君は冴えてるかな? 僕は冴えません。 どうして冴えないのか、ずっと疑問だったんっすが、その謎が解けました。
で、マサヨちゃんの作文。 「私を虐めているのはたいてい、頭がよくない人たちなんですが、」 この続き。 「中には、頭のいい人もいました。」 あ、これは天才・ニワくんの事やな。 よく言った、マサヨちゃん! 何だか、溜飲が下がる思いでありましたが、で、 「サエール」 。 何か、それっぽい(?)ことが、ごちゃごちゃと書かれておりますが、要約すると、熱が悪い! そういう事らしいっす。 お風呂に入るといい気分になるのも熱が原因。 ま、それはそうだと思います。 で、いい気分になるなら、いいじゃん。 そんな気がするんっすが、世の中には、よくない熱もあると。 身体が熱くなって眠くなると考えるのもイヤになるのも熱のせいです。 ん? ちょっと言ってることがよく分からないんっすが、それはあなたの考える力が劣っているからで、それもこれもみんな熱のせいです。 脳と脳は管によって結ばれておりここが加熱状態になると熱のために考えたり覚えたり、思い出したりすることが脳へ伝わる間に蒸発してしまうのです。 え、蒸発? 考えたり覚えたり、思い出したりすることは液体だった説。 これは新しい! が、暑かったり、熱があったりすると、頭がぼーっとして、考えるのもイヤになるのも熱のせいだというのは分かるような気がするんっすが、そこで登場するのが 頭のラジエータ 「サエール」 。 個人的には 「サ・エール」 のほうが、ちょっぴりフランス語っぽくて、いいかな? そんな気がしないでもないんっすが、「サエール」 でも 「サ・エール」 でも、そんな些細なことは、どうでもいいっす。 ちなみに僕は子供の頃、小児喘息に苦しめられていて、その治療の為に 「ササイサン」 という薬を飲んでいたので、些細と聞くと、ササイサンを思い出してしまうんっすが、あ、違ったかも? 僕が子供の頃、小児喘息に苦しめられて、その治療の為に飲んでいたのは 「ショウサイン」 と 「ショウセイン」 という薬だったかも? 「ササイサン」 って、いかにも 「胃酸」 っぽいので、胃腸薬じゃね? そんな気がしてきたんっすが、んーと、 ほれ 。 あ、やっぱり 「笹胃酸」 じゃん! 僕は子供の頃、小児喘息に苦しめられていて、その治療の為に 「ササイサン」 という薬は飲んでいなかったので、些細と聞いても、ササイサンを思い出したりはしないんですが。 そう、訂正しなければなりませんが、「サエール」 はアルミニウムの熱伝導性の特性を考えてつくられていますから、脳と脳を結ぶ管を過熱させないように、知覚したことを他の脳に正確に伝えます。 この 「脳と脳を結ぶ管」 という概念が分かりにくいかも知れませんが、図解を拡大してみると、 こんな感じ 。
面倒なので冒頭の説明を端折っちゃったのがアカンかったんっすが、要するに、頭の中には知覚する脳、思考する脳、記憶する脳というように、役割別にいくつかの 「脳」 があって、それらが 「管」 で繋がっている…と。 ロボットに例えると、センサーとか、CPUとか、メモリとかが電気ケーブルで繋がっている感じ。 電気信号なら、多少の熱で 「蒸発」 することはないんっすが、残念ながら人間の脳は 「液体」 で情報を伝達するので、多少の熱で 「蒸発」 しちゃうんっすよね。 しかも沸点、低っ! …みたいな。 欠陥じゃん…。 血管の中の血液みたいなのを想像しているんっすかね、「すいせんします」 の教育評論家・大野誠一センセイ。 脳神経外科医じゃなくて、ただの教育評論家なので、人間の脳の仕組みについては、あまり詳しくなかったりするのかも知れませんが、せっかく、見聞きしたり、考えたりしたことが、熱のせいで蒸発してしまって、記憶する部分に辿り着けなくて、ああん…。 頭ん中、サウナか!
