FIRE! LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD (ATLANTIC)

DAVID NEWMAN (1988/12/22,23)

FIRE! LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD ←click!!


【パーソネル】

DAVID NEWMAN (ts,fl) STEVE NELSON (vib)
HANK CRAWFORD (as) <#2,3,5,8> STANLEY TURRENTINE (ts) <#2-4>
KIRK LIGHTSEY (p) DAVID WILLIAMS (b) MARVIN "SMITTY" SMITH (ds)
【収録曲】

(01-03) OLD DEVIL MOON / CHENYA / SLIPPIN' DOWN
(04-06) WIDE OPEN SPACES / LONELY AVENUE / FILTHY MCNASTY
(07-08) BLUES FOR BALL / HARD TIMES
【解説】 ( 2022年08月14日更新 / 連載 1,501回 )

 微妙…。 期待したほどではなかった。 …というのが率直な感想なんっすが、物そのものは、ずっと前から手元にあったんっすけどね。 会社で何人かに配られて、試しに使ってみろ…と。 で、使ってみた感想を書け…と。 で、使えそうなら全員に配る。 そういうアレだったんっすが、配られたのが秋口だったし、何より、存在そのものがダサすぎて、スタイリッシュな僕の趣向にそぐわなかったので、箱から出すこともせず、そのまま社有車の後部座席に放置しておりました。 僕以外の社員はちゃんと試してみて、使い勝手を報告して、その結果、「使えそう」と判断されたのか、全員に配布されることになったんっすが、それでも僕は頑なに拒み続けました。 というか、存在そのものを忘れていました。 そういえば、そんなものもあったなぁ。 たまに何かの拍子に、ふと思い出すことがあったりしたんっすが、だからと言って使ってみる気にはなれず、そのまま、歳月だけが経過しました。 うこうしているうちに社会情勢が変わって、今ではごく普通に見掛けるようになりました。 下請けの職人さんなんかは、80%超くらいの割合で使っているし、で、こうも毎日、クソ暑い日ばかり続くと、カッコ悪いとか、そんなことを言っていられません。 背に腹はかえられないので、遂に解禁することにしました。 背中から腹の辺りに扇風機が付いている服、そう、空調服というヤツです。 捨てた覚えはないので、探せばどこかにある筈なんっすが、社有車の後部座席に放置された荷物は年に1回、車検の歳に自家用車に移動したりするんっすが、で、自家用車の車検の歳に、もう一度、社有車のほうに戻すか、あるいは家の物置に放り込むか。 で、先日、家の物置を漁ったところ、それらしき物 (ブツ) が入った段ボール箱が発掘され、晴れて僕も空調服デビューとなった次第であります。 下請けの職人さんだけでなく、うちの会社の梅下くん (仮名) も最近、着ているんっすよね。 本名のほうは松竹梅的、上中下的に、それぞれ1段階アップすることで察して頂きたいと思うんっすが、見たことがない、何かカッコいいタイプのヤツ。 「自腹で買いました!」 とか言ってました。 「へぇ。いくらしたん?」 「2万円くらいっす!」 えー、お高い…。 「会社のヤツと違って、ぜんぜんイイっすよ!」 どうやら会社のヤツは、すぐにアカンくなってしまったらしいんっすが、会社のヤツは白っぽい色なので、すぐに汚れてしまうんっすよね。 うちらの仕事、きつい、汚い、危険の、いわゆる 「3K」 にプラスして、臭い、カッパの 「5K」 だったりするし。 カッパって何や? …と思われるかも知れませんが、雨の日も合羽を着て仕事をしなければならなかったりするんっすよね。 雨じゃない日も、クソ汚い汚水のマンホールの中に入らなければならない時は、作業服が汚れないように合羽を着なければならなかったり。 梅下くん (仮名) の空調服は汚れの目立たない黒っぽいヤツで、羨ましいこと、この上なかったんっすが、2万円くらいっすかぁ…。 いや、ぜんぜん自腹で買えないことはない金額なんっすが、会社で貰った無料(ただ)のヤツがあることだし、とりあえずそっちで試してみるかぁ…と。

