ZT'S BLUES (BLUE NOTE)

STANLEY TURRENTINE (1961/9/13)

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【パーソネル】

STANLEY TURRENTINE (ts) GRANT GREEN (g)
TOMMY FLANAGAN (p) PAUL CHAMBERS (b) ART TAYLOR (ds)
【収録曲】

(01-04) Z.T.'S BLUES / MORE THAN YOU KNOW / THE LAMP IS LOW
(05-07) THE WAY YOU LOOK TONIGHT / FOR HEAVEN'S SAKE / I WISH I KNEW / BE MY LOVE
【解説】 ( 2022年03月20日更新 / 連載 1,483回 )

 うわぁぁぁぁぁぁ! 止まったぁぁぁぁぁぁ! 途中で死んだぁぁぁぁぁ! 嫌ぁぁぁぁぁぁぁ! 定番の ホイットニー・ヒューストン を取り入れてみましたが、何が死んだぁぁぁ、嫌ぁぁぁぁ! …なのかというと、ホイットニー・ヒューストンではなく、いや、ホイットニー・ヒューストンも死んでしまって嫌だったんっすが、 パソコンでテレビを見る装置 。 僕は普段、ほとんどテレビを見ないので、自分の部屋にあったテレビがぶっ壊れて映らなくなった時点で放棄して、買い換えずに現在に至っているんっすが、たまに見たい番組があったりすると困るので、買ったんっすよね、これ。 付属のロッドアンテナではお話にならないんっすが、外部アンテナを繋げてやると普通に映って、おお、いけるじゃん! わざわざクソ高いテレビを買わなくても、これで十分じゃん! が、たまに映らなくなっちゃうんっすよね。 しかも肝心な時に。 天候が悪い、もしくは電波が弱い、あるいは、何かアカン。 そんなメッセージが出て、受信しなくなっちゃいます。 北京オリンピックのスキージャンプ・男子ノーマルヒルの決勝を見ている時もそうでした。 1本目で小林陵侑がトップに立って、うぉぉぉぉぉぉぉぉ! で、2本目。 気分がめっちゃ盛り上がってきたところで、プツン…と。 うわぁぁぁぁぁぁ! 止まったぁぁぁぁぁぁ! 途中で死んだぁぁぁぁぁ! 嫌ぁぁぁぁぁぁぁ! 天候はそんなに悪くないので、何かがアカンくて電波が弱くなっているものと思われるんっすが、本体が悪いのか、パソコンが悪いのか、アンテナが悪いのか、ケーブルが悪いのか。 こうなるともう、対処のしようがありません。 USBを差し直しても駄目、アンテナ線を抜き差ししても駄目、パソコンを再起動しても駄目、叩いても駄目、どついても駄目、なだめても駄目、フーッと息を吹きかけても駄目、ドライヤーで乾かしてみても駄目。 いや、アンパンマンみたいに、顔が濡れて力が出ないワケではないので、乾かしても駄目だとは思ったんっすが、物は試しに駄目元でやってみたら、やっぱり駄目でした。 駄目じゃん!