見聞きしたり、考えたりしたことが、熱で蒸発しないようにするには、どうすればいいのか。 冷やす。 単純明快っすな。 思いきり圧力を掛けてやれば、沸点が高くなって蒸発しにくくなるような気がするんっすが、それだとめっちゃ頭が痛くなっちゃいそうで、副作用が心配。 やはり、冷やすほうが楽でいいっすよね。 あまり頭を冷やし過ぎると、アイスクリーム頭痛で、頭が痛くなっちゃう気がするんっすが、アイスを食べ過ぎると腹も冷えて、下痢にもなっちゃうし。 頭だけを、そんなに冷やし過ぎない程度に、適度に冷やすにはどうすればいいか? 頭に熱伝導性の特性を考えてつくられたアルミの板を巻けばいい。 おお、頭いいっ! 天才ニワくんの発想でありますな。 こんな、世の中の為になるような大発明をしてくれたんだから、多少、性格に難があるくらいは大目に見なければなりませんが、で、この素晴らしい 「サエール」 を試してみたい人はどうすればいいのかというと、 「サエール」 を試してみたい方は 「サエール送れ」 と下のハガキのように書いてお出しください。 折返し 「サエールと Dr.DECO」 をお届けします…と。 おお、サエールだけじゃなくて、Dr.DECO まで。 何て良心的な! で、Dr.DECO って、何や? …と思ったら、額にあてるだけで頭の熱が計れる Dr.DECO をプレゼントします。 あ、なるほど、額(でこ)で体温を計るから、ドクター・デコなんっすな。 「サエール」 って、こんなもので本当に熱が下がるんか? そう、半信半疑…というか、5%信95%疑の人がいるかも知れませんが、嘘だと思うなら、Dr.DECO で効果のほどを検証して下さい! 自分のところの商品に対する揺るぎない自信が感じられますよね。 これはもう、送って貰うしかねぇ!
ここで注意しなければならないのは 「サエールをくれ」 じゃなくて「サエール送れ」 と書かなければならない点。 タダでくれるワケではありません。 ちゃんと送ってきてはくれるんっすが、気に入った場合は同封の振込用紙でご送金下さい。 エエぇぇぇぇ、金、取るんかぁ…。 ま、それはそうっすっよね。 三菱アルミニウムにアルミニウム代を払わなければならないし、アルミニウム板を紐で繋いでベルトを取り付けるオバチャンにパート代を払わなければならないし、学研に広告の掲載料を払わなければならないし、教育評論家の大野誠一センセイからも、それなりの報酬の請求があるだろうし。 誠一センセイも、聖人ではありませんからね。 食っていく為には、胡散臭い仕事にだって手を染めないと。 で、この「サエール」、おいくら万円するのかと思ったら、¥3,600 +(送料200円) 。 え? 意外と安っ! ま、ただのアルミニウム板を紐で繋いでベルトを取り付けただけの代物っすからね。 こんなもん、アルミホイルがあれば、自分でも作れらぁ! …みたいな。 で、これ、気に入った場合は同封の振込用紙でご送金下さい。 ということは、気に入らなかった場合は同封の振込用紙でご送金しなくてもエエんか? …というと、その通り。 ただし、また、気に入らない場合は七日以内に、ご返送ください。 エエぇぇぇぇぇ…。 返なさアカンのかぁ…。 ま、それはそうっすっよね。 本当はめっちゃ気に入ったのに、「気に入らないから、お金は払わない!」 と言って、そのまま使い続ける人が続出するに違いませんもんね。 商売人というのは、非情に徹しなければならんのっすが、で、これってアレっすよね。 「返品可」 ということは、もしかしたら女子中学生が装着した使用済み・プレミアム・サエールが送られてくる可能性もあるという事っすよね? うぉぉぉぉぉぉぉ! JCさえちゃんが使った 「さえ サ・エール」 なら、¥4,800まで、出すっ! ま、そんなのを装着したらコーフンして熱が上がって、ますます頭がボーッとしちゃいそうなんっすけど。
んなことで、『中学一年コース』 1980年4月号。 ここからようやく本編に入っていくんっすが、■進学お祝い大特集■ これが中一生だ! いやあ、楽しみっすなぁ、中学生活。 小学生の時は、クソゆき (蔑称付き) だとか、クソ川兄弟 (同) とかに虐められて、何も楽しくなかったりしたんっすが、中学に入れば過去から決別して、新生サバくんとしてやり直すことが出来るな! …っと。 希望に満ちあふれておりましたな。 が、現実は、さっぱりでしたな。 小学生の時に僕を虐めていた奴らは、もれなく繰り上がりで同じ中学校だったりするし。 余所の小学校から上がってきた奴らからも虐められて、事態が悪化しただけだったりしたんっすが、絵に書いたようなツッパリ(笑)みたいなのもいたし。 女子生徒にも、絵に書いたようなズベ公 (笑) がいたりしたんっすが、 どんな感じなのかというと、 こんな感じ 。 おお、本当に絵に書いたような。 これはヤンキー高校生なんっすが、中学生も似たようなものでありました。 それに比べて、この 『中一コース』 の記事は、何とも平和だったりするんっすが、
@ 朝だ、さあ登校! ◆あいさつでピリッとひきしまろう!
