BE−BOP! (MASTERWORKS)

PASQUALE GRASSO (2022)

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【パーソネル】

PASQUALE GRASSO (g) ARI ROLAND (b) KEITH BALLA (ds) SAMARA JOY (vo) <#5>
【収録曲】

(01-04) A NIGHT IN TUNISIA / BE-BOP / RUBY, MY DEAR / SHAW ‘NUFF
(05-08) I’M IN A MESS / CHERYL / ORNITHOLOGY /QUASIMODO
(09-11) LAMENTO DELLA COMPAGNIA / GROOVIN’ HIGH / TIME WAITS

【解説】 ( 2025年03月02日更新 / 連載 1,621回 )

 みんな、天皇誕生日だったかな? ま、日本に住んでいれば、2月23日は普通に天皇誕生日だと思うんっすが、休めるか、休めないかは、ともかくとして。 そもそも、天皇誕生日というのはどういう日なのかと言うと、天皇が誕生した日。 そういうアレなんっすが、目出度いし、祝福しようという気持ちも自然と湧き上がってくるので、祝日として認定するには適切であるな…と。 が、2月23日が天皇誕生日だというのは、未だにピンと来ません。 いつからだ。 いつからだ言ってみろ! 昔のお前はそうじゃなかったはずだ。 by 池乃めだか。 動画を探しても見つからなかったので、とりあえずWikipediaを貼っておきましたが、身長149p。 キティちゃんの体重は、りんご3個分。 池乃めだかの身長は、ネクタイと長さが同じ。 これは日本人なら押さえておきたい一般教養なんっすが、ネクタイの正しい長さはどのくらい? ネクタイ自体の長さは「140p」が主流です。 え、そうなん? 池乃めだかの身長より10pも短いやん! 池やん、逆サバ読んでたんっすな。 経営者がネクタイ選びをする上で最も大切な事とは? ここに写真があるんっすが、確かに池やんのほうが、ちょっぴり背が高いっすな。 ま、ネクタイもちょっとずっているので、似たようなものかと思うんっすが、公称身長は149cmだが、実際は145cmしかない。 あ、そうなんっすな。 なんばグランド花月の出番が1週間続いた際に自家用車で通勤していたが、その際に「無人の自動車が走っている」と通報を受けた警察署員に取り囲まれたことがある(2010年10月30日放送分・毎日放送「よしもと新喜劇」より)。 おお、無人運転の先駆け。 凄ぇぇぇ!

 タクシーの運転手が殴られたという話も聞いたことがあります。 んーと、これ 。 あ、内場くん、ちょけてますな。 こりゃ、未知やすえにブチ切れられるパターンっすな。 ほれ 。 ちなみに未知やすえの理想のタイプは “無口で、かさばらない人” らしいっすが、僕も超無口で、家ではめっちゃ暗いので、ワンチャンある? ま、人前でちょけられないので駄目かも知れませんが、で、話を池乃めだかに戻すと、幼少期に父が病死し、母は病気がちだった。兄は一度蒸発しており、帰ってきてめだかに 「目の黒いうちはもう出て行かへん」 と約束したものの、ほどなくして「目が白ぅなった」と言い、めだかが小学6年生の頃に再び蒸発。 ま、目が白ぅなったんなら、しょうがないっすよね。 それ、死んどるんちゃう? そう、思われるかも知れませんが、生きている人でも、目を白黒させることはありますよね。 オセロをやってる時とか。 それ、コマを白黒させてるだけちゃうんか? そう言われると、そうかも知れませんが、で、池乃めだかのギャグ。 ちっちゃな頃からちいちゃくて、15で背丈が止まったよ、ヘイ♪ ちなみに日本の15歳男子の平均身長は168.6pらしいので、背丈が止まった時点で普通に小さかったみたいなんっすが、「僕ね、ハーフなの。 お父さんがギリシャ人、お母さんがイギリス人。 だから僕、キリギリスなの。」 ギリシャとイギリスでキリギリスは、ちょっと無理がありますな。 それだと、ギリギリスになっちゃいますもんね。 個人的には、「お父さんがカナダ人、お母さんがイタリア人。 だから僕、カナリアなの。グルッポー♪」「それ、鳩やがな!」 のパターンのほうが好きなんっすが、で、冒頭のネタはアレっす。 その他のところに出て来ます。