 で、そのまま、お亡くなりになって頂ければ、諦めてテレビを買おうかという気にもなるんっすが、次の日になると、何事もなかったかのように復帰するんっすよね。 昨日のアレは、ただの気まぐれやったんやな…と。 で、先週の日曜日。 日曜日の夜と言えば、 『日曜劇場 。 いや、いつもは見ていないんっすが、先週だけは特別。 『DCU』 、ナガシマ・スペシャルだぁぁぁぁぁぁ♪ あまり詳しくは知らないんっすが、何か、潜るドラマらしいっすな。 モグラ、モグリ、潜る、モーグル、もぐもぐタイム。 スキーのモーグルは4年に一度、冬のオリンピックで何となく思い出すし、「もぐもぐタイム」 は4年に一度、冬のオリンピックのカーリングで話題に上るし、 “もぐ” 繋がりで、潜るドラマをやろう! そんな意図があったのかどうか定かではありませんが、ま、モグラとか、モグリよりは面白そうかな? …と。 笑える国語辞典 「潜り・もぐり」 。 こんなのじゃ、そんなに笑えないし。 ということで、潜ります。 誰が潜るのかというと、阿部寛が潜ります。 阿部寛と言えば、 ほ→むぺ→じ が軽いことで有名なんっすが、あー、生意気にフレームなんか使っちゃって。 html を覚えると、ついつい使いたくなっちゃうんっすよね。 時代に逆行する話題のサイト とか、言われちゃってますぜ? SEO的にはまったく効果なし とも言われてますぜ? SEOというのが何なのか知りませんが、スルメ・縁側・おこしもの? そんなもの、効果がなくても、別に何の問題もない気がするんっすが、 前回 、「おこし」 について取り上げたんっすが、 「おこし」 ではない 「おこしもの」 というのもあるんっすよね。 んーと、 これ 。 ま、要はモチモチしていない餅のようなものなんっすが、これ、名古屋ローカルな食い物だったんっすな。 で、阿部寛。 今回、ヒロシ君がどこに潜ったのかというと、

ナガシマスパーランド俯瞰図♪

 ナガシマスパーランド、きたぁぁぁぁぁぁぁ♪ とっても超越した土地なので “スーパーランド” …ではなく、根が温泉施設なので “スパーランド” 。 「東の富士急、西のナガシマ」 として知られる絶叫マシンの宝庫なんっすが、言うほど “西” か? あんな、名古屋弁を喋る住民が住んでるエリア。 地元民としては、ちょっと違和感があるんっすが、旧・長島町が平成の大合併で桑名市の一部になったので、ま、 “西” に混ぜてあげても、いっかぁ…と。 詳しくは ここ 参照なんっすが、で、 『DCU』の第8話、今ならまだ ここ で見れます。 が、3月20日(日)20:59 終了予定っす。 やべぇ、残り時間、超少ねぇ! 今、これを書いているのが3月19日(日)16:25 なんっすが、あ、今日、さばクン誕生日じゃん。 おめでとぉ♪ で、明日の夕方には何とか原稿をアップ出来ると思うんっすが、タイムリミットは数時間っすか。 急げぇぇぇぇ! ま、期限を過ぎても ここ なら見られるかも知れないし、もし見逃したとしても、何の悔いも残らないような糞ドラマなので、むしろ、見れないほうが幸せかも知れませんが、で、

ホテル花水木の高級そうなお部屋♪

 「ホテル花水木」、きたぁぁぁぁぁぁぁ♪ これを読んでいるみんなが、ドラマを見ていること前提で、何のフォローもなく、どんどん話を進めていきますが、「スパーランド」 の名の通り温泉なので、お風呂に入れるし宿泊施設もある。ただし、ホテルは(豪華だが)異様に高い。 そのように書かれていたホテルでありますな。 ま、ナガシマには 「花水木」 以外にも、(豪華ではないが)そこまで高くはないかも知れない 「ホテルナガシマ」 や「ガーデンホテルオリーブ」 なんてもあるし、桑名駅前のビジホに泊まってもいいし、何ならギャル限定で、さばクンちに泊まって貰っても一向に構わないんっすが、(豪華だが)異様に高い 「ホテル花水木」 の中でも、とりわけ、豪華で高そうな部屋に泊まりましたなぁ。 残念ながら窓から見える景色までは映してくれなかったんっすが、4つある角のうち、配置によって 「遊園地と木曽川」 か、 「木曽川と伊勢湾」 か、 「伊勢湾と揖斐・長良川」 か、 「揖斐・長良川と遊園地」 かの、どれか2面が見えるのではないかと。 で、