遅刻しちゃタイヘンだ。急げ、急げ! 寝ぼけてなんかいられない。
さあ、学校に到着。 「おはよう!」 のアイサツはさわやかに、元気よく。
これ、中一生ともなればトーゼン!
あ、トーゼンっすか。 いや、元気に挨拶するのは、小学生まで。 中学生になると、ボソボソと 「うっす…」 みたいな感じになっちゃうような気がするんっすが、ま、確かに挨拶は大切なんっすけどね。 ありがとうさぎ も、あたたかなあいさつで、町中の男の子からモテモテらしいし。 ま、声は可愛いっすからね、このウサギ。 個人的には、顔も可愛いと思うんっすが、
A 授業はシンドイぞ ◆よそ見はダメよ!
中学校の先生はキビシイゾ!
カワイ子ちゃんに見とれてたり、となりの人とおしゃべりしていると、『コラッ!』 とカミナリが落ちる。
自分のためなんジャ、授業をしっかり聞いて、勉強、勉強!
あ、中学校の先生はキビシイっすか。 あ、でも、小学校の先生だって、キビシイゾ! …っと。 ほれ 。 あ、精義小学校やん…。 わりと都会の小学校っぽく写っているのはいいんっすが、長寿保育園の不適切保育に続いて、またしても…。 このクラスの担任の52歳の男性教諭は中指を立てた児童を注意する際、もう一人の児童に刃を出した状態のカッターナイフを持たせたということです。 コメントを見る限り、わりと52歳の男性教諭に好意的な意見が多かったりするんっすが、刃を出した状態のカッターナイフは、ちょっと…。 指を切ったりしたら、血が出るやん。 血を出すなら、僕の見えないところで、こっそり出血してくれよぉ…と。 ひとつ間違えれば、そんな事態になっちゃうところなんっすが、ひとつ不祥事 (?) が発覚すると、今までなら見過ごされていたような些細な事 (?) も表沙汰になったりして、続報として こんなの も。 教室には他の児童もいましたが授業は中断され、給食の時間も指導が続いたということです。 教諭はその後、児童に給食を食べるように伝えたということですが、児童は唐揚げしか食べることができなかったということです。 およそ2時間にわたって男子児童に指導というのは、ちょっとアレだと思うんっすが、唐揚げしか食べることができなかった? これがもし、「桑名パンのパンしか食べることが出来なかった」 というのであれば、虐待以外の何物でも無くて、憤りを禁じ得ないんっすが、唐揚げを食べれたんなら、別にエエやん…と。 桑名パンのパン、唐揚げ、明治牛乳。 そういうメニューだったりしたら、僕だったら唐揚げだけ食べます。 桑名パンのパンは食べずに残して、机の引き出しに隠蔽します。 明治牛乳はわざとこぼして雑巾で拭いて、その雑巾を日なたに3日間ほど放置します。 バイオテロやんけ! …と思われるかも知れませんが、そんな衝動にかられてしまうほど、今ひとつなんやて、桑名○ンのパンと、明治○乳は! 今さら一部を伏せ字にしても、既に手遅れな気がしないでもないんっすが、
B 昼休みは大混乱!