 言い争いをしている時に 「もういい! もういい…いつからだ、いつからだ言ってみろ! 昔のお前はそうじゃなかったはずだ。昔のお前はそんな分からず屋じゃなかったはずだ」 と洋画の説教口調でセリフを言い、(中略)「わかったな、ピッコリーノ。」 で、天皇誕生日が2月23日になったのは、いつからだ言ってみろ! あ、えーと、令和元年から。 あ、なるほど。 もしかして、令和になって天皇陛下が変わったから、天皇誕生日も変わっちゃったとか? そう、正解! が、「いつからだ」 は、不正解! 令和2年からなんっすよね。 え、マジ? マジっす。 Wikipedia に、ちゃんと書いてあります。 令和元年(2019年)は、天皇誕生日が存在しなかったが、5月1日が天皇の即位の日として祝日とされ、その前後の日も祝日に挟まれて国民の休日となった。 あ、そういえば、そんなだったような? で、僕にとって天井誕生日と言えば、4月29日のイメージ。 ゴールデンウィークの幕開けとして、非常にいい印象の祝日だったんっすが、いつの間にか12月23日に変わっちゃいましたよね。 ま、これはこれで、 クリスマスイブイブで、非常に印象のいい祝日となったんっすが、旧・天皇誕生日は 「みどりの日」となって、祝日として生き残ったし。 え、「みどりの日」 は、5月4日じゃね? 4月29日は 「昭和の日」 じゃん。 そう、思われたヤングな若者もいるかも知れませんが、え? いつの間に、そんなことに? 「みどりの日」がなぜ「昭和の日」に? あ、2007(平成19)年からなんっすか。 僕の知らない間に、色々と変遷があったみたいなんっすが、いずれにしろ、祝日が増えるのは大歓迎。 問題なのは元・天皇誕生日なんっすが、(前略)また、明仁の誕生日の12月23日は、「平成の日」 とは指定されず、2019年より平日に戻った。12月は31年ぶりに国民の祝日のない月になった。 これ、無能過ぎないっすか? ま、すぐに年末年始の休みが始まるからいいようなものの、明仁(敬称略)は、「やだやだ〜。 僕の誕生日も、祝日にしてくれなきゃ、やだ〜!」 と、ゴネるべきだと、僕は思います。

 とまあ、そんな天皇誕生日と、振替休日が終わってしまった火曜日に、某・下水処理施設に行ったんっすけどね。 桑名市の旧・長島町なので、家から近くて楽なんっすが、営業担当の旧姓・西さん(仮名) から、「冷却水ポンプが壊れたんで、取替に行って貰えませんか?」 …と。 旧姓・西さん(仮名)はオッサンなんっすが、ある日突然、勉強しまっせ、引っ越しのサカイ(仮名)と、名字が変わってしまいました。 何らかの家庭の事情があったんでしょうが、プライバシーに係わる問題なので、その理由を問いただせずにいて、で、今も変わらず旧姓のほうで呼ばせて貰っております。 旧姓の本名は単純に、東西対立的に察して貰うとして、「エエぇぇぇ…。」 内心、そう思ってしまいました。 僕、本職は電気のほうだしぃ、ポンプの取替とかぁ、そういう機械の仕事はぶっちゃけ、苦手だしぃ…。 他を当たって貰ったほうが…。 遠回しにお断りさせて頂いたんっすが、数日後、電話が掛かって来て、 「下神社くん(仮名)に頼んでみたんやけど、他の現場でいっぱいいっぱいみたいで。 ちょっと電話、変わるから。」 下神社くん(仮名)の本名は、上下関係的、寺社仏閣的に察して貰うとして、「無理っぽいん?」「ちょっと、他の現場があって…。」「ポンプの取替とか、苦手なんやけど…。」「あ、麦根さん(仮名)なら、ぜんぜん出来ると思います。 大丈夫っす!」  麦根さん( ← 僕のこと、仮名)の本名は、西洋の主食の原材料となる植物を、日本人の主食の原材料となる植物に置き換えて、え? 米? じゃなくて、その元になる植物。 え? んーと、稲? そう! で、後ろのほうはダイコン、カブ、ニンジン、ゴボウ、レンコン、サツマイモ、ジャガイモみたいな野菜を、キャベツ、ホウレンソウ、セロリ、レタス、ネギなどの野菜に置き換えることで察して貰うとして、え? 僕なら出来る? そうかなぁ。 ま、僕、自分で言うのも何だけど、結構、仕事は出来るほうだしぃ。 ならちょっと、やってみようかなぁ。 おだてられて、引き受けてしまいました。 が、僕一人では心許ないので、檜川くん(仮名)にも手伝って貰うことにしました。 檜川くん(仮名)の本名は、春先の花粉症の元凶となる、もうひとつのほうの植物に置き換えて、後ろのほうは山川豊的に察して貰うとして、さ、お手並み拝見と参りましょうかぁ。

