( 前回 までの粗筋 ) 唐招提寺を散策した。 ということで、続いてはランチタイムっす。 ここ を押さえました。 ホテルアジール奈良 の中にある和食のレストランなんっすが、 アジールって何か、めっちゃアジる鯵 (アジ) がいそうで、ちょっと嫌っすよね。 アジる鯵 (アジ) いる、アジール奈良、ほーい♪ …みたいな。 あ、ちなみに 「アジる」 というのは、煽動するといった意味なんっすが、船頭を煽動する千堂あきほ、ほーい♪ …みたいな。 が、でも大丈夫。 「アジール」 とは、ギリシャ語で “癒し・聖域” の意 なんだそうで、 アジテーションとは関係ないので、アジられる心配はなさそうなんっすが、場所的にはJR奈良駅と近鉄奈良駅の中間くらい。 西ノ京駅から近鉄奈良駅に行くには、大和西大寺で乗り換えなければならないので面倒なんっすが、バスなら1本で行くことが出来て、とっても便利。 しかも、JR奈良駅と近鉄奈良駅の中間くらいに油坂船橋商店街前というバス停があって、そこに 「油坂46」 という油っぽい ご当地アイドルがいるわけではないんっすが、そこからなら、アジール奈良まで、歩いて1分。 これはもう、バスに乗るしかありません。 ただ、唐招提寺という唐招提寺のすぐ前にあるバス停からは、近鉄奈良駅行きのバスが出てなくて、唐招提寺から地味にちょっと遠い唐招提寺東口というバス停まで歩かなければならないんっすが、で、今回、予約の時間まで少し余裕があったので、油坂船橋商店街前では降りずに、近鉄奈良駅まで行って、コインロッカーに荷物を預けて、そこから歩いてアジール奈良まで行くことにしました。 5分くらいなので、まったく気になる距離ではないんっすが、ちょっと強めの雨が降り始めて、うーん…。 ま、事前の予報では金曜日も土曜日も、朝から夜まで、ずーっと雨っ! …だったのが、午前中はドン曇りに改善してくれたので、それだけでもヨシとしなければなりません。 で、到着〜。 ランチメニューは ここ 参照。 魚貝類の類いがあまり好きではないサバくん (←なら、そんな名前を名乗るな) としては、 「かがりやの海鮮御膳」 というのは、名前からして、パス。 中身を見ると刺身と天麩羅っぽいので、ぜんぜん大丈夫なんっすが、写真を見ると、海老の頭がぁぁぁ…。 海老は身の部分が天麩羅だったり、フライだったりで揚げられている分にはぜんぜん問題なくて、むしろ好物だったりするんっすが、頭がぁぁぁぁぁ…、殻がぁぁぁぁぁ…、ヒゲがぁぁぁぁぁ…、脚がぁぁぁぁぁぁ…。 頭と、殻と、ヒゲと、脚は即座に除去して打ち捨てなければならんのっすが、指がベタベタして、うざこらしいし、場合によっては頭と胴体の継ぎ目部分から、味噌がドローッと垂れてきたりして、うわぁぁぁぁぁ…。 海老味噌とか、カニ味噌とか、嫌いなんじゃぁぁぁぁ!
