富士五湖、言えるかな? 言えらあっ! 富士五湖、富士五湖、富士五湖、富士五湖、富士五湖。 いや、そうじゃなくて、富士五湖と呼ばれる山梨県側の富士山麓に位置する5つの湖の名前を言えるかな? 言えらあっ! んーと、山中湖、河口湖、もとす湖、西湖、精進湖。 ブブー。 残念、80点。 え? もとす湖を漢字で書けなかったから? いや、言えるかな? …なので、別に漢字で書けなくても大丈夫なんっすが、 「できるかな」 にしたって、ゴン太くん、大抵、できてないし。 改めて聞いてみると、主題歌、めっちゃジャズっぽいっすな。 「ぶたのもと(仮題)」 などという、この回だけの為に作られた新曲も出てくるし。 で、おお! タワシの豚ちゃん。 可愛ぇぇぇ〜♪ この回の放送直後、タワシが爆売れしたに違いありませんが、で、えーと、富士五湖、言えるかな? 山中湖、河口湖、もとす湖、西湖、精進湖で、80点。 もとす湖を漢字で書けなかったのが減点対象じゃないとすると、何がアカンかったんや? あ、もしかして、西湖(にしこ)の読み方が違うとか? え? そんな、西国分寺のゆるキャラ みたいな読み方、してたん? じゃ、60点。 何でもいいけど、にしこくんって、国分寺跡から発掘された “あぶみ瓦” の妖精だったんっすな。 相撲か何かでぶっ飛ばされて、中身が飛び出た放送事故のインパクトが強過ぎて、何の妖精とか、考えたこともありませんでした。 あぶみ瓦って何なのかと思ったら、ここ 参照。 おお、これっすか。 これは確かに、足を生やしたくなる!
で、 “西湖(にしこ)くん” じゃないなら、何て読むんや? 西湖(せいこ)? そういえば、フローレス西湖(せいこ) とか、あったような? いや、ないし。 正解は 西湖(さいこ)。エエぇぇぇ…。 “西” と書いて “せい” って、無理があるんじゃね? そんなふうに思ってしまったかも知れませんが、いや全然。 西遊記(さいゆうき)とか、あるし。 あ、でもあれ、中国じゃん。 日本なのに “西” と書いて “せい” とか、やっぱり…。 そんなふうに思ってしまったかも知れませんが、いや全然。 ダイナマイト関西 とか、いるし。 出身地・京都府京都市。 バリバリの関西人どすえ。 関西大学も、関西学院大学も、バリバリ関西の大学どすえ? いや、関西学院大学は 「かんせいがくいんだいがく」 じゃん! 校名の由来 。 「関西」を「かんせい」(当時はクヮンセイ)と読むのは、当時の学生気質が進取革新的で、東京をトウケイというように漢音読みする傾向があったので、本学の校名もそれにちなんだわけです。 そんな理由かい! 関西なのに、ぜんぜん関西弁じゃないし。 本学の校名もそれにちなんだわけでんがな。 そんなふうに言って貰わないと、説得力がないんっすが、で、西湖を 「にしこ」 とか 「せいこ」 とか読んじゃったのが−20点だとすると、あとの−20点は? じゃ、富士五湖をもう一度。 今度は平仮名で。 やまなかこ、かわぐちこ、もとすこ、にしこ、しょうじんこ。 そこ! 最後! え、精進湖(しょうじんこ)? 僕もずっと、そう読んでいたんっすが、違うんっすな。 正解は精進湖(しょうじこ)。 え、マジかよ? 確かに 「しょうじんこ」 だと、 “小人子” とかにしか変換されなくて、面倒だったんっすが、精進湖(しょうじこ)。 一発で出るやん! 精進湖(しょうじこ)って、そんな、東海林のり子 から、 “のり” を引いたような読み方でエエんか? そう、思わずにはいられませんが、ま、別にいっかぁ。 海苔弁から “のり” を引いたら、 “弁” しか残らないんっすが、東海林のり子から、 “のり” を引いても、東海林子。 「とうかい・りんこ」 とか読まれちゃいそうなんっすが、別に生きていけないことはなさそう。 それはそうと、東海林と書いて「しょうじ」と読む。 どう考えてもおかしいやんけ!