 で、試しに自分の部屋で着てみたところ、おお、涼しい♪ 今まで、意味も無く毛嫌いしていたのが悔やまれるんっすが、こんなことなら、もっと早く着ればよかったぁぁぁぁぁ…。 人前で着るのが恥ずかしい。 ねぇねえ、あのおじさん、服に 「せんぷうき」 付けてるぅ! …と、幼女に指をさされて、笑われる (ような気がする) 。 …というのが、今まで空調服を避けていた要因なんっすが、ここまで世間に普及して、認知されるようになれば、もう大丈夫。 幼女に指を指されたり、蚊に刺されたりすることもないのではなかろうかと。 いや、幼女はともかく、蚊はどうっすかね? 背中の扇風機に吸われて服の中に入り込んで、ゴキブリホイホイの蚊バージョン、 「蚊ホイホイ」 みたいになったりしませんかね? 蚊はブーンという羽音がめっちゃウザいんっすが、空調服を着たオッサンも扇風機の音がブーンとうるさいし、仲間だと思って近寄ってくる可能性も。 「類は友を呼ぶ」 と言いますからね。 桜木ルイの友達なら、呼んで貰ってもいいんっすが、太川陽介 (ルイルイ) の友達なら、蛭子能収っすよね? いらねぇ…。 これはまあ、実際に試してみないと何とも言えないんっすが、んなことで、実戦投入。 記念すべき 「空調服初仕事」 は、ボイラー設備の煤煙測定でありました。 基本的に煤煙測定屋さんがすべてやってくれるので、監督員である僕は 「測定機器設置状況」 と 「データー測定状況」 という写真を、2時間毎に5枚くらいのペースで撮ればいいだけなんっすが、やる事がなくて、ぼーっと待機しているだけで、暇…。 でもって、ボイラー室の中、暑ぅーい! 空調服、意味あるんっすかね? 無駄に熱気を取り込んで、拡散させるだけのような気がしないでもないんっすが、写真を撮る時以外は別にボイラー室の中に籠もっている必要もないので、外でぼーっと待機することにしました。 が、お外も、暑ぅーい! で、空調服、やっぱり微妙…。 自分の部屋で試した時は、冷房が効いていたので、イケるやん♪ …だったんっすが、実践の場では、こんなもんなんっすかね? 両手を上に挙げて 「万歳のポーズ」 を取ると、空気が首のところに抜けて、気持ち、涼しくなるような気がしないでもないんっすが、仕事中、ずーっと万歳しているワケにもいかないし。 漫才師なら、ずーっと万歳してていいのかも知れませんが、 生憎、僕は漫才師ではなく、マンポン技師だし。 今日はたまたまボイラーの仕事をしているんっすが、本筋はそっちのほうなんっすよね。

 …とか言ってたら、役場から電話が。 「マンホールポンプが動かないんっすけど。」 うわー、マジかよ…。 話を聞くと、高水位の警報が出たので現場に来たら、ポンプが運転していない。 手動で運転してみても、電圧? 電流? …が、振れない。 うわー、マジかよ…。 そこ、ポンプが1台しかないところっすよね? 宅内ポンプと言って、一家に1台みたいな感じで設置されていて、ま、1軒だけだから、予備機がなくてもいいかぁ。 …みたいな。 ポンプが動かないとなると、町内のどこか、同じポンプが2台あるところから1台持って来て、移設して急場を凌ぐしかないんっすが、うわー、面倒くせぇ…。 その現場まで車で10分くらいの距離なので、とりあえずボイラーのほうは放置して、状況を確認しにいくことにしたんっすが、マンホールの蓋 (←FRP製で軽い) を持ち上げる取っ手のくぼみの部分に雨水が溜まっていて、うわぁ、汚ねぇ…。 手が汚れるぅ…。 ま、汚水 = ウンコ水ではなく、雨水 (うすい) なので、まだマシなんっすが、うわぁぁぁぁぁ、おろしたての空調服の袖口が、めっちゃ汚れたぁぁぁぁぁ! 最悪や…。 で、何とかマンホールの蓋を開けることが出来たんっすが、中はまあまあ、ウンコ臭い…。 空調服の背中の扇風機から吸い込まれたウンコ臭さが服の中に取り込まれて、それがモワーっと顔のところに吹き付けられて、うわぁ…。 あまり涼しくないだけならいいんっすが、ウンコ臭さ循環装置みたいになってるやんけ! 幸い、ポンプの不具合のほうは原因不明で、手動で運転してみたら、ちゃんと電流計のメーターの針は振れるし、汚水 = ウンコ水も順調に減っていくし、フロートスイッチの動作も極めて順調だし、わりとよくある 「来てみたら、直っていた」 というヤツ。 原因は不明なので、またいつか故障が再発するのは間違いないんっすが、とりあえずまあ、よかったな♪ …と。 が、それにしても、空調服。 微妙…。 期待したほどではなくて、うーん…。 梅下くん (仮名)が自前で買った2万円のヤツ。 「会社のヤツと違って、ぜんぜんイイっすよ!」 …との事なんっすが、裏を返せば、「会社のヤツ、ぜんぜんアカンっすよ!」 という事っすよね。 よし、買う! 自前で買う! 袖口がよごれない、黒っぽい色のヤツを買う! …というか、買ったった♪ 今日の夕方には届く筈なんっすが、果たして、会社のヤツと違って、どれくらいイイのか、楽しみ♪