湯あみの島♪

 「湯あみの島」 、きたぁぁぁぁぁぁぁ♪ 「ホテル花水木」 には宿泊者専用の風呂があるみたいですが、こちらは日帰りでも利用出来る温泉で、男女あわせて17種類の露天風呂や内湯が揃う33,000m2の日本最大級の大スケール。本物を追求したこだわりの露天風呂では四季を通じて美しい花木がご覧いただけます。渓流の名所 「奥入瀬渓流」 、日本一の大峡谷 「黒部峡谷」 雄大な景観をお楽しみ下さい…と。 露天風呂がいくつか点在していて、フリチンで通路を歩かなければならなくて、お気軽に合法的に露出狂の気分を味わえるという、そういう趣向なんっすが、写真の右端に写っているのは、えーと、 人物相関図 。 科学捜査ラボ班長・黒江真子役の市川実日子でありますか。 僕は芸能界には極めて疎いので、寡聞にしてよく知らんのっすが、いちかわ・みひこ? 変わった名前っすな。 「いちかわ・ひみこ」 なら分かるし、 「いちかわ・めひこ」 でも、あ、メキシコ人なんやな。 …というので、自分なりに納得出来るんっすが、みひこ? あ、実日子 (みかこ) って読むんっすか。 2日(ふつか)、3日(みっか)、4日(よっか)。 「日」 と書いて 「か」 、ま、普通に読めますな。 で、DCU新名班の班長・新名正義 (阿部寛) とは恋人同士である…と。 え、新婚旅行を装って、「ホテル花水木」 に潜入とか、言うてたやん。 話が進むうちに結婚したということなんっすかね? 第8話から見始めたので、その辺りの経緯がよく分からんのっすが、ま、阿部寛との関係がどうであれ、サービスで実日子 (みかこ) ちゃんの入浴シーンさえ映してくれれば、僕は何も言いません。 ということで、

入浴シーン♪

 サービスショット、きたぁぁぁぁぁぁぁぁ♪ さすがに補足説明が必要かと思われますが、

■第8話のあらすじ

 新名(阿部寛)は真子(市川実日子)との新婚旅行を装い、捜査のために先に現地(ナガスパ)入りしていた西野(高橋光臣)と合流。そしてホテルを営んでいる支配人の戸塚明男(田辺誠一)が、かつて東都重工で陽一の助手をしていたことを知る。新名が戸塚に研究データの横流しについて尋ねると、戸塚は明らかに動揺した様子を見せる。その直後、西野が何者かに襲われる事件が発生し…。

 このシーンであります。 阿部寛がホテルの支配人にあれこれと事情を聞いたりしてから部屋に戻ると、料理を前にした市川実日子がブチ切れている…と。 ま、そりゃそうでしょうな。 “新婚旅行” だというのに放置とか、法治国家では許されません。 ホー・チ・ミンだって許しません。 で、そこにホテルを営んでいる支配人の戸塚明男の娘で仲居? …の (島崎遥香) が登場。

 ぱるる 「お風呂はどうなさいますか?」
 ひろし 「え? でも10時までなんじゃ?」

え? 温泉大浴場が夜の10時に終了? 終わるの、早過ぎね? ま、この辺りはストーリー展開上のご都合主義なので、実際のところ、「湯あみの島」 は宿泊客なら24時まで、ホテル専用の風呂なら翌10時30分まで大丈夫なんっすが、

 ぱるる 「もしよろしければ、特別にと支配人が。」
 ひろし 「じゃ、せっかくなので。」

そんな流れで阿部寛が風呂場の脱衣所に行くと、脱衣所には捜査のために先に現地入りしていた西野(高橋光臣)がいて、パンツを脱いでいた…と。 ま、脱衣所なのでパンツを脱いでいても別に不思議ではないんっすが、西野くんは支配人から特別に便宜を図って貰ってないんじゃ? 何、勝手に営業時間が終わった風呂に入ってるねん! で、無事にパンツを脱ぎ終えた西野くんが先に浴室へ入っていったんっすが、その直後に悲鳴が聞こえて、阿部寛が慌てて駆けつけると、プリケツ大往生していた…と。 それが、くだんのシーンであります。 ああ、 エクアドル哲夫の悲劇 、再び…。 ま、西野くんは死んではいなかったんっすけどね。 発見が早かったのが幸いだったんっすが、で、とりあえず