 今回、取替を依頼されたのは、こういうポンプ 。 108,500円っすかぁ。 このフランジの部分は特殊なサイズで、付属品として、ねじ込み式の相フランジが付いてました。 アーイアイ、アーイアーイ、相フランジだよ〜♪ 今回、配管側の相フランジは既設を流用する所存なので、余裕っすな。 「あいふらんじ」 で変換しようとすると 「愛フランジ」 と出てしまうので、 「相川フランジ」と変換してから「川」を消さなければならないのがちょっと面倒ではあるんっすが、 相フランジとは? この動画を見て、知識を深めて貰うとして。 今回の施行とはちょっと違うところもあるんっすが、で、このポンプはフランジ部分をボルト・ナットで接続するのではなく、ポンプ側のフランジの穴に雌ネジが切られていて、そこにボルトをねじ込む形となっておりました。 モーターの端子に接続されているケーブルを解線して、 “電気屋” である僕の仕事は終了〜。 後は檜川くん(仮名)、君に任せた! 面倒な仕事は部下に押し付け…いや、部下の技能を高める為に、まずは自分でやらせてみて、何か問題が発生した場合、その責任は上司である僕が(半分だけ)取る! それが僕のスタンスだったりします。 こういうのは、連帯責任っすよね、やっぱ。 営業の旧姓・西さん(仮名、僕よりもご年配)にも来て貰っているので、何かあった場合は年功に応じて、80%-10%-10%くらいの割合で。

 ポンプの両側にあるバルブを閉めて、フランジのボルトを緩める様子を現場監督として見守り、無事に既設のポンプを撤去することに成功しました。 余裕じゃん! で、続けて新規ポンプを両側の既設の “相川フランジ − 川” の間に挟み込んで、フランジのボルトを締める様子を現場監督として見守り、無事にポンプを取り付けることに成功しました。 思ったよりも楽勝でしたな。 麦根さん(仮名)なら、ぜんぜん出来ると思います。 大丈夫っす! あの見立ては、完璧でしたな。 で、一次側のバルブを開けてみたところ、たら〜〜〜〜。 あ、水が漏れた! たら〜〜〜〜なんて感じではなく、 じゃ〜〜〜〜。 だだ漏れ。 檜川くん(仮名)は岐阜県に住んでいて、モレラ岐阜 によく行くと言ってたんっすが、「漏れら岐阜」 じゃん! 漏れます、漏れる時、漏れれば、漏れろ。 いや、漏れを念じてはいけませんな。 何でや? 何がアカンかったんや?  “相川フランジ − 川” には安っぽい専用のゴムパッキンが付いてきて、片面の真ん中に出っ張りがあって、「これ、どっち向きですかね?」 と聞かれたんっすが、「さぁ…?」 自主性に任せることにしたんっすが、漏れたということは、逆だったんじゃね? そんな疑惑が持ち上がりました。 同じようなポンプの配管が近くにあったので、状況を観察したんっすが、パッキンのサイズを示す「32」という文字が、すべてポンプ側を向いていることを発見。 で、漏れた箇所のパッキンの向きを確認したら、うん、逆ぅ〜! 檜川くん(仮名)、2分の1の賭けに負けましたな。 ま、ドンマイ! 人は失敗することによって、成長するワケだし。