 んなことで、( 前回 までの粗筋) 妙心寺塔頭の東林院で沙羅の花を愛でた。 坊主頭のクソ坊主の態度が悪く、イメージは最悪だった。 が、 妙心寺塔頭の東林院で、桂春院で持ち直した。 やっぱ、海老せんべいは坂角の 「ゆかり」 よりも、 桂新堂 だねっ♪ …っと。 いや、桂春院と桂新堂は関係ないし、桂新堂の海老せんべいも、個人的にはそんなに好きではなかったりするんっすが、海老の味がすんねん! 海老の身はともかく、殻が苦手なので、海老せんべいは 「かっぱえびせん」 レベルの海老の味がしないタイプが好きなんっすが、こういうの がいいっすよね。 桂新堂、ナンボのもんじゃ! で、京都。 今回の旅の最後は、 ここ で締めることにしました。 嵐山にこんなところがあるって、ぜんぜん知らなかったんっすが、スマホを見ていたら、ここのステマ記事のようなものが出て来て、「あ、こりゃ、よさ気〜♪」 …と。 見学料:2,000円。 かなり強気の価格設定なんっすが、でもまあ、空調服に比べればお値打ちなので、いっかぁ…と。 ちなみに “空調服” というのは株式会社空調服の踏力商標なんっすな。 会社から支給された空調服が、株式会社空調服の空調服でした。 おお、本物やん! で、株式会社空調服以外の空調服は、空調服とは名乗れないので、 「ファン付き作業着」 みたいな言い方をするみたいなんっすが、で、この 「ファン付き作業着」 は、いくつかのメーカーから出ているんっすが、 「ファン付き作業着」 の肝 (キモ) となる “ファン” を作っているのは3社。 少し古めの資料なんっすが、 ここ 参照。 「空調服」 って、そのまんま。 「空調風神服」 って、パチモン臭っ! もともと空調服は2000年代に株式会社空調服と株式会社サンエスが開発・販売したものらしいんっすが、2010年代中頃に株式会社空調服と株式会社サンエスが、喧嘩別れ? 株式会社サンエスのほうが独立? …して、 「空調風神服」 を名乗るようになるんっすが、んなことで僕は、独自路線のバートルの 「エアークラフト」 を買いました。 空調服とか、空調風神服とか、名前、ダサ過ぎぃ。 世の中、やっぱ、横文字やろ? …と。 ま、株式会社バートルも、元々は 「クロカメ被服株式会社」 という名前だったみたいなんっすが、ああ、スノーボードの BURTON(バートン)と、完全に勘違いしてたぁぁぁぁ…。 あ、でも、風神服よりはマシだし! で、風神服があるなら、電気仕掛けでビリビリする雷神服というのも作って欲しいっすよね。 どういうメリットがあるのかというと、もし感電しても、最初からビリビリしているので、うやむやになって何とかなる…と。 電工には最適なんっすが、で、ググってみたら、あるやん! んーと、 ほれ 。 温かくなる仕様のようで、僕の想定とは違うんっすが、それはそうと、祐斎亭。