ホテル花水木・俯瞰図♪

 ホテル花水木の俯瞰図。 で、続いて、

実日子ちゃん温泉採取♪

 翌朝、実日子ちゃんが温泉を採取。 営業時間外の男風呂に勝手に入り込んで、何しとんねん! ちなみに実日子ちゃんは科学捜査ラボ班長なので、この手の科学捜査とか、体長は数cmのものから50cmぐらいものが多く、大きいものは80cmほどまで成長、稚魚・幼魚のときは、河川の上流域まで生息域を伸ばすことが知られていて、淡水・汽水域でも生きていける、また、生活排水が流れ出るような小規模水路にも平気で入り込んで、群れを成して生息していることがある。 そんな魚の生態に関しては得意分野だったりするんっすが、いや、ボラ班長ではなくラボ班長なので、ボラにはあまり詳しくなかったりするかも知れませんが、 科学捜査のほうは大丈夫で、阿部寛を殺害しようとして、誰かが風呂場に硫化水素を充満させたのであろう…と。 で、西野くんがとばっちりを食らった…と。 ま、支配人から特別に便宜を図って貰ったわけでもないのに、勝手に営業時間が終わった風呂に入ったので、天罰が下った。 そういう見方も出来るんっすけどね。 自業自得っすな。 で、その推理を裏付けるために、

潜水捜査♪


 水中の捜査に特化した架空の組織 「DCU(Deep Crime Unit)」 の隊長と副隊長が風呂に潜って捜査を敢行! 言うほど、 “Deep” か? そんな気がしないでもないんっすが、類い希なる潜水技術を駆使して、風呂の底の排水溝からグレーチング蓋を採取することに成功! さすがぁ♪ 陸揚げして、その表面を綿棒でなぞったところ、黒く変色。 科学捜査ラボ班長がすかさず、「硫化ね。 硫化水素と金属が反応して、うんぬん。」 これで、 “阿部寛を殺害しようとして、誰かが風呂場に硫化水素を充満させた説” は確実なものとなったんっすが、たった一晩で風呂の中のグレーチング蓋が硫化しちゃうとは、どんな高濃度で多量の硫化水素をばら撒いたんでしょうな? 犯人、恐ろしす…。 で、

テロリストの成合くん♪


 テロリストの成合くん、登場♪ え、これ、吉川晃司? マジかよ? 「モニカ」 の兄ちゃんっすよね? すっかり白髪のオッサン化してしまいましたなぁ…。 紅白歌合戦でギターを燃やして河合奈保子に迷惑を掛けたので、天罰が下ったんでしょうな。 ま、自業自得っすな。 で、こちらは

あからさまに怪しい娘♪

 ホテルを営んでいる支配人の戸塚明男の娘で仲居? …の島崎遥香(ぱるる) 。 これがもう、怪しい。 明らかに怪しい。 行動がいちいち怪し過ぎて、あー、この事件の犯人、分かっちゃったんですけど。 誰とは言わないんっすが、昔、桑名駅前にあった複合商業施設っすよね? …って、それは 「パル」 。 そんなローカルなヒントで、誰が分かるねん? …といった感じなんっすが、賭けてもいいっす。 もし、「ぱ○る」 が犯人じゃなかったら、 脱衣所でパンツを脱ぎます。 んなもん、見ているほうが罰ゲームなんっすが、で、ん? 止まった?電波が途切れた? うわぁぁぁぁぁぁ! 途中で死んだぁぁぁぁぁ! 嫌ぁぁぁぁぁぁぁ! このタイミングで、まさかの視聴不能。 使えねぇ…。 ということで、真犯人不明のまま、おしまい☆