「なんツーても楽しみは給食。食べてるときが一番シアワセ。これがなきゃ学校へ行くネウチないネ。」
(新潟県・宮浦中 田端茂二)
エエぇぇぇぇぇ…。 給食なんて苦痛以外の何物でもなかったんっすが、ちなみに僕が子供だった頃は、小学校が給食で、中学は弁当でありました。 あの桑名○ンのパンを食わなくて済む! 中学生活に希望を抱いた要因のひとつだったりするんっすが、田端茂二は この学校 っすか。
スクールランチ。 htmlの高等テクであるフレームなんか使ってくれちゃってるので、該当ページのリンクを貼れなくてアレなんっすが、6月のランチメニューは こちら 。 ランチルームとランチボックス、食べる場所を選べる感じっすかね? で、メニューも2種類からチョイス。 ええやん! めっちゃ恵まれてるやん! 1日は「かぼちゃコロッケ」 or 「ハンバーグの野菜あんかけ」 。 どちらもよさ気で、悩みますなぁ。 「ちくわのきんぴら」 というのがちょっと謎メニューなんっすが、ハンバーグのほうを選ぶと 「ツナとひじきのサラダ」 になるんっすな。 ツナは大好きなんっすが、ひじきは微妙…。 特に、翌日が検便だったりする場合は避けたい食材なんっすが、あ、せっかく美味しそうなランチの話をしていたのに、また余計なことを…。 で、これはアレっすな。 タラコ唇が可愛い女子生徒と仲良くなって、自分はハンバーグのほうを選んで、彼女にはコロッケのほうを選んで貰って、メインは仲良く半分こして、で、「ひじきあげるから、ちくわのきんぴら、頂戴♪」 と、トレードするのが最適解なのではなかろうかと。 それはそうと、危うく見逃しちゃうところだったんっすが、「★ピースごはん」 って、何や? グリンピースごはんだと判断して、あまり気に止めてなかったんっすが、よくよく見ると 「★ピースごはん」 。 これがもし 「☆ピースごはん」 だったら、つのだ☆ひろ の真ん中の部分が入った、平和のご飯なんやろな。 …というので、何となく味が想像出来るんっすが、じゃなくて 「★ピースごはん」 。 ま、美味しそうだったら、彼女に味見させて貰って、そうでもなさそうだったら、黙っていればいいかぁ…と。
で、翌日は 「カレイの竜田揚げ」 or 「さばの塩焼き」 。 あ、これ、カレイ技師とサバくんの、究極の選択やん。 あ、デヴィッド・ムニエル・鰈さま、ジャケ絵プレゼントへのご応募、ありがとうございました。 恐らく応募は0通、もしかしたら、カレイ技師が応募してくれるかも? そう踏んでいたら、案の定だったんっすが、有り難い限りです。 あ、だからと言って、カレイ VS さばの塩焼き。 この勝負に負けるわけにはいきません。 対戦相手が 「カレイの煮付け」 なら、カレイ如きの平べったい魚に負けることはないんっすが、「カレイの竜田揚げ」 って、ちょっと美味そうで、卑怯やんけ! 「さばの塩焼き」 では、ちょっと分が悪そうなので、「さばの味噌煮」 にしますかね? 「さばのミッソーニ」 みたいな名前にしておけば、「え? 何かイタリアンっぽくて、美味しそう♪」 そう、小学生が欺されて、サバのほうを選んでくれるかも知れません。 あ、そっちがそうくるなら、こっちは 「クララが立った揚げ」 で! かれい技師、なりふり構いませんなぁ…。 が、残念。 今の小学生に 「クララが立った」 は通用しないっすぜ、多分。 で、えーと、
ということで、今日はバディ・テリーす。 名前からして、照り焼きが好きそう。 そこまでは何となく想像が付くんっすが、それ以外のことはさっぱり分からない謎キャラっす。 バディ・テリー(Buddy Terry、1941年1月30日 - 2019年11月29日) は、アメリカ合衆国のジャズ・ミュージシャンであり、アルト・サックス及びテナー・サックス奏者。ニュージャージー州ニューアーク生まれ。1960年代と1970年代に、テリーはプレスティッジ・レコードとメインストリーム・レコードからアルバムを制作している。 そう、 Wikipedia に書かれているんっすが、 このアルバム に入っていたんっすな。 お、スキーでコケて脚の骨を折って、入院して、手術して、退院した時に書いたネタやん。 2007年。 あれから16年も経ったんっすかぁ。 で、中身を読んでみたら、バディ・テリーというのはいったい誰なんすかね? これがもし、ブリ・テリーという名前であれば、恐らくブリの照り焼きが好きな人なんだろうな。…と、ある程度の想像がつくんですが、バディ・テリーですからね。 いったい何の照り焼きが好きなんでしょうか? そもそも、よく考えたら名前がテリーだからといって必ずしも照り焼きが好きとも限らないわけで、もしかしたらテリーヌとかが好きな人だったりするのかも知れませんが、うんぬん。 