< 嵐山・祐斎亭 (その1) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 いやあ、よかったっす。 まず、受付のお姉さんが懇切丁寧で、愛想もよくて、よかったっす。 どこかの坊主頭のクソ坊主とは大違い。 僕は根に持つタイプなので、いつまでもしつこく、ネチネチとクソ坊主を糾弾する覚悟でありますが、で、客層もよかったっす。 嵐山でも渡月橋からはちょっと離れていて、知る人ぞ知る 「隠れ名所」 という感じで、しかも、お一人様 2,000円っすからね。空いていて、写真、取り放題♪ 撮り鉄なんかもそうなんでしょうが、思うような写真が撮れなかったりすると、ストレスMAXっすからね。 んなことで (写真・いちばん上) 〜 (写真・ちょうど真ん中) 。 「川端康成の部屋」 。 かって川端康成が逗留して小説 「山の音」 を執筆したとされる部屋です…だそうっす。 川端のヤックンとか、所詮は 「雪国」 の一発屋なので、 「山の音」 とか、聞いたこともないんっすが、あ、もうひとつ、俳句のネタになってましたか。 柿くへば かわばたやすなり 法隆寺。 最初の 「か」 と、最後の 「なり」 しか合ってない気もするんっすが、で、 「山の音」 は これ 。 (前略) 家族間の心理的葛藤を鎌倉の美しい自然や風物と共に描いた作品。 鎌倉の美しい自然、書いてあるやん! 嵐山ちゃうやん! でもまあ、あくまでも、かって川端康成が逗留して小説 「山の音」 を執筆したとされる部屋…っすからね。 「山の音」 を執筆した部屋っ! …と、断言しているワケではないので、セーフ。 さすがに川端康成が逗留していたのはマジだろうし、で、この部屋はカワバタがどうのこうのというより、 “反射する机” が、凄ぇぇぇ! 木のテーブルの真ん中部分にガラス? …を、はめ込んだ? …のか、外の景色が綺麗にリフレクションして、とってもサカナクション。 そんなアトラクションが楽しめるスポットとなっております。 で、そのお隣、(写真・下から2枚目)は 「茶室」 。 ああああああ…。 妙心寺塔頭の東林院で、抹茶の茶碗を赤い毛氈 (もうせん) の上に置いて叱られたトラウマが蘇ったぁぁぁぁぁ…。 ま、これは僕のほうに落ち度があったワケなので、「もうせんから、許して」 と、毛氈 (もうせん) に謝るしかないんっすが、よくよく考えたら毛氈 (もうせん) って、モウセンゴケの 「モウセン」 っすよね? ただの食虫植物やんけ! ちょっと茶碗を乗せられたくらいで、文句言うな! そう、思わずにはいられなくて、で、 (写真・いちばん下) から、次のページの