 んなことで、今日はスタンリー・タレンタインなんっすが、「DCU」 が途中で見れなくなって、ふて寝するしかねぇ…。 北京オリンピックの時は、そう言えばスマホでラジオを聞けるんだっけ? …というのを思い出して、それで急場を凌ぐことが出来たんっすが、じゃ、テレビも見れたりするとか? で、調べてみたら、 TVer 。 あ、パソコンでもスマホでも、イケるじゃん。 リアルタイムでは無理だったんっすが、放送終了直後から見れるようになっていて、無事に最後まで見届けることが出来ました。 んなことで、後半も随時、そのネタを取り上げることにして、で、スタンリー・タレンタイン。 “アメリカで最も高いギャラを取る男” として知られてますよね。 『完全ブルーノート・ブック』 か何かに、そんな事が書かれていたような? “アメリカで最も高いギャラを取る男” と言われているそうだが、本当だろーか? …と、ラズウェル細木が書いていたような? 日本では知名度はともかく、人気のほうはさほどでもなく、どちらかというと軽視されがちなキャラなんっすが、でもまあ、ケーシー高峰されるよりは軽視のほうが、まだいいかぁ…と。 で、今日はそんなスタ・タレの 『ZT’S・ブルース』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 ブルーノート盤なんっすが、影、薄っ! 存在自体、知らなかったんっすが、1985年に本格的活動を再開した <新生ブルーノート> が最初期に発掘した1枚。本作はスタンリー・タレンタインとトミー・フラナガンの珍しい共演盤。タイトル曲のオリジナル・ブルースからずらり並んだ名スタンダードまで、フラナガンの名伴奏がタレンタインの快演を呼んだ。フラナガンとは一期一会のグラント・グリーンも快調。 そういったアレみたいなんっすが、録音当時はお蔵入りだったのを、マイケル・カスクーナが発掘したのではなかろうかと。 個人的にジャズ・ギターはあまり好きではなかったりするんっすが、グラント・グリーンだけは別格。 シングルトーン中心のホーンライクなプライは、ギターというより、もうひとりの管楽器みたいな感じで聞くことが出来ます。 で、トミー・フラナガンポール・チェンバースアート・テイラーというリズム・セクションも、スタンダード中心の選曲も、は堅実過ぎるほど堅実だし、少なくとも “大ハズレ” は、なさそう。 そんな安心感を与えてくれて、で、

堤防道路♪


 あ、これはナガスパの前の堤防道路っすな。 道幅が微妙に狭いので、あまり好きではないんっすが、 “真ん中の道” が渋滞している時は、抜け道として有効で、で、阿部寛が徘徊しているところに、若手隊員・瀬能陽生 (横浜流星) が登場。 2人の間に、何やら険悪なムードが漂います。 え? 何があったん? ついこの前、桑名で2人仲良く、寿司とか鰻を食べていたのに。 んーと、 ここ 参照。 これ、このドラマのロケのおまけだったんっすな。途中で番宣しまくってましたからね。 で、まずはアルバム・タイトル曲の 「ZT’S・ブルース」 。 “ZT” って、何なんっすかね? ゼットン? だとすれば、かなりの強敵なんっすが、最終回に登場する最後にして最強の的なので、アルファベットのいちばん最後+平仮名のいちばん最後で 「Z・ん」 なんっすよね。 マジか? 今、調べて、初めて知ったんっすが、曲のほうは割とシンプルなブルースっすな。 サビのメロディがちょっといい感じなんっすが、テーマ部はテナー + ピアノ・トリオで演奏されてます。 で、ソロ先発はスタ・タレ。 余裕を感じさせる悠然とした吹きっぷりが、加賀友禅っぽくて、いいな…と。 続くグリーンはシングル・トーンでホーン・ライクなソロを披露して、ほーん。 トミ・フラの玉転がしタッチなピアノ・ソロがそれに続いて、最後はチャンバースがピチカート・ソロで地味に締める…と。 でもって、テーマに戻って、おしまい。 派手さはないが、ザ・堅実。 そんな仕上がりでありました。 で、

その手は桑名の焼きハマグリ♪

 桑名の焼きハマグリ、きたぁぁぁぁぁぁ♪ あからさまな地元宣伝、きたぁぁぁぁぁぁ! 阿部寛が再び、ホテルの支配人の戸塚明男のところに話を聞きにいって、そこで提供されたものなんっすが、あからさまに怪しいハマグリ、きたぁぁぁぁぁぁ! 左側の3個がヒロシの分、右側の3個が明男の分なんっすが、