今回と同じようなネタが、パワーアップした形で書かれていたんっすが、今日はそんな照り焼き君の 『アウェアネス』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 1971年のメインストリーム盤。 最近、このレーベルの作品を取り上げることが多いんっすが、このジャケットの容貌を見る限り、コテコテのソウル系っぽいな…と。 都会派アーバンな僕の趣向にはそぐわないので、適当に片付ける形になるのではないかと思われますが、セシル・ブリッジウォーターのトランペットが入っているんっすな。 ディーディー・ブリッジウォーターの旦那っすよね。 名字が同じブリッジウォーターなだけで、赤の他人の橋水さんなんじゃねーの? そう、思われるかも知れませんが、 ここ に、 1970年代に、彼はディー・ディー・ブリッジウォーターと結婚していました。 そのように書かれているので、間違いないか…と。 世の中広し、猫ひろしと言えど、これほど信頼出来るサイトは、そうそう無かったりしますからね。 セシル・ブリッジウォーターがディーディー・ブリッジウォーターの旦那だったのは間違いないんっすが、5年くらいで別れてしまったっぽいっすな。 離婚後もディーディーがブリッジウォーターを名乗っているのは、あるいはセシルに未練があったのか。 後にディーディーちゃんは再婚したみたいなんっすが、新旦那はたまったものじゃないっすよね。 が、いきなりディーディー佐藤みたいな名前になっちゃったらイメージ台無しだし、ま、しゃあないかぁ…と。 で、後、スタンリー・カウエルのピアノや、ローランド・プリンスという人のギターが入ってたり。 個人的にギターは余計な気がするんっすが、ピアノレスではないから、ま、いっかぁ…と。 面子からはまったく演奏が見えてこなかったりするんっすが、とりあえず、ま、聞いてみることにしましょうかぁ。
まずは、アルバム・タイトル曲の 「アウェアネス」 。 組曲になってるっぽくて、まずは第1部の 「オムニポテンス」 から。 オムニと言えば、オムニマックス なんっすが、長島にオムニマックスなんて聞いたことない…知らん 鈴鹿サーキットじゃない? いやいや、あっきーなちゃん、無知にも程がありますな。 オムニマックスと言えば、ナガシマやろ! そんなん、世間の常識やろ! ま、あっきーなちゃんがムチムチであれば、多少の無知は許してあげてもいいんっすが、っつうか、長島スパーランドは大好きな遊園地でした… ただ、東京で長島スパーランドの名前を出しても、あんまり知られていない…ガーン でも意外に凄いらしいってWikiって気付く…(爆) hiroちゃんはエラいっすな。 ちなみに高校生の時に夏休みにバイトしてた…(爆) え、マジかよ? ていうか、なら、ナガシマにオムニマックスあったの、知ってるやろ! で、「オムニポテンス」。 どういう意味なのかと思ったら、全能である状態。 無限の力を持つこと。 おお、厨二っぽい♪ で、演奏のほうはというと、え? めっちゃハード…。 コテコテのソウル派と踏んでいたら、バリバリの武闘派だったんっすが、フリーに片足突っ込んでる? 2管の絡みで演奏されるテーマは、そこまで小難しくはないんっすが、続いて出てくるピアノのソロは、そこそこ小難しくて、ちょっぴり意味不明。 コンガの人が頑張って盛り上げてくれているんっすが、続いて2管の人たちが出て来て “自由” を叫んで、これぞまさしく、全能である状態であるな…と。 全農じゃないな…と。 で、ここでいきなり雰囲気が変わるんっすが、もしかしたら、ここから第2部の 「バビロン」 だったりするのかも? バビロン捕囚、バビロン捕囚、どうしてユダヤ人が虐められるの〜♪ 「メシア」 の一節を口ずさんだ人もいるかも知れません。 そんな、僕が高校時代に作詞・作曲したオリジナル・ソングを口ずさむのは、僕以外にはいないような気もするんっすが、この 「バビロン」 は、わりとポップな仕上がりだったりしますな。 スタンリー・カウエルがエレピを弾いて、ギターのソロが躍動する…いたいな。 途中からそこに2管が絡んで来て、いかにも70年代なサウンドが展開されることになります。 ちょっぴり 「フリーダム・ジャズダンス」 っぽいフレーズが出て来たりもして、で、続いて第3部っすかね? 少し長くなってきているので、この辺で改行を入れて置いて、