 で、パッキンの向きを反対にして、取付け直したところ、おお、漏れ、止まった! 少なくとも、じゃ〜〜〜〜という、だだ漏れは止まった。 が、ポタッ、ポタッと。 「ボルトの締めが甘いんっすかね?」「うん、多分。」 思いっきり締めて貰いました。 結果、おお、漏れ、止まった! 少なくとも、ポタッ、ポタッという漏れは止まった。 が、しばらくすると、じわーっと水が滲んできて、うーん、何とも微妙…。 「ボルトの締めが、まだ甘いんっすかね?」「うん、多分。」 更に思いっきり締めて貰いました。 結果、微妙…。 1度、取り外してみて、もう1回付けてみたら、何とかなるかも知れない。 そんな気がしないでもないので、やり直してみたんっすが、片側のフランジの4つある穴のうち、左下の穴のボルトが、ぜんぜん入らなくなってしまいました。 配管に取り付けた状態だと作業がしにくいので、取り外して単体でやってみたんっすが、ネジ穴にボルトが入っていきません。 あ、これ、雌ネジ、やっちゃいましたな。 108,500円のポンプ、1時間くらいで漬物石に。 やっちまったぁ…。 だから、こういうの苦手って、言ったじゃん! 麦根さん(仮名)は駄目だと思ってたんっすよね、最初っから…。

「た…、タップ を立てれば、何とかなるかも?」「なりますかねぇ…。」「タップ、持っとる?」「いや、8ミリのタップは…。」「どうする? ホームセンターへ買いにいく?」「どうしましょうかねぇ…。」 上司としての決断が求められました。 「 ・・・・・・ 。」  腹を括りました。 よし、諦めよう! ここは大人しく、プロに任せたほうが賢明。 そう、判断を下しました。 タップのプロと言えば、そう。 このオバケぼく、凄い力を持ってるんだ。 おお、それは頼もしい♪ が、タップって、めっちゃ硬いっすよね。 硬い = 丈夫でいいじゃん。 素人はそう思うかも知れませんが、硬い = 粘りけがない = 折れやすい…んっすよね。 力任せにやろうとすると、まず間違いなく、ポキッと折れます。 で、折れたら最後っす。 もう、取り返しが付きません。 それでも君は、オバケに委ねるのか? いや、ヤメておきましょう。 自分でやるのと同じくらい、リスクが高いっす。 ここはやはり、くら君や、スシロー君や、かっぱ君ではない回転寿司チェーン君(仮名)に頼もう! …と。 (前略)ではない回転寿司チェーン君(仮名)は、元はうちの会社の社員だったんっすが、その高い技能と幅広い知識を活かして、独立して自分で会社を立ち上げたんっすよね。 彼ならきっと、何とかしてくれるっす!

 で。翌日、来て貰いました。 これ、ヤバいっす。 硬いっす。 恐いっす。 ま、相手はステンレスっすからね。 僕なら3分以内にタップを折る自信があるっす。 が、そこは職人、(前略)ではない回転寿司チェーン君(仮名)。 慎重に作業を進めて、30分以上かけて、パキッ! 「わ、びっくりした!」 それは絶望ではなく、タップの先端がフランジを貫いた、歓喜の音でありました。 おお、やった。 凄ぇぇぇぇ! で、後は水漏れさえ何とかして貰えれば完璧なんっすが、どうやら既設の相フランジの側に問題があった模様。 配管に外ネジを切って、そこにフランジをねじ込むんっすが、 ネジ込み継手の注意事項(前略) ネジ込みフランジに管をネジ込んだ後は、管の先端がフランジ面と同一になるようにし、管端が少しでもガスケット面より突出している場合にはガスケット面を傷付けることのないようグラインダヤスリで仕上げます。 管端が少しでもガスケット面より突出している…というレベルではなく、思いっきり突出しているんっすよね。 新品のパッキン、思いっきり管端が当たって、切れちゃってたし。 檜川くん(仮名)のせいではなく、無論、僕のせいなんかじゃ全然なく、いちばん最初に施工した業者が悪いんやんけ! どこの会社かと思ったら、当時の元請、うちやんけ! 誰や、当時の現場監督は!? え、越前さん(仮名)? 今の支店長? ・・・・・ 。 ま、ドンマイ! 人は失敗することによって、成長するワケだし。 ではない回転寿司チェーン君(仮名)に、古い相フランジを外して貰って、新品の相フランジに付け替えて、パッキンを入れて、フランジのボルトを締めて、バルブを開けてみたところ、水漏れなし、ヨシ! ま、誰が悪いと責めるワケではないんっすが、今の支店長に、若かりし頃の過ちの自戒を求める為に、敢えて本名で、敬称略で、太文字の大きめのフォントで言わせて貰います。 当時の現場監督、誰や?