 ひろし 「・・・・・・ 。 」
 あきお 「ご心配ですよね。じゃあ。」

 左右をくるっとひっくり返して、元・左側だったほうのハマグリを口にする明男。 それを見て、自分のハマグリに手をつけるヒロシ。 果たして、その運命は? で、次。 「モア・ザン・ユー・ノウ」 。 しみじみとしたバラードっす。 スタ・タレみたいな見た目がゴツいおっさんに、こんなふうに耳元で甘美に囁かれたら、藤山寛美はもうメロメロ、藤山直美もメロメロ、今井メロもメロ、 山本太郎もメロリンQ 。 途中、グリーンのギター・ソロも聞けて、で、テーマに戻って、おしまい。 で、

水責めされる阿部寛♪ ビューバス付きのいいお部屋♪

 うわぁぁぁぁぁぁ! ヒロシが! 俺の阿部寛がぁぁぁぁぁ! 桑名の焼きハマグリに仕掛けられた睡眠薬で眠らされたぁぁぁぁ! その手を食ったぁぁぁぁぁ! あんなに警戒して、疑いの目で支配人を見て、ハマグリをチェンジさせたのに、何故? で、哀れ、ヒロシくん、部屋の風呂に顔を沈められて、「水責めの刑」 に。 せっかく奮発して、ホテル花水木の中でもいちばん高そうなビューバス付きの角部屋を選んだのに、その風呂に沈められちゃうとは…。 で、次。 「ザ・ランプ・イズ・ロウ」 「灯り仄かに」 という邦題で知られるナンバーなんっすが、「ランプは低い」 は1930年代のポピュラー・ソングです。 音楽はパヴァーヌ注入une王子defunte、モーリス・ラヴェルによる断片から適応したピーター・デロースとバート・シェフターによって書かれました。 歌詞はミッチェルParishによって書かれました。 そう、 英語版Wikipedia に書かれているアレであります。 さすが、パヴァーヌ注入une王子だけあって、いい感じにパヴァーヌが注入されているんっすが、アップ・テンポのスインギーな仕上がりになっております。 テナー、ギター、ピアノ、そして最後の締めはベースのアルコ。 各自の生き生きとしたソロが披露されるんっすが、その一方、阿部寛は、

死んだぁぁぁぁぁぁぁぁ…♪

 死んだぁぁぁぁぁぁぁぁ…。 うわぁぁぁぁぁ…。 最終回まで持たずに殉職っすか。 ヒロシ、無念。 …と思わせておいて、そこから阿部寛、復活っ! 何と、ヒロシくん、疑いの目を向ければ、支配人がハマグリ・チェンジするであろうと見越して、予め睡眠薬を入ったハマグリを自分のほうに向けていたとは! で、眠ったフリをして、溺れさせられるフリをして、支配人が自分で仕掛けた睡眠薬で自爆して眠りについたところで、復活っ! 支配人もハマグリを食って、あれ、これ、変な味がしねぇ? 苦くね? …とか、不審に思わなかったんっすかね? 桑名の焼きハマグリは余計な味付けをせず、素材と海水の塩味だけで食べさせるのが売りなのに、何て余計なことをしてくれたんや! これはもう、ハマグリの殻で頭をグリグリする 「はまぐり、グリグリの刑」 に処するしかありませんが、で、次。 「ザ・ウェイ・ユー・ルック・トゥナイト」 「今宵の君は」 という邦題で知られる歌物スタンダードなんっすが、タレンタインはアップ・テンポでスインギーに料理しています。 ソロ・パートはテナー、ギター、ピアノの順で、各自の充実したプレイが披露されて、でもって、