< 嵐山・祐斎亭 (その2) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 (写真・上から2番目)(写真・ちょうど真ん中) 、 「丸窓の部屋」 。 ここもリフレクション撮影が楽しめるスポットなんっすが、普通の “丸窓×2” のほかに、2つが繋がって、 天才バカボンに出てくる本官さんの目 みたいになっているのもあって、風流どすなぁ。 築150年明治期の建造物で、元々は料理旅館 「千鳥」 という、京都の舞妓、芸妓憧れの地…なんだそうっすが、それを染色作家の奥田祐斎が買い取ったか何かして、今日に至る…と。 桑名にも芸妓ぐらい、いらぁ! ここ 参照、アンド、 上田染工 も、あらぁ! …なんっすが、こんなお洒落なスポットはないので、ちょっと羨ましいんっすが、ま、京都と張り合っても、しょうがないっすよね。 板井 (←相撲取り) と張り合って、 顔を張られて鼻血を出すくらいにしておいたほうが、痛い目を見ずに済みそうなんっすが、いや、十分に痛いんっすけどね、板井の張り手。 坂井 (さかい) なのかと思ったら、板井 (いたい) やんけ! …というので、今ひとつ評判のよろしくない力士なんっすが、いや、本名でそんな事を言われても…。 で、続いて (写真・下から2番目)(写真・いちばん下) の 「水鏡」 。 (前略) 「絶景テラス」 を抜けた先にある 「夢の水鏡」 です。2021年10月にできたばかりなのですが、大きなテーブルに水を張った、世界初と思われる 「本当の」 水鏡です。 テーブルには筆も用意されているので、あえて水滴を落として波紋を起こしてみてください。「川端康成の部屋」 や 「丸窓の部屋」 のテーブルリフレクションとは違い、本物の水鏡だからこその不思議な絵模様を楽しむことができます。 そういう出し物なんっすが、ほぉ。 では、早速…と思ったら、先客が。 アベック、カップル、もしくはペヤングと呼ばれる若い男女のペアだったんっすが、別段、あえて水滴を落として波紋を起こして写真を撮ったりするワケでもないのに、その場所を占拠していて、一向に立ち退く気配がありません。 いつまで居座ってるんや! さっさとどけや! ど〜けよ、ど〜けよ、殺すぞ〜♪ by 名鉄のミュージックホーン 。 僕の呪詛が功を奏したのか、そいつらはやがて、どこかへと立ち去ったんっすが、さ、いよいよ僕の番ですな。 あえて水滴を落として波紋を…というのにチャレンジしてみたんっすが、これがなかなか難しくて、なかなか思ったような仕上がりになりません。 後ろのほうで若いギャル2人組が待機しているのが見えたので、あまり長くその場を占拠するワケにもいかないし。 そのギャル達に 「すいませーん。」 と、軽く頭を下げて、その場から立ち去ろうとしたんっすが、「あ、ぜんぜん急いでないから、大丈夫ですぅ。」 「気が済むまで、撮って下さい!」 と言われて、とっても晴れやかな気分。 「あ、もう、大丈夫っす!」 と言って、その場から立ち去ったんっすが、若いのに人間が出来てますなぁ。 邪魔なペヤングに苛ついて、別にぜんぜん急いでいたワケでもないのに、呪い殺そうとした自分が、とても小さく思えてしまったんっすが、とまあそんなこんなで、祐斎亭、超オススメ☆ ただ、ここ、今回は空いていてよかったんっすが、めっちゃ混んでいて、思うような写真を撮れなかったりしたら、イライラMAXでしょうな。 紅葉シーズンとかは予約制になるみたいなんっすが、東林院の沙羅双樹も、花園会館で昼飯を食べた人だけが見られるようにせぇよ! …と。 縁側からどく気配がない奴らに占拠されていて、まったく思い通りの写真を撮れなかったんっすが、どけよ、殺すぞ! で、改めて。 坊主頭のクソ坊主、地獄に落ちろ! 先週まで、平家、滅亡しろ! …とか言っていたんっすが、よくよく考えたら、あの寺が勝手に沙羅双樹に見立てた夏椿で客を釣ってるだけで、平家には関係ない話っすよね。 個人攻撃に転じることにして、とまあそんなことで、この話は、おしまい☆