その謎は Wikipedia 参照。 東海林(しょうじ、しょうし、とうかいりん)で、日本の名字の一つ。全国4485世帯。山形県に約1000世帯。 以外と数、多いっすな。 で、東海林と書いて 「とうかいりん」 と読む一族もいるんっすな。 東海林と書いて 「とうかいりん」って、変やろ? 普通、「しょうじ」 やろ? そう、思ってしまうほど、東海林(しょうじ) が定着してしまっているんっすが、 荘園を司っていた職業部の「庄司」に対し、東の海を渡ってきた林氏が、荘園の管理を任され「東海林 (とうかいりん) 」と名のったことにより「庄司の東海林」となり時代が進むにつれ省略混同され「東海林 (しょうじ) 」と呼ばれることとなった。 おお、なるほど。 分かって見ると、意外とつまらないっすな。 この話はなかったことにして、んなことで、( 前回 までの粗筋) 河口湖駅の近くで牛カツを食った。 美味かった。 で、改めて、富士五湖とは 。 この、いちばん上の写真が河口湖っすな。 標高830mと富士五湖のなかではもっとも低い位置にあり、周辺距離が富士五湖一長い17.4kmです。 山中湖がいちばん大きいのかと思っていたんっすが、違うんっすな。 …と思ったら、違うんっすな。 面積がいちばん広いのは山中湖なんっすが、周辺距離だと河口湖のほうが長いみたいっす。 んーと、 ここ 参照。 山中湖、標高、高っ! 河口湖、標高、低っ! で、西湖・精進湖・本栖湖が同じ海抜なのは昔は同じ湖だったから。 へぇ〜。 で、精進湖、しょぼ…。 そんなんやから、正しい読み方を覚えてもらえへんのや。 そう、思わずにはいられませんが、名前の由来は、富士参詣者による精進潔斎からきた説や、富士の背にあたることから「背地」(せのち)と呼ばれたとする説がある。 精進潔斎(しょうじんけっさい)とは、酒や肉食をせず、ひたすら修行に専念すること。飲食を慎んで、不浄や汚れを寄せ付けずに、心身を清らかにすること。「物忌み」をすること。 うわ、つまらん人生…。 おまけに、精進潔斎(しょうじんけっさい)が名前の由来なら、精進湖と書いて「しょうじこ」と読む理由にならん気がするんっすが、富士の背にあたることから「背地」(せのち)と呼ばれたとする説がある。 せのち、せのち、せのち、せのち、せのち、せのち、せのち、せのち、しょうじ。 こっちのほうが説得力がありますな。 が、今回、精進湖には行かなかったので、別にどうでもよくて、河口湖。 とりあえず 音楽と森の美術館 に行ってみることにしました。
入館料は平日で大人1,800円、ハイシーズンで2,300円。 ハイシーズンというのは 2024年12月30日(月)〜2025年1月3日(金)、2025年5月3日(土)〜5月6日(火)、2025年8月9日(土)〜8月17日(日)であるらしく、僕が行ったのは1月4日なので、平日扱いでラッキーだったんっすが、それでもちょっとお高いような? あ、でも、(写真・いちばん上)、レースをまとった犀(サイ)があるから! 株式会社河口湖オルゴールの森は、雄大な富士山と河口湖を背景に中世ヨーロッパを模した庭園美術館、河口湖音楽と森の美術館が、開館23周年を迎えることを記念し、2022年10月1日(土)より世界的に有名な芸術家あのサルバドール・ダリが制作したブロンズ像 「レースをまとった犀(サイ)」(1956年作) の展示を開始致します。世界に8体しか存在しない時価8億円のブロンズ像が富士山麓にて時代を超えて蘇ります。料金は通常の入館料のみでご覧いただけますから! 時価8億円! んーと、8億 ÷ 1800円 = 444444.4444人。 ハイシーズンぼったくり価格を考慮して、42万人くらい客が来ないと、元が取れないから! 1999年9月に開館して、2015年11月に入館者500万人を達成したみたいなので、1年間でざっと31万人くらい。 あ、意外とすぐ元が取れそう。 2022年10月1日(土) から展示されているみたいなので、もう元は取れたっぽい? ここ を見ると、純利益は 0〜1億円。 