ぱるる再登場♪

 怪しい娘・ぱるる登場。 阿部寛が事情を聞こうとしたら、いきなり逃げ出して、あからさまに怪しい娘なんっすが、慌てて追いかけたものの、見失って。 …と思わせておいて、実はそこで事件の “真実” が語られていたという。 ここから先、ネタバレ注意!なので、まだドラマを見てない人は読まないで欲しいんっすが、ぱるる、実は何にも怪しくなかった! とってもいい娘だった! 阿部寛を殺そうとする父親 = ホテルの支配人からヒロシを助けようと、奮闘努力していたのであった! …と。 いやあ、僕は最初から信じてました。 ぱるるは悪いことをする女なんかじゃない! やっぱ、犯人は支配人の戸塚明男でありましたな。 僕の予想がズバリ的中したので、脱衣所でパンツを脱がなくてもよくなって、見ている人もほっと胸をなで下ろしているでしょうが、安心したところで、次。 「フォー・ヘブンズ・セイク」 。 日本人好みのスタンダードっす。 タレンタインはミディアム・テンポで軽い感じに仕上げてます。 何気なくて、さりげない雰囲気は、悪くないと思います。 で、実はいい娘だった@ぱるる なんっすが、よくよく考えてみると、ちょっと腑に落ちないところも。 父の犯罪を察して、何とかそれを阻止しようと奮闘努力した。 そんなストーリーなんっすが、実際に手を下して “殺人未遂” に至る前に、何とか出来たんじゃ? そんな気もしてきました。
 
硫化水素・運搬中♪ 睡眠薬・隠し持ち中♪

 父親が、あからさまに怪しい硫化水素入りのボンベを運搬するシーンも目撃していたみたいだし、机の中に睡眠薬を隠し持っていたのも知ってたみたいだし。 その時点で、やめさせろって! 父親が風呂場に硫化水素を充満させて阿部寛を殺害しようと企んでいるのを察していながら、「お風呂はどうなさいなすか?」 とか、ヒロシを誘っているし。 「大浴場は10時までなので、駄目です!」 と、きっぱりお断りしておけば、西野くんがとばっちりで、プリケツを晒したりせずに済んだのに! で、父親も父親っすよね。 どうしてわざわざ、睡眠薬入りハマグリで眠らせる → 風呂で溺死させる。 そんな面倒な2段構えの殺害方法を選んだんっすかね? 最初からハマグリに毒を仕込んでおけば、それで済む話だったのに。 貝毒に当たって死んじゃったんだね。 運が悪かったね。 それで阿部寛の親族も納得しただろうに。 ま、結果的に 「ハマグリ・チェンジ返し」 を食らうことになるので、毒薬ではなく、睡眠薬にしておいて、自分の身は助かったんっすが、それはあくまでも結果論だし! で、ドラマのほうは

揖斐・長良川に掛かる橋♪

   この揖斐・長良川に掛かる橋のシーンを最後に桑名が映らなくなったので、どうでもよくなって、で、次。 「アイ・ウィッシュ・アイ・ニュー」 。 真っ先にブルー・ミッチェルの 『ブルース・ムーズ』 のバージョンが思い浮かぶんっすが、ここでのスタ・タレもブルーに負けず劣らず、ブルースなムード。 グリーンのギターも聞けるし、あっちはウィントン・ケリー、こっちはトミー・フラナガンと、ピアニストの聞き比べも楽しいし、で、ラスト。 「ビー・マイ・ラブ」 。 最後のほうは日本人が好きそうな歌物で固めた感じっすが、速めのテンポで軽快に仕上げていて、とまあそんなこんなで、今日のところは以上っす。

【総合評価】 ドラマのネタを挟みすぎて、音楽レビューが適当になっちゃいましたが、ま、悪くはなかったな…と。 ぶっちゃけ、グラント・グリーンの参加を完全には活かしきれてないし、全般的にもインパクトが弱くて、お蔵入りも、やむなし。 そんな気がしないでもないんっすが、じゃ、アカンのかというと、ぜんぜんそんなことはなく、 無難に楽しめる佳作。 そんな1枚でありました。 ということで、みんな、コロナが落ち着いたらナガスパに遊びに来てね♪ ハマグリも食べてね♪


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