合評価】 日本人のジャズって、何だか論評が難しい、独自の進化を遂げているような気がしますな。 全般的には、電化マイルス? …という雰囲気なんっすが、単なるエピゴーネンではないし、何でもいいけどエピゴーネンって、何だか海老がごねてるみたいで、ちょっと可愛いっすよね。 ちなみに今夜のおかずはスーパーで買ってきた冷凍の 「イカと野菜の黒酢炒め」 だったりするんっすが、とりあえず、論評の難しい作品であったなぁ…と。 そんな1枚でありました。


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