儲かってるじゃん! ま、ダリのサイがあるから、見に行こう! …という動機付けにはならないので、こんなものがなくても、同じ純利益を得られたような気もするんっすが、ダリとか、そんな無駄なものを買わなければ、ダダ が103万8961体ほど買えたのに…。 あ、でも、サルバドール・ダリは、愛妻家としても有名でありレースをまとった犀(サイ)には愛妻家(アイサイカ)だけに、奥様への愛情が込められているといわれておりますから! いわれております…って、株式会社河口湖オルゴールの森の社長が、適当に言ってるだけなんじゃね? そんな気がしないでもないんっすが、犀(サイ)の鼻に触れると願いが叶う。 そんなふうに言われております。 もう、言ったもん勝ちっすな。 ご注意:サイの台座には乗らないでください。 サイの隣にいるアルマジロには優しく触れるようにお願いします。 そんな注意書きもあったんっすが、何じゃこのトゲトゲ。 毛の生えたキン○マみたいで、趣味悪い。 そんなふうに思っていたら、アルマジロだったんっすな。 アルマジロにあるまじき…、えーと、次。
後はまあ、ヨーロピアンな建物だとか、お庭だとか。 ぶっちゃけ、箱根のガラスの森美術館とか、和歌山のポルトヨーロッパの亜流じゃん。 そんな気がしないでもないんっすが、亜流じゃん…とか、馬鹿にすんな! アリューシャン列島とか、あるじゃん! で、ここ、「音楽と森の美術館」 なので、音楽が売りなんっすかね? 西瓜がウリとか、マスクメロンがウリというのは分かるんっすが、音楽が売り。 元々はオルゴールなんちゃらって名前でしたよね? 昔、僕の家にもオルゴールがあったんっすが、それで流れるメロディーが、汲み取りの車(バキュームカー)が流しているメロディーと一緒だったので、僕の中ではオルゴール = 汲み取りなんっすが、そんな僕のよくないイメージを汲み取ったのか、「音楽と森の美術館」 という名前に変更。 絶景の富士と共に、河口湖の畔に佇む当美術館では、貴族たちが愛したオルゴールや、自動演奏楽器による心癒される音楽を、時代を越えてお楽しみいただけます。 美しい庭園と豊かな自然、そして心を癒す音楽と共に、小さなヨーロッパ旅行を楽しんでみませんか。 そう書かれているので、今でもオルゴールが売りである模様なんっすが、これ を見ると、サイ以外にも、いくつか見所があったみたいっすな。 あ、ミュージアムショップは、ちょっと中に入ってみたんっすけどね。 地下の奥のほうに便所があって、とっても有意義でした。 で、河口湖の向こうに富士山が見えます。 ま、一応は見えたんっすけどね。(写真・いちばん下)。 昼飯を食う前までは雲ひとつない快晴で、もっとはっきり・くっきりと見えていたのに…。 で、コンサートホールとか、オルガンホールとかには入らなかったんっすが、せっかくだから入ればよかったのに。 ま、言われてみれば確かに…。 昼飯を食う前までは、あんなに綺麗に見えていた富士山が微妙な感じになってしまって、僕の心も曇って、ちょっと不貞腐れてましたからね、あの日の午後の僕。 とまあそんなこんなで、満足度はまあまあだったんっすが、で、次。
「河口湖音楽と森の美術館」 の裏から、河口湖畔に抜けられるようになっていたので、抜けてみました。(写真・いちばん上) 。 富士山、惜しいんっすけどね…。 で、そこから河口湖美術館 へ行ってみることにしました。 「河口湖音楽と森の美術館」から 「音楽と森の」 を抜いた感じっすな。 入館料は企画展開催時で大人800円。 2月23日は無料。 何故かというと、223(富士山)の日だからなんっすが、今年は日曜日なのでチャンスっすな。 美術館としては小規模で、 ワンフロアに2〜3個の展示スペースと、ミュージアムショップと、展望ラウンジがあるだけなんっすが、僕が行った時は 「歌川広重の富士」 と 「第25回富士山写真大賞展」 の2本立て。 館内は撮影禁止だったので、富士山写真の写真は撮れなかったんっすが、今、桑名市博物館でやってる 「とっても(はあと)いいもの」 。 こういう企画をやってくれるといいのに。 撮影・SNS掲載 全部OK 。 「とってもいい」 と 「撮ってもいい」 を掛けているんっすな。 