 んなことで、今日はデヴィッド・ニューマンす。 このコーナーでも過去に2回ほど取り上げたことがあるんっすが、んーと、 ここここ 。 前者はフィーチャーリング・鰈技師っすか。 今となっては、何が言いたいのかよく分からない内輪ネタに終始していて、痛いっすな。 板井の張り手と同じくらい、痛いっす。 で、後者はボイラーねた。 ボイラーを点検している兄ちゃんを、傍でじーっと監督するという業務。 先日、僕が従事したのはボイラーの煤煙測定をしているオッサンを、傍でじーっと監督するという業務だったんっすが、そのボイラー設備の配管が漏れてる! …と電話があって、8月16日(火)に修理に行くことになりました。 正確に言うと、修理する兄ちゃんを、傍でじーっと監督するという業務なんっすが、ああん、8月11日(木)から16日(火)までの6連休がぁぁぁぁぁ…。 ま、別にどこかへ行く予定があるワケではないので、別に1日くらいはいいんっすけどね。 1時間もあれば終わりそうな業務なので、快活CLUBに寄って昼飯でも食ってから帰るかぁ…と。 快活CLUBと言えば、先日の京都。 2日目の晩飯も予約していたんっすが、嵐山の祐斎亭を見た後、めっちゃ時間が余ったので、山科駅前の快活CLUBに行きました。 朝から歩き回って疲れたし、クソ暑かったので、涼しいところでゴロゴロして、ダラダラして、ジュースを飲みまくって、ソフトクリームを食いまくってやろう…と。 半個室のフルフラットルームにしたんっすが、え、何これ? 入口のドアがアクリル板(?)のスケルトンで、めっちゃ透けとるんやん! ゴロゴロして、ダラダラして、ジュースを飲みまくって、ソフトクリームを食いまくっている様子が、外から丸見え。 ぜんぜん落ち着かん…。 寛げやん…。 京都の条例か何かで決まっているのか、あるいは、それが嫌なら、(ちょっとお高い) 完全個室がありますどすえ。 そんな嫌がらせなのか。 みんな、ドアのところに毛布を掛けているので、ん? …とか思ってたんっすよね。 ま、それはそうと、デヴィッド・ニューマン。 今日は 『ファイア! ライブ・アット・ザ・ヴィレッジ・バンガード』 というライブ盤をお届けしようと思うんっすが、1988年12月22〜23日。 クリスマス・イブイブか、イブイブイブくらいの夜で、アベックだか、カップルだか、ペヤングだかも店に来ていたのではないかと思われますが、ぶっちゃけ、デヴィッド・ニューマンって、どうよ? …と。 そういう目的なら、もうちょっとムードのあるイベントのほうがよろしいのではなかろうかと。 ムーディ勝山デイナーショーとか。 ま、人それぞれで、好き好きなんっすが、スティーブ・ネルソンというヴァイヴ奏者が入っていたりします。 寡聞にしてよく知らん人なんっすが、ヴァイブ好きの僕としては、ちょっと嬉しいポイント。 で、リズム・セクションはカーク・ライトシーデヴィッド・ウィリアムスマービン・スミッティ・スミスという面子。 ピアノの人は、よく知りません。 ベースの人は、何か聞いたことがあるような気がしないでもないんっすが、極めてありがちな名前なので、何とも。 で、マービン・スミッティ・スミスは有名っすよね。 タイコの人以外、リーダーを含めて、あまり日本人には受けそうもない人たちが集っているんっすが、でも大丈夫。 ゲスト (?) として、ハンク・クロフォードスタンリー・タレンタインが入ったりしております。 ハン・クロくんはレイ・チャールズ繋がりなので、分かるとして、スタ・タレ。 “アメリカで一番高いギャラを取る男” が、よく一緒にやってきれましたな。 リーダーが食われちゃいそうなんっすが、とりあえずまあ、聞いてみましょう。

 まずは1曲目、 「オールド・デビル・ムーン」 「古い悪魔の月」 。 どういう歌なのか、想像が付かないんっすが、んーと、 これ 。 ヤニーちゃん、よく出て来ますな。 ググると最初に出てくるので、しょうがないんっすが、あなたの目の奥にある Old Devil Moon。 視神経か何かっすかね? 無神経な僕には、そういう解釈しか出来なかったりするんっすが、で、これ、個人的にはチェット・ベイカーのボーカルのイメージ。 囁くオカマ声が、たまらんっ♪ …のっすが、ここでのニューマンはそれとは違って、男らしいテナーの魅力で迫ってきます。 ミディアム・ファストの軽快な仕上がりで、ちょっと、ちょーけた感じもあるんっすが、それもまた、この人の持ち味かと。 ちょっぴりロリンズっぽいところもあって、R&B畑の人だから〜。 純ジャズの人じゃないから〜。 そんな雑音を 「音」 で黙らせてくれます。 別に 「もみじ饅頭!」 とか、やってるワケじゃないっすからね。 …って、それは “B&B” の人。 で、続いて、ヴァイブのソロ。 スティーブ・ネルソンでしたか。 (スティービー・ワンダー + ネルソン・マンデラ)÷2 で覚えられるかと思いますが、スティーブ・ネルソン (1954年8月11日として誕生します) はアメリカのジャズビブラホン奏者とマリンバ奏者です。 彼のソロ仕事に加えて、ネルソンは、ベース奏者デイブ・オランダの五重奏者の、そして大きいバンドと1990年代以来協力したことで知られています。 (中略) 彼はケニー バロン、ボビー・ワトソン、マルグリュー・ミラー、デイビッド 「まぬけ」 ニューマン、ジョニー・グリフィン、およびジャッキー・マクレーンと働き、記録しました。 そういったキャラのようっすが、デイビッド・ニューマンもちゃんと名前を出して貰って、よかったっすな。 デイブ・ホランドがデイブ・オランダになっちゃっているのは、ちょっとアレなんっすが、クールなヴァイブ・プレイはミルト・ジャクソンというより、ボビー・ハッチャーソン? ちょっぴりウォルト・ディッカーソンっぽかったりもするんっすが、悪くないと思います。 で、その後、カーク・ライトシーのピアノ・ソロが登場。 この人も悪くないと思います。 で、ニューマンとヴァイブの人が戻ってきて、テーマを臭わせ、テーマに戻って、おしまい。 いやあ、いいじゃん♪