ということで、 「からだにやさしいお昼ごはん」 。 これも、名前からして、パス。 “からだにやさしい” の 「やさしい」 って、 「やさい」 と、ほぼ同義っすよね? 野菜、嫌いなんじゃぁぁぁぁ! 優しくすると、つけ上がって、調子に乗るのは目に見えているし、昼間っから、ビシビシと厳しく躾けるのが大切だと思うんっすが、で、 「大和牛ひつまぶし御膳」 。 おお、これは美味そう♪ で、めっちゃボリュームもありそうなんっすが、この日の宿の夕食のメインは “和牛の炭火焼き” だったりするし、ここは自重して、あっさり路線にしたほうがいいような? ということで、 「季節の海の幸、里の幸」 串揚げコース 。 これに決めました。 どこが、あっさりなんや? そんな気がしないでもないんっすが、油坂なら、やっぱ、油物やろ? そんな “韻踏みの思考” が、理性を上回りました。 ということで、
まずは (写真・いちばん上) 、 五重塔 。 うぉぉぉぉぉぉぉ! 薬師寺の東塔もよかったんっすが、こっちも、いいっ♪ で、(写真・上から2枚目) の 東金堂 。 中を見学するには300円かかります。 国宝館は700円。 セット券なら900円なので、100円お得。 で、例の奈良交通の1日乗車券に付いてくる特典クーポンを見せて、 「これ、使えますか?」 と聞いてみたところ、 「使えます。」 という返事。 ただ、共通券を買うよりも別々にクーポンを使ったほうが得なので、そうしてくれと言われました。 クーポンを使うと団体料金が適用されるので、国宝館が600円、東金堂が250円。 確かに共通券を買うより、50円お得♪ で、東金堂の中には立派な仏像がたくさん鎮座したり、鎮立したりしてたんっすが、写真を撮れないので、ネタにしにくくて、詳しくは割愛。 で、(写真・ちょうど真ん中) 、 中金堂 。 金堂が2つあるのって、ちょっと珍しいっすよね。 が、この真ん中のほうは、平成30年に再建落慶を迎えて復元されたパチモンなので、新し過ぎて、綺麗すぎて、有り難みが無胃ので、今回はパス。 んなところより、 国宝館 っしょ、やっぱ。 建物そのものは創建当時の食堂の外見を復元したパチモンなんっすが、ここの勝負は中身っしょ? 今回、奈良でいちばん楽しみにしていたのが “生 (なま) 阿修羅像” だったんっすが、いよいよ本物を目の当たりにすることが出来ます。 あっしゅら♪ あっしゅら♪ ウキウキしながら、窓口で券を買おうとしたら、係のお姉さんに何か言われて、え? え? どうやら、手指の消毒をしろ。 そんな指令だったみたいなんっすが、アルコールのやつをシュッシュして、じゃ、今度こそ、入場券を…と思ったら、また係のお姉さんに何か言われて、え? え? どうやら、体温も測れ。 そんな指令だったみたいで、ま、当然の措置ではあるんっすが、何だか気勢をそがれてしまって、 例の奈良交通の1日乗車券に付いてくる特典クーポンも、別にいっかぁ…と。 結果、250+700 = 950円の出費を強いられて、共通券を買うより50円も損をしてしまいました。 ま、中身のほうは、それを忘れさせてくれるような素晴らしい物だったんっすけど。 あっしゅら、やっぱ、凄ぇぇぇぇぇ!
で、 (写真・下から2番目) は、 南円堂 。 こういう中華っぽい建物は、あまり好きではないし、雨はザバザバ降ってくるしで、ちょっとアレなんっすが、 (写真・いちばん下) 。 この南円堂の前のところから見る東金堂と五重塔の並びは、完璧な構図でありますな。
で、次。 (写真・いちばん上) と (上から2枚目) は、鹿タン♪ まったく動かずに、じっとしているので、最初、子供が上に乗って遊ぶ作り物? …とか思ってしまいました。 香箱座りをする鹿タン、可愛ぇぇ♪ 南円堂も、このアングルからだと、悪くないっすな。 で、五重塔は言わずもがな。 これぞ 「ザ・奈良」 といった写真でありますが、で、 (写真・ちょうど真ん中) と (下から2番目) は、 北円堂 。 南円堂と同じような形状なんっすが、色合いが中華っぽくなくて、落ち着いていて、いい感じ。 日本に現存する八角円堂のうち、最も美しいと賞賛される、うんぬん。 そんな記載が見られるんっすが、それはどうなんっすかね? 似たようなのに法隆寺の 夢殿 があって、そっちのほうが遙かに歴史は古いんっすが、古いだけあって、造形がシンプル過ぎる。 