もの凄く地味で、陰気臭い博物館なんっすが、こういうセンスは意外と悪くないと思います。 今回の目玉は これ っすかね? そっちが歌川広重なら、こっちは歌川国芳や! 所蔵者:プーシキン美術館。 そこから借りてきたんっすかね? 「ちょっと貸して♪」って、プーチンに直談判したんっすかね? プーチンもプーシキンも、一緒やろ? …みたいな。 で、まさか、借りパクする気じゃないっすよね? そんなことしてプーチンの怒りを買って、桑名に侵攻されたりしたら嫌なんっすが、で、第25回富士山写真大賞展。 僕も写真を撮るのが好きなので、お手並みを拝見させて頂きますかぁ。 そんな、軽いノリで見てみたんっすが、いやあ、レベチでした。 もう、「はえ〜」としか…。 で、ここ、美術館そのものもよかったんっすが、裏手というか横手のほうにある池と芝生広場がよかったっす。 展望ラウンジから眺めることが出来るようになっているんっすが、入館料を払わなくても、 “庭” のエリアに立ち入ることは可能っす。 池に映り込む周囲の景色が素晴らしいっ♪ 第1回河口湖美術館の裏の池写真大賞があれば、大賞…は無理にしても、寿司屋の大将賞くらいは貰えるんじゃね? そんな気がしないでもない1枚をモノにすることが出来ました。 近所の寿司屋の大将が選ぶ、この1枚…みたいな。 事前に大将の寿司屋でカッパ巻きをたらふく食って、やっぱ、大将の握る寿司は最高っすね! そう、お世辞でも言っておけば、もしかしたら? こういうのって、事前のロビー活動が大切っすからね。 んなことで、こっちの美術館のほうは大満足。 で、2日目の予定は終了。 あとは宿に行って、温泉に浸かって、飯を食って、寝るだけっす。
本日の宿泊地は こちら 。 当初は ここ を押さえていたんっすが、駄菓子バイキングが大人気です♪ うまい棒にキャベツ太郎、ベビースターに餅太郎、食べ放題♪ あまりにも魅力的。 タマゴボーロ…は、ま、さほどでもないんっすが、ま、嫌なら食べなければいいだけの話だし。 オリジナルデザインのご当地温泉むすめ 「河口湖多佳美ちゃん」 も可愛いっすが、ただここ、ロケーション的に河口湖は見えても、富士山は見えないっぽいっんっすよね。 富士山とか、見えるところに行って見ればいいから、別にいいやぁ。 そんなふうに思っていたんっすが、割と直前になって、予約サイトに 「富ノ湖ホテル」 が出て来るようになって、悩んだ結果、そっちのほうに乗り換えました。 これでもし、富士山がぜんぜん綺麗に見えなかったりしたら、やっぱ、うまい棒にキャベツ太郎、ベビースターに餅太郎のほうにすればよかった…。 そう、激しく後悔することになっちゃうんっすが、果たしてこの賭けが吉とでるか、凶とでるか? その結果は、次回☆
ということで、今日はマーク・ホイットフィールドっす。 前回 のジェシ・ヴァン・ルーラー、1995年にセロニアス・モンク・コンペティションのギター部門(審査員はジム・ホール、パット・マルティーノ、パット・メセニー、ジョン・スコフィールド、マーク・ホイットフィールド)で優勝。 審査員、凄過ぎぃ! そんな話を書いて、そういえばマーク・ホイットフィールドって、そんなギタリストもいたなぁ。 …というのを思い出したので、急遽、ネタ用に1枚仕入れて、取り上げてみることにしました。 んーと、マーク・ホイットフィールド(Mark Whitfield、1966年10月6日 - )は、アメリカのジャズ・ギタリスト。 僕より2つほど年上なんっすな。 まだまだ若いじゃん♪ 1990年、ジョージ・ベンソンの後押しで彗星の如くシーンに現れたジャズギタリスト。 そういうアレみたいなんっすが、そんなん、売れるのが約束されてるようなもんやん。 ずるいやん。 ま、後押しされるのも、実力があってこそなんでしょうが、今日はそんなマク・ホイの 『トゥルー・ブルー』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 よく分からんので適当に選んでみたんっすが、1994年録音のヴァーヴ盤。 全部で13曲も入っているのは、如何なものかと思うんっすが、数曲にゲスト? …で、ニコラス・ペイトンとブランフォード・マルサリスが入っているので、ま、何とかなるかな? …と。 ピアノはケニー・カークランドで、ドラムスはジェフ・ワッツ。 サイドマンも強力無比だし。 んなことで、じゃ、演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。