 越後や、お主も悪(わる)よのぉwww

 ということで、今日はパスクァーレ・グラッソっす。 グラッソと言えば子供の頃、マロングラッセという、めっちゃ高級で美味しい栗のお菓子があるらしいで! …と。 で、誰かに貰ったか何かして、めっちゃワクワクしながら食ってみたら、ん…。 何か、変な味がする大きな天津甘栗といった感じで、微妙…。 栗のお菓子なら、近所のスーパーに売ってる 「粟おこし」 のほうが、ぜんぜんマシじゃん! 栗が入ってるのかぁ。 美味そう♪ 試しに買って食ってみたら、栗の欠片も見当たらなくて、ん? あ、よく見たらこれ、「栗(くり)おこし」じゃなくて、「粟(あわ)おこし」やんけ! そんな苦い思い出が蘇ってしまったんっすが、それよりも下とか、相当っすぜ、マログラ。 ま、お子様の口に合わないフレーバーなのは間違いないんっすが、マロンは栗でいいとして、グラッセって、何や? えーと、Wikipediaフランス語でマロン(marron)とはヨーロッパグリ、グラッセは氷(glace)のようなつやを出す調理法のことである。 へぇ〜。 ヨーロッパグリって片仮名で書かれると、あまり栗感が感じられないんっすが、ふーじこちゃーん。 これだと クリカン が感じられますよね。 で、グラッセが氷のようなつやを出す調理法だというのは分かったんっすが、じゃ、パスクァーレ・グラッソは、何や? んーと、Wikipediaパスクァーレ・グラッソはニューヨーク市を本拠地としているイタリア生まれのジャズギター奏者です。 彼は、バド・パウエルのスタイルによって影響されたジャズギターへのピアニスティックなアプローチのために、そして伝統的なトレーニングのために使用可能であった伝統的なポジションとテクニックを使うために知られています。 へぇ〜。 1988年10月19日 (36歳) として誕生します。 若っ! 生まれた時に36歳だったワケではなく、1988年に誕生した結果、2025年3月1日現在で36歳ということだと思うんっすが、1988年だと平成? 昭和? んーと、Wikipedia 。 あ、ギリ、昭和っすな。 ソビエト連邦、ミハイル・ゴルバチョフ書記長主導の下、ペレストロイカ開始。 おお、懐かしい♪ ペレストロイカ、ほがらかに 鈴の音高く〜♪ みんな、「走れトロイカ」 の節で歌ってましたよね。 ネギトロイカとか。 この先、曲解説で行き詰まったら、随時、この年の出来事を振り返ってみたいと思いますが、今日はそんなパス・グラの 『ビ・バップ!』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 2022年録音。 新(あたら)しっ! バド・パウエルのスタイルによって影響されたジャズギターへのピアニスティックなアプローチのために、うんぬん。 そんなことが書かれていたので、ああ、なるほど。 ギター、ベース、ドラムス。 ピアノすら入っていない超シンプルなトリオ編成なんっすが、ピアノレスがあまり好きではない僕としては、ちょっと懸念材料。 ま、最悪、1988年の思い出で乗り切るとして、さ、頑張りましょう。