そういう判定なんっすかね? ただ、この北円堂、春と秋の特別公開以外は、中に入れないだけでなく、近くにも寄れなかったりするんっすが、ヨーレナイー♪ ヨーデルを歌わずにはいられない、もどかしさを感じてしまいますが、で、 (写真・いちばん下) 。 興福寺の五重塔はあまりにも有名なんっすが、実は 三重塔 もあります。 が、めっちゃ地味。 薬師寺の西塔は、何の歴史もない再建のパチモンなんっすが、姿形や大きさは東塔と同等で、抜群の存在感を誇っております。 むしろ、新しくて色鮮やかなので、こっちのほうが本物なんじゃね? …と、思ってしまうほど。 が、興福寺の三重塔は、五重塔に比べると、単純比で60%だし、 南円堂の南の、ぜんぜん目立たない陰気なエリアに建っているし、恐らく、国宝や重要文化財に指定された全国の五重塔や三重塔の中で、最も存在感が希薄なのではなかろうかと。 興福寺で最も古い貴重な建造物なのに…。 ま、世の中には、「この三重塔のほうがイケるんじゃね?」 とか言い出す “逆張り民” が、12~16%くらいの割合で存在していると思われるので、気を落とさずに頑張って欲しいところでありますが、んなことで、雨の興福寺は、おしまい。 この奈良シリーズも、よくやく折り返し地点が見えてきたような気がしないでもなくて、んなことで、また次回☆
んなことで、今日はジェームス・スポールディングっす。 このところ、書いている本人もよく分からない、謎のレア・キャラが続いたんっすが、久しぶりの大物でありますな。 大物と言っても、さほど大きくはなく、中堅のそこそこ。 そんな立ち位置だったりするんっすが、知名度だけは抜群っすよね。 やはり、60年代のブルーノートの新主流派っぽいアルバムの数多くにサイドマンとして名を連ねた実績は大きいんっすが、ただ、人気はありません。 一聴してソレと分かる独特のスタイルは、個性を重んじるジャズの世界では大きな武器になる筈なんっすが、いかんせん、上滑りしていて、哀感に欠けていて、日本人のウケは最悪レベル。 で、ジェームス・スポールディングという名前もアカンっすよね。 いや、名前そのものは素晴らしいんっすが、ジェームス・ディーンがスポーティになったっぽいイメージを持たせておいて、その実態が これ っすからね。 名前と実態のギャップに、萌え…ではなく、萎えてしまうのは必然でありまして、最初からスポーツ刈りのジェームス三木みたいなのを連想していれば、ここまで落胆することもなかったんでしょうけど。 で、サイドマンとしてはよく耳にするものの、リーダー作となると、とんと思いつかないジェー・スポくん。 探してみたら 『ザ・スマイル・オブ・ザ・スネーク』 というアルバムがあったので、今日はそれを取り上げてみようかと。 逃げ出したアミメニシキヘビが無事に見つかった記念っぽいジャケットが、ちょっと、いいな♪ そんな気がする1996年の作品なんっすが、1937年生まれで、初リーダー作を出したのが 1976年。 そこから更に20年が経過した、通算6枚目くらいのリーダー作。 当時59歳くらいということになりますか。 還暦間近。 ま、若い頃から、あのルックスなので、見た目的にはそんなに劣化してないものと思われますが、ジャケットに自分の写真を使わずに、蛇。 賢明だったと思います。 アルト以外にフルートやバス・フルートも吹いているみたいで、アルト編という くくりで取り上げるのは、ちょっとどうか? そんな気がしないでもないんっすが、ま、いっかぁ…と。 どうせ、誰も興味ないだろうし。 シンプルなワンホーン・カルテットで、ピアノはリチャード・ワイアンズ。 悪くないっすな。 ベースとドラムスは、寡聞にしてよく知らん人だったりするんっすが、誰も興味ないだろうし、ま、いっかぁ…と。 んなことで、じゃ、演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。