まずは1曲目、マー・ホイのオリジナルで、 「ブルース・フォー・デイビス・アレクサンダー」 。 「デイビス・アレクサンダーのためのブルース」 でありますな。 誰? …というのが気になるところなんっすが、やーい、やーい、アレクサンダー、お前の母ちゃん、デイビス! そういうアレでありましょうな。 いや、それ、おかしくね? お前の母ちゃん、アレクサンダーなら分かるけど。 そんな気がしないでもないんっすが、子供に理屈は通用しません。 ちなみに、「おまえのカアちゃん、でべそ!」のルーツは鎌倉時代の悪口に… 。 そこに秘められた “卑猥で強烈な意味” とは。 非常に気になる話なんっすが、読んでみたら、肝心の “卑猥で強烈な意味” は、何か曖昧な感じでお茶を濁されておりました。 羊頭狗肉な感は否めませんが、で、曲のほうはアレっす。 ブルースっす。 ブルースなんっすが、割と都会ナイズされていて、コテコテ系が苦手な僕でも普通に楽しめました。 演奏のほうはジョージ・ベンソンというか、ちょっぴりグラント・グリーンっぽくて、オーソドックスで、王道で、超保守派な僕にはぴったり。 続いてロドニー・ウィターカーとかいう人のベースのピチカート・ソロが出てくるんっすが、なかなかに太くて黒くて、いいと思います。 やっぱ、ジャズの根底はベースやな…と。 んなことで、テーマに戻って、おしまい。 で、次。 「セイブ・ユア・ラブ・フォー・ミー」 。 ここ によると、ナンシー・ウィルソンとキャノンボール・アダレーがかつて演奏したバラードが選ばれています…だそうっす。 んーと、これ っすな。 こうして見ると、キャノンボールって、意外と背が低い? あるいは、ナンシー・ウィルソンが馬鹿デカい? 小馬鹿にしたような顔で振り向いて、キャノンボールがちょっと緊張しているのが可愛いんっすが、このアルバムは持ってなかったような? で、マー・ホイ版のほうはアレっす。 しみじみとしたバラードっす。 ギターとピアノとベースとドラムスとの絡みがいいっす。 テーマの後、ギターのソロが出て来て、でもって、テーマに戻って、おしまい。 4分51秒と短めなんっすが、バラードは物足りないくらいのほうが、ダレなくていいっす。
で、次。 マー・ホイのオリジナルで、 「イマニュエル・ザ・レディーマー」 。 エマニエルだと、エロい夫人のイメージなんっすが、イマニュエルはどうなんっすかね? で、ネギマだと、肉と肉の間に葱が挟んである焼き鳥のイメージなんっすが、レディーマーはどうなんっすかね? 本格翻訳10先生によると、「イマヌエル、質受け人」 。 そんな意味らしいんっすが、アップ・テンポのハード・バピッシュな佳曲。 そういうアレでありました。 ブランフォード・マルサリスのソプラノが入っていて、いい感じっす。 管入りでテーマが演奏された後、ギター → ソプラノ → ピアノの順で各自のソロがフィーチャーされるんっすが、ブラ・マル、いいっすな。 で、ケニ・カクのピアノも、いいっ♪ この人 っすよね。 んなことで、今日はケニー・カークランドっす。 前回の アントニオ・ファラオ編 で、既にお亡くなりになられている事が判明したので、哀悼の意を込めて、急遽取り上げてみるにしました。 そう、1998年11月に43歳の若さで、お亡くなりになったんっすよね。 ま、日本人は早死にしちゃう人が好きなので、その意味ではよかったのかも知れませんが、1994年6月の時点では、普通に元気にピアノを弾いてます。 で、テーマに戻って、おしまい。 …と思ったら、タイコのソロが出て来て、まだ持続可能であることが示されて、テーマとは違う合奏パートが出て来て、最後、テンポが遅くなって、ぐっとムーディになって、おしまい。 なかなかドラマチックな展開でありました。