 で、次。 「チェンヤ」 。 正しい読み方は不明なんっすが、ニューマンのオリジナルで、ミディアムなテンポのファンキー・チューン。 ゲスト(?)の2人が入ったアルト・テナー・テナーの変則3管編成なんっすが、アレンジそのものはシンプル。 で、ソロ先発は、んーと、アルトの音っぽいっすよね? ということは、ハンク・クロフォード。 ちょっぴり、ひしゃげたトーンが独特で、ソウルを感じさせるな…と。 ソロの途中からテナー2本が絡んで、俄然、グルーヴィな雰囲気になったところで、テナー(その1)のソロにスイッチ。 んーと、ニューマンのほうっすかね? 正解確率は50%なんっすが、ソウルを感じさせるな…と。 ソロの途中から残りの2本が絡んでくる演出も継続されて、で、テナー(その2)のソロにスイッチ。 あ、こりゃ、タレンタインっすな、間違いなく。 日本では軽んじられているキャラなんっすが、一聴してソレと分かる強烈な個性は、さすがやな…と。 完全にリーダーを食っちゃった感があって、観客も盛り上がって、で、続いてヴァイブのソロが登場。 コテコテ系テナーとのコントラストが面白く、わはははははははは。 でもって、濃ゆいテーマに戻って、おしまい。 いやぁ、最高っ!

 んなことで、次。 「スリッピン・ダウン」 。 David Leonhardt という人の曲らしいんっすが、R&Bっぽいノリでありますな。 ベタなんっすが、これはこれで、悪くないな…と。 これまた変則3管編成で、まず最初にハンク・クロフォードのソロが出て来て、途中からそこに残りの2管が絡む。 前作と同じ空気が継承させております。 で、ソロ2番手はタレンタイン? ニューマン? ぶっちゃけ、どっちなのか判別が付かなかったりするんっすが、演奏がホットなものであれば、どちらでもいいではないか、HA、HA、HA…と。 個人的にはスタ・タレ → デビ・ニューの順かと思うんっすが、いずれにしろ、リーダーがゲストに食われてなくて、よかったな…と。 その後、ヴァイブのソロがあって、テーマに戻って、おしまい。 で、次。 「ワイド・オープン・スペーシズ」 。 作曲者としてバブス・ゴンザレスという名前がクレジットされているんっすが、軽快なピアノのイントロに続いて登場するテーマは、どこかで聞いたことがあるような? シンプルなアップ・テンポのブルースなんっすが、テナー2本のユニゾンで演奏されて、で、ソロ先発は、ニューマン? で、2番手がタレンタイン。 あ、これは分かりますな。 音がネチっこいほうがスタ・タレっすよね。 焼き鳥のタレが指に垂れると、ネチっこくなってしまうんっすが、スタンリーのタレも同様。 タレだと、タレだけの味になっちゃうしなぁ。 …というので、焼き鳥は塩派という人もいるかと思いますが、タレはタレで、やっぱり美味しいな♪ …と。 で、その後、テナー2本による熱いバトルが繰り広げられて、会場は大盛り上がり。 で、その後、ピアノの人が出て来て、頑張って、で、テーマに戻って、おしまい。 めっちゃ盛り上がって、イェェェェェェェイ!