まずは1曲目、 「サード・アベニュー」 。 作曲者としてクリフォード・ジョーダンの名前がクレジットされているんっすが、 “アントニオ猪木” 顔のテナー奏者 っすよね。 猪木、かなりヤバそうなんっすが、昨日の東京オリンピックの開会式に出て来た長嶋茂雄も、かなりヤバかったっすな。 で、東京オリンピックの開会式と言えば、海老蔵のところに、上原ひろみが出てましたよね。 おおっ♪ …と思ってしまったんっすが、世間での評価は、今ひとつだった模様。 アレがきっかけでジャズに興味を持つ人が増えて、 “jazz giant” という名前に騙されて、うちのサイトに来る人が増えるのを期待したいんっすが、無理っぽい? で、曲のほうはアレっす。 明るく正しいハードバップ系。 ジェー・スポくんがアルトで伸びやかにテーマを歌い上げた後、そのままソロ・パートに入り、続いてピアノのソロがフィーチャーされて、で、テーマに戻って、おしまい。 ま、ワンホーン・カルテットだと、基本、そういう流れになっちゃいますよね。 書くことがねぇ…。 スポールディングのソロは相変わらず上滑っているんっすが、ダダ滑りという程ではないし、東京オリンピックの開会式の変なコントのパートよりは、ぜんぜんイケてるな…と。 いや、 ピクトグラムのやつは、下らなすぎて、ちょっと面白かったんっすが、テレビクルーのやつがアレでしたよね。 個人のほ→むぺ→じで、独りよがりな、無駄に長いクソ駄文を読まされている感じで、いたたまれません。 で、ワイアンズのピアノは適度にスインギーで、ブルージーで、知的で、素敵♪ 上原ひろみも、こんな感じでオーソドックスに弾けば、もうちょっと評価されただろうに…。 ま、海老蔵と絡んだ時点で、海老味噌が嫌いな僕にはアレだったりするんっすが、で、アルバムの出だしとしては、まずまずだったな…と。
で、次。 「セレニティ」 。 作曲者として Rodgers Grant という名前がクレジットされているんっすが、誰? …と思って調べて見たら、American jazz pianist, composer, and lyricist なんだそうで。 リリシストというのは作詞家なんでしょうが、リリカルなバラードに仕上がっていて、コンポーザーとしての才能は、なかなかであるな…と。 これならコンポストとしても、うまく生ゴミを処理出来そうなんっすが、ここでの聞き物はスポールディングが吹くバス・フルートでありましょう。 深くて重いトーンが、たまらんっ♪ あの顔でこれを吹いているのかと思うと、ギャップ萎えなんっすが、ジャズは顔ではないな! …と。 続いて出てくるワイアンズのピアノもリリカルの際みで、「魔法少女リリカルなのは」も、真っ青。 金正男 (きん・まさお) も、まっさお。 で、テーマに戻って、おしまい。 で、次。 アルバム・タイトル曲の 「ザ・スマイル・オブ・ザ・スネーク」 。 自作なのかと思ったら、そうではなく、 Donald Brown という名前がクレジットされております。 誰? …と思って調べて見たら、 American jazz pianist and producer なんだそうで。 いかにもスネイクらしい、ちょっとニョロニョロした感じのブルース調のナンバーで、ほの暗いダークな雰囲気は、 ダーク広和 を彷彿させます。 デビュー時の芸名は 「ダークひろみ」 っすか。 上原ひろみもフリーっぽいジャズ・ピアノなんかじゃなく、手品でも披露すれば、もうちょっと評価されただろうに…。 フリーっぽいと言えば、ここでのスポくんのアルト・ソロは、かなり自由だったりするんっすが、自由を履き違えて、温泉で間違えて人のパンツを履いていく感じではないので、ま、いっかぁ…と。 で、けっこう攻めてるピアノのソロがあって、ちょっとミステリアスなテーマに戻って、おしまい。
で、次。 「レノラ」 。 リチャード・ワイアンズのオリジナルっす。 ボサノヴァっぽいリズムに乗った、いかにも日本人ウケしそうな佳曲でありまして、スポくんはバスではない普通のフルートを吹いておりますな。 アルトでは上ずるのに、フルートだと上ずらないので、これで日本人から再評価されるようになると嬉しいんっすが、何やかんやで、個人的には好きなんっすよね、スポくん。 アスパラとかオクラが串揚げのコロモから、スポっと抜けるのはアレなんっすけど。 途中、作曲者の洒脱なピアノ・ソロを挟んで、テーマに戻って、おしまい。 いやあ、よかったっす。 で、次。 「トゥナイト・オンリー」 。 Ron McClure という人が作った曲で、テーマからして上ずった感じのスポくんアルトを堪能出来るな…っと。 で、その後、ピアノのソロがフィーチャーされるな…っと。 で、続いて、ベースのピチカート・ソロが出てくるところが、今までにない新機軸だったりするんっすが、んーと、ロン・マクルーア? 寡聞にしてよく知らんのっすが、なかなかに骨太で、悪くなかったな…っと。