「ユニティ」 。 ラリー・ヤングに同名のアルバムがありますが、無論、それとは別物。 ここに来てようやく、バディ・テリーのソロが大きくフィーチャーされることになるんっすが、かなり個性的なスタイルでありますな。 ハード・バップの先を行くスタイルなのは間違いないんっすが、コルトレーンではないし、敢えて言うなら、ジョー・ヘンダーソンに、ちょっぴりブッカー・アービンが憑依した風? 続くセシル橋水のソロもかなり攻めてるし、で、その後、ぐっとテンポが遅くなって、第4部の 「ヒューミリティ」 らしきものが始まるゾ…っと。 ここ を見ると (Trio for Two Bassists and Tenor) と書かれているんっすが、で、再びテンポが速くなって、テーマらしきものが出て来て、おしまい。 以上、非常に疲れる1曲目でありました。 で、次。 「カミリ」 。 頑張ってコンガを叩きまくっていたムツーミ (?) とかいう人の曲っぽいっすな。 そういえば小学生の頃、同じクラスに睦美(むつみ)という女子児童がいましたな。 睦美(むつみ)だからと言って、むっつり美人というワケではなく、あまり印象はなかったりするんっすが、で、この 「カミリ」 はアレっすな。 アフリカンな牧歌曲。 冒頭、バディ・テリーの吹くフルートが民族楽器的な空気を醸しだし、そこにベースと打楽器とエレピとギターがいい感じに絡んで来て、で、ソプラノ・サックスに持ち替えたテリーが、穏やかにテーマを吹く。 そういう流れだったりします。 これぞ70年代サウンド。 いいじゃん♪ そういえば僕が子供の頃、「じゃんけん」のことを 「いんじゃん」 と呼んでいたような気がするんっすが、「じゃんけんぽん」 じゃなくて、「いんじゃんちー!」 みたいな。 で、その後、テリーのソプラノ・ソロがフィーチャーされるんっすが、楽器の違いもあるのか、前曲と比べるとオーソドックスで分かりやすくて、で、続くエレピのソロが何とも言えずに幻想的。 ベースのピチカートや、ギターや、打楽器なんかも絡んで来たりして、で、その後、再びソプラノがフィーチャーされて、 でもって、テーマに戻って、おしまい。 何とも不思議なサウンドだったんっすが、悪くなくて、よかったな♪ …っと。
で、次。 スタンリー・カウエルのオリジナルで、 「ステアリン・ゴールド」 。 ちょっぴりベタなメロディが出て来たりする、わりとポップな仕上がりの曲なんっすが、使われている管楽器は、ん? ソプラノ・サックスとフルート? セシル橋水がフルート吹いてる、もしくは多重録音? 詳細は不明なんっすが、カラフルなサウンドがとっても色彩豊かだゾ…っと。 ソロ・パートはソプラノ → ギター → エレピの順。 このギターの人の実力が不明だったんっすが、ぜんぜん悪くないっすな。 この人 ? なかなかソウルなルックスなんっすが、時おり、ちょっぴりウェス・モンゴメリーっぽいオクターブ奏法になるところがイケてるゾ…っと。 続くエレピの透明感のあるソロもいいし、でもって、テーマに戻って、おしまい。 ここ2曲、めっちゃ健闘してますな。 で、次。 「ソドム・アンド・ゴモラ」 はテリー君のオリジナル。 ソドムとゴモラは、聖書に登場する都市。天からの硫黄と火によって滅ぼされたとされ、後代の預言者たちが言及している部分では、例外なくヤハウェの裁きによる滅びの象徴として用いられている。また、悪徳や頽廃の代名詞としても知られる。 おお。 いかにも厨二っぽい♪ この人どうやら、そっち系のキャラっぽいっすが、いかにも混沌とした作品に仕上がっていて、1曲目以来の (個人的な) ハズレかな? …と。 オーネット・コールマンが書く曲っぽくもありますな。 ソロ先発はテリーのテナー。 やはり、フリー寄りに脚を踏み外したジョー・ヘンダーソンな感じ? 後半、そこにセシル・ブリッジウォーターのラッパが絡んで、そこからラッパのソロに転じて、セシ・ブリくんが激しく疾走しまくって、その後、生ピのソロがあって、ミッキー・ローカーのドラムス・ソロで大いに盛り上がって、最後にもう一度ピアノのソロが出て来て、でもって、テーマに戻って、おしまい。 いやあ、力こそパワー。 そんな1曲でありました。
で、ラスト。 スタンリー・カウエルのオリジナルで、 「アブスクレーションズ」 。 ジャズ・ロック調のベタなナンバーなんっすが、これもまた、人生。 聞きやすいという点では、超保守派の僕でも受け入れられるし、テナー、ラッパと続くソロはどちらもグルーヴィで、でもって、テーマに戻って、今日のところは以上っす。
【総合評価】 小難しいハード路線もいくつか見受けられたんっすが、アフリカンな牧歌曲や、ジャズ・ロック調のナンバーなんかはよかったし、混沌としたカオスさが何とも言えずに70年代っぽくて、こういうのもアリかな? …と。 万人にはお勧めしませんが、マニアな10人くらいには、オススメ☆