 で、次。 「ロンリー・アヴェニュー」 。 作曲者として Doc Pomus という名前がクレジットされているんっすが、 ジェローム・ソロン・フェルダー (1925年6月27日 − ドク・ポーマスとして専門的に知られていた1991年3月14日) はアメリカのブルース歌手であり、.[1]He作詩家は多くのロックンロールヒットの共同作家として最もよく知られています。ポーマスは1992年、[2]の時に無パフォーマーとしてロックンロール栄誉殿堂に任命されました 作詩家栄誉殿堂(1992)、[3]、およびブルース栄誉殿堂(2012)。 ところどころ、よく分からないんっすが、そっちの世界では有名な人っぽいっすな。 ゆったりとしたテンポのアーシーなナンバーで、ニューマン&クロフォードのコンビには、お似合いであるな…と。 テーマの後、クロフォード、ニューマン、ピアノの人の順で各自のソロが披露されて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 で、次。 「フィルシー・マクナスティ」 。 ホレス・シルバーの これ の冒頭に入っているヤツっすよね。 ブルー・ミッチェルとジュニア・クックの熱いプレイが圧巻で、あの興奮をもう一度! 大いに期待が持たれたんっすが、このニューマンのバージョンは、フルートのワンホーン。 ま、これはこれで、悪くはないんっすが、個人的にはタレンタインとのテナー・バトルで演ってほしかったなぁ…と。 でもまあ、久しぶりに出て来た気がするヴァイブのソロも悪くないし、ま、これはこれで、悪くないな…と。 んなことで、おしまい。

 残りの2曲はCDオマケなので、ここで打ち切ってもよかったんっすが、もう一息。 ゲスト抜き、バイブ入りクインテットの演奏で、 「ブルース・フォー・ボール」 はマッコイ・タイナーのオリジナル。 ブルースなんっすが、そこはマッコイなので、泥臭いアーシーなブルースではなく、モーダルな仕上がり。 冒頭、テナーとヴァイブの絡みでシンプルな単一フレーズがリピートされるんっすが、それが何か、めっちゃカッコええ♪ で、そこからテーマらしきものが登場するんっすが、ああ、こりゃ、新主流派であるな…と。 で、そこから飛び出すニューマンのソロが圧巻。 所詮はR&B畑だしぃ。 …と、舐めていたら火傷をする、ちょっぴりジョー・ヘンダーソンを思わせる瞬間があったりもするモーダルなブロウが炸裂して、カツレツして、オムレツ。 クッキングパパの トンカツオムレツ 、美味しそうなんっすが、で、続くヴァイブのソロも凄いっすな。 基本、クールな響きの楽器なんっすが、夢中になっているうちに、コーフンの度合いが高まって、ああん♪ で、その後、マッコイっぽい感じの熱いピアノ・ソロがフィーチャーされて、その後、エルビン・ジョーンズっぽい熱いタイコのソロがあって、でもって、モーダルなテーマに戻って、おしまい。 12分34秒という長尺モノなので本編から漏れたのかも知れませんが、オマケとして埋もれさすのはあまりにも勿体ない、魂の叫び。 凄ぇぇぇぇぇぇ!

 で、もう1曲。 「ハード・タイムス」 。 作曲者として Paul Mitchell という名前がクレジットされているんっすが、どういう人なのかは不明。 恐らくアメリカン人で、曲を作ったりする人なのではないかと思われるんっすが、古き良きアメリカ。 そういったアレを想記させるソーキ蕎麦。 そんなアレだったりします。 沖縄でソーキ蕎麦を食べたら、何だか味がぼやけていて、今ひとつだったんっすが、テーブルの上に置いてあった 「島とうがらし」 を入れなかったのが、アカンかったんっすかね? ま、関係のない話なので、これ以上、掘り下げるのはヤメておきますが、で、演奏のほうはテーマの後、クロフォード、ニューマン、ヴァイブの順で各自のソロが披露され、でもって、テーマに戻って、今日のところは以上っす。

【総合評価】 1988年モノだし、所詮はR&B畑出身だし。 …というので、あまり多くは期待してなかったんっすが、意外な “純ジャズ” 隠れ名盤でありました。 地味なレギュラーも、派手なゲストも、共に十分に持ち味を発揮していて、取り上げられている楽曲はどれもイケていて、ライブ特有の熱気も相俟って、アイヤー! クリスマス・イブイブだか、イブイブイブだかの夜、ヴィレッジ・バンガードを選んで、大正解。 ムーディ勝山にしなくてよかったね♪ そう、思わずにはいられなくて、超オススメ☆


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