全部で13曲もあるのに、このペースで真面目に解説しているとアレなので、ここからペースを上げますが、 「クイック・ピックス・ブルース」 。 素早い豚のブルース? いや、pig じゃなくて、pik っすな。 じゃ、素早い突き刺す棒のブルース? 本格翻訳10先生、略して本10によると、「Quik Pikのブルース」。 何の参考にもならねぇ…。 ちなみに PIK というのは、payment-in-kind、米国で減反面積に応じて政府所有の在庫穀物を減反報奨金の代わりに支給し、農家はそれを市場で販売できる制度らしいっす。 分かった上で聞いてみると、なるほどこれは、米国で (中略) 販売できる制度らしいブルースでありますな。 ニコラス・ペイトンのラッパが入っているんっすが、ぶっちゃけ、これが微妙…。 サックスのワン・ホーンは腐るほどあるんっすが、トランペットのワン・ホーンって、少ないっすからね。 何か、お間抜けに聞こえちゃうんっすよね。 このナンバーも、テーマそのものが何かお間抜けなのもあって、何ともお間抜けなんっすが、ま、ギター → ラッパ → ピアノと続くソロ・パートは、どれも悪くないんっすけど。 で、次。 「ミスター・シムズ」 。 『ジョン・コルトレーン・プレイズ・ザ・ブルース』 という地味なアルバムに入っていたブルースっすな。 後半のタイトルが "Mr." で始まる曲はAAB形式ではあるものの、541や251のような形式ではなく自由な形式が採用されている。 そういったアレである模様っす。 ブルースの世界も、なかなか奥が深いっす。 が、個人的にはブルースよりも ズロース のほうが好きっす。 いや、何じゃこの色気のないパンツは。 こんなもん、嫌いじゃああああああ!
で、次。 「バークシャー・ブルース」 。 またブルースっすかぁ…。 ま、ズロースよりはマシだと思って諦めるしかありませんが、じゃ、あれか? ブルースは色気のあるパンツなのか? …と言われると、全然そんなことはないんっすけど。 ブルース・パンツよりも、ブルー・スパッツ のほうが、まだソソられるんっすが、で、演奏のほうはアレっす。 ブルースっす。 これ、どこかで聞いたことがあるような気がするんっすが、 ランディ・ウェストンの曲なんっすな。 あー、なるほど。 ギターの和音がいい感じにハモっていて、WAON♪ そういうアレでありました。 バークシャーというのは、バークシャー種のブタで有名なんっすが、ノッポさんが使っていた 「ぶたのもと」 の中にも、バークシャー種のブタの鼻がありましたよね。 いや、多分。 で、次。 「ブルース・フォー・ベビー・ボーイ」 。 またしてもブルースなんっすが、アルバムのタイトルが 『トゥルー・ブルー』 なので、しょうがないっす。 マク・ホイくんのオリジナルで、管楽器奏者が2人とも入ってます。 トランペットは単独だと、何かお間抜けなんっすが、サックスと組むと俄然、 カッコよくなりますよね。 3曲目ではソプラノを吹いていたマルサリスが、今度はテナーで。 2管の絡みによるテーマが絶妙にハード・バピッシュで、いいと思います。 ソロ先発はマルサリスっす。 モーダルな感じがいいっす。 続くマク・ホイとニコ・ペイのソロもいいっす。 その後、テナーとギターとラッパと、テナーとギターとラッパの掛け合いで大いに盛り上がって、その後、ピアノが出て来て、でもって、カッコいいテーマに戻って、おしまい。 いやあ、やっぱ、2管が入ると、盛り上がるな! …っと。