で、次。 「プレモニション」 。 Geoffrey Keezer という人が作ったみたいなんっすが、American jazz pianist なんだそうで。 ワイアンズを含めて、アメリカンなピアニストのオリジナルを取り上げる。 そういう趣向なのかも知れませんが、出来のほうは、まあまあ。 スポくんはバス・フルートを吹いておりますが、これも、まあまあ。 全部で10曲もあるので、そろそろダレて来ちゃう頃なんっすが、あ、でも、ここでのワイアンズのソロは絶品でありますな。 ワイくん、ワイアンズ、好きなんっすよね。 あんずも、好き♪ で、その後、ベースのピチカート・ソロが登場します。 あ、ちょっと褒めたら、調子に乗っちゃいましたな。 ま、アルコではないので、ぜんぜん許せるんっすけど。 中国・上海からの観光客 許さん は、 「許さん」 と言うかも知れませんが、東京オリンピックの開会式のバッハ会長の演説みたいに13分もやるワケではないので、大目に見てあげればいいのにぃ。 …とか言ってるうちに、テーマに戻って、おしまい。
で、次。 残り4曲っす。 頑張りましょう。 で、えーと、 「イエス・イット・イズ」 。 ワイアンズ作の軽快なナンバーなんっすが、この人、コンポーザーとしても、いい仕事をしますよね。 この調子なら、美味しい桃のコンポートとかも作ってくれそうなんっすが、スポくんはアルト。 で、テーマの後、すぐワイアンズのピアノ・ソロが出てくるところがいいっすよね。 たまには順序を入れ替えて、気分転換しないと。 で、もしかして、また調子に乗って、ベースのソロが出てくるんじゃ? …とか思っていたたら、マジで出て来たんっすが、最早、ピチカートだからと言って、大目には見れないレベル。 仏の顔も三度まで。 が、その後、 p→ds→as→ds の4バースという、今までにないパターンを持って来たので、ま、いっかぁ…と。 とまあそんなことで、テーマに戻って、おしまい。 で、次。 「パンチート」 。 5曲目にも出て来た Ron McClure の作品なんっすが、この人の素性に関しては、調べてなかったっすよね? んーと、 jazz bassist っすか。 あ、嫌な予感が。 ベーシストの書いた曲だから、当然、僕の出番はあるよね? …とか言って、出しゃばってくる可能性が極めて高いと言わねばなりませんが、冒頭からいきなり、かなりヤル気が感じられたり。 とりあえす、スポールディングがバスではない普通のフルートで、ピアノと絡む感じでテーマを吹いて、で、そのままソロへと流れていって、その後、ピアノが出て来て、でもって、テーマに戻って、おしまい。 おお、よかった♪ なかった♪
で、次。 「ラブ・イズ・ノット・ア・ドリーム」 。 「愛、それは夢ではない」 っすか。 愛と言えば、卓球の福原愛なんっすが、すっかり評判が悪くなっちゃいましたな。 ま、僕は石川佳純、もしくは平野早矢香派なので、どうでもいいんっすけど。 で、これ、作者として Idrees Sulieman, Kathe Laursen の名前が書かれておりますな。 ラッパ吹き+謎の人物っすよね。 で、曲のほうはタイトルからも分かるように、ロマンチックなバラードとなっていて、スポくんのアルトが全面的にフィーチャーされております。 ま、いいんじゃね? そんな気がします。 で、ラスト。 「ハヴァナ・デイズ」 。 キューバの曲っすかね? が、急場しのぎというワケではなく、普通にキューカンバーな仕上がり。 ラテンなテイストと、キュウリの風味がうまくマッチしていて、よかったな♪ …と。 んなことで、今日のところは、以上っす。
【総合評価】 全部で10曲もあるし、ワンホーンだし、単調になっちゃうんじゃね? そう、丹頂鶴が心配しておりましたが、杞憂でした。 持ち楽器が3つあるというのは大きいっすな。 最後まで飽きずに乗り切ることが出来ました。 マイナーなジャズ・ミュージシャン(お仲間?) のオリジナルを中心とした選曲もいいし、リチャード・ワイアンズのピアノもイケてるし、常に脇役に甘んじてきたスポールディングくん、還暦直前の晴舞台に、感激♪