で、次。 「ガール・トーク」 。 ニール・ヘフティの曲なんっすが、わりと久々の登場、ヤニちゃん 。 いかにも 「ガールズ・トーク」 な、他愛のない歌詞なんっすが、男は髪型の話じゃなくて、上方演芸会 の話をしますからね。 平成28年5月13日、弥富市の総合社会教育センターで、大木こだまひびきさんをはじめ、横山たかし・ひろしさん、タナからイケダさん、ミヤ蝶美・蝶子さんら4組の漫才師が登場って、マジっすか? タナからイケダ、見たかったぁぁぁぁぁ…。 で、曲のほうはアレっす。 とってもラブリーなバラードっす。 ラブリーしいな みたいな? カークランドがとってもガールズトークなメロディを弾いた後、続けてホイットフィールドが、ほいっ! と、ギターでフォロー。 最初はテーマを軽くフェイクする感じで、そこから次第にアドリブを深めていくんっすが、徐々に盛り上がっていく感じが、いいな♪ …っと。 で、次。 「ベ・ルー・ボリバー・バ・ルーズ・アー」 。 名前がふざけているんっすが、曲もふざけているモンクのオリジナル。 ちなみに「ふざける」って、漢字だと「巫山戯る」って書くんっすな。 何かちょっと、巫女さんの山と戯れるみたいで、楽しそうなんっすが、「ふざける」を漢字で「巫山戯る」と書く理由・由来は? ふざけるの C番、 男女がたわむれる。いちゃつく。 これぞ僕が理想とする、「巫女さんの山と戯れるの図」 なんっすが、まさにそれが 「巫山戯る」 だったんっすな。 で、曲は変なんっすが、演奏のほうはどうなのかというと、うーん、まあまあ。 モンク本人がピアノを弾いてるワケではないので、聞いていても腸捻転をおこしそーにはならないんっすが、ま、カークランドのソロは、少なからずモンクを意識しているっぽいんっすけど。 マク・ホイのギターは完全にモンクの呪縛からは脱却しているし、とまあそんなこんなで、変なテーマに戻って、おしまい。
で、次。 「サルム91」 。 「PSALM 91」 なんっすが、最初の “P” は読まないんすよね、確か。 アップテンポの調子のいいナンバーで、とっても調子がよくて、いいっす。 「ちょーすいとる」( “超・空いている” …ではなく、 “調子に乗ってる” を意味する名古屋弁)は、あまりいい意味では使われないんっすが、 ここでのマーク・ホイットフィールドは、いい意味で、ちょーすいとるな! …っと。 続くカーキランドのソロも、ちょけとる(“超・ケトル(やかん)” …ではなく、 “調子に乗ってる” を意味する関西弁)な! …っと。 で、次。 「ザ・ミステリー・オブ・ラブ・エバーラスティング」 。 「愛情永遠のミステリー」 っすか。 歌物スタンダードみたいなタイトルなんっすが、ホイットくんのオリジナル。 で、出来のほうはというと、歌物スタンダードみたいな綺麗な仕上がり。 作曲のセンス、ありますよね。 この分なら京都の左京区でも、うまくやっていけそう。 左京区で作曲。 おもしろおすなぁwww。 おお、京都人に褒められた! 文筆業で生きていく自信が生まれましたが、で、演奏のほうはというと、やや冗長な気がしないでもありません。 ま、情緒もあるので、別にいいんっすけど。 で、次。 「ブルース・フォー・アリス」 。 チャーリー・パーカーの曲っすな。 個人的にパーカーの曲って、さほど好きではないんっすが、このシンプルなブルースは悪くないと思います。 テーマに続いて出てくるピアノのソロがいいっす。 続くギターのソロもいいっす。 最後はピアノとギターの掛け合いで盛り上がって、でもって、テーマに戻って、おしまい。
んなことで、ラストっす。 「ジョン・アンド・マミー」 。 「ジョンと森永乳業の乳酸菌飲料」 っすか。 マミーと言えば昔、世界のコインが当たるキャンペーンをやってましたよね。 んーと、 これ 。 うちの近所で 「大森屋」 という八百屋を営んでいた叔父のヒロシは、当たってもいないのに大量に世界のコインをくれたりして、とても気前のいいヒロシだったんっすが、随分と前にお亡くなりになってしまいました。 ケニー・カークランドとヒロシのご冥福をお祈りして、あ、演奏のほうはニコラス・ペイトン入りで、かなりアーシー寄りだったりするので、ちょっとアレなんっすが、んなことで、今日のところは以上っす。
【総合評価】 全13曲。 果たしてどうなることかと懸念していたんっすが、無事に完走することが出来ました。 完走した感想は、ま、わりとよかったな…と。 良くも悪くも癖のないジャズ・ギターで、曲者(くせもの)好きにはちょっと物足りないかも知れませんが、臭い物には蓋。 そんな生き方を目指す人には、オススメ☆