 んなことで、まずは1曲目、 「ア・ナイト・イン・チュニジア」 。 本格翻訳10先生、これ、ちゃんと訳せますかね? 「チュニジアの夜」。 おお、凄ぇぇ! ちょっぴり見直してしまいましたが、「チュニジアの中の一夜」 とか、そういうのを期待してたのに、チッ…。 で、これはアレっす。 『チュニジアの夜(英語: A Night in Tunisia)』 は、1942年にトランペット奏者のディジー・ガレスピーが、ピアニストのフランク・パパレリとの共作で作曲した楽曲。後に歌詞を付けられて歌曲にもなった。 そういうアレっす。 いいっすよね、フランク・パパレリ。 ざっくばらんな父ちゃんっぽくて。 これでもし、気難しい母ちゃんだったりしたら、かなり意外なんっすが、で、曲のほうはアレっす。 エキゾチックなエキソンパイ。 そんな感じ。 郡山の銘菓っすよね。 A-TOKだと 「駅存廃」 と変換されるので、そこまで一般名詞だとは思われてないっぽいんっすが、 これ 。 ま、ありがちと言えば、ありがちなお菓子なんっすが、でも、栗が入ってない粟おこしよりは、全然いいじゃん! で、演奏のほうはアレっす。 オーソドックスで、いい感じ。 奇を衒わない 寺井 って感じ? ラテンなリズムに乗って、エキソンパイなテーマを演奏した後、定番の “ブレイク” を挟んで、ギター・ソロに突入。 さらっと弾いてるようで、なかなかのテクニシャンであるな…と。 確かに、バド・パウエルのスタイルによって影響されたジャズギターへのピアニスティックなアプローチっぽいな…と。 で、続いてベースのアルコ・ソロが登場。 一般人には極めて不評な奏法なんっすが、ここでのアリ・ローランドは、いい感じに歌っていて、アリだと思います。 でもって、テーマに戻って、軽くドラムスと絡んで、おしまい。 いやあ、悪くなかったっす。

 で、次。 「ビ・バップ」 。 そのまんまのタイトルなんっすが、これもガレスピーのナンバーっすな。 『ビバップ』は、トランペッターのディジー・ガレスピーが書いたモダンジャズの名曲で、1964年には、アメリカ大統領選挙に独立系候補として出馬することを、真剣に考えたそうな! マジっすか? ソースは ここ 。 おお、大井貴司のオッサン、イケるやん♪ で、ああ、この曲かぁ。 …と、納得した人もいるかと思いますが、個人的にはブルーノートのほうの 『ソニー・クラーク・トリオ』 の印象。 お、雲りんの、わりとよく動いている動画。 「ビ・バップ」についても、ちょっとだけ触れられておりますが、このパス・グラ版はというと、アレっす。 スインギーで、いい感じ。 雲りんがソニ・クラ・トリオのフィリー・ジョーを褒めておりましたが、こっちのほうのキース・バーラとやらも、頑張ってます。 ギターのソロはシングル・トーンで、ホーン・ライク。 半端ないテクニシャンぶりを発揮して、終盤、ドラムスと絡んで盛り上がって、最後はタイコの単独ソロになって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 いやあ、悪くなかったっす。

 で、次。 「ルビー・マイ・ディア」 。 個人的にモンクの変な曲は、あまり好きではなかったりするんっすが、「ラウンド・ミッドナイト」と、この曲は例外。 普通にいい曲、書けるんじゃん! で、演奏のほうはアレっす。 ギターの無伴奏ソロで始まり、やがて、そこにベースとドラムスが加わるという、そういう構成。 悪くないと思います。 が、あ、シモーネ・マルティーニの 「受胎告知」 かぁ…。 いや、3月になったので、大塚国際美術館 オリジナル卓上カレンダー を1枚めくったんっすが、今月は こんな絵 。 大天使ガブリエルが 「めでたし、めぐまれた女よ。主はあなたとともに」 とマリアに告げている。 そういうアレらしいんっすが、個人的には大天使ガブリエルよりも、 荒勢の温泉がぶり寄り のほうが…。   とか言ってるうちに演奏が終わってしまったので、次。 「ショー・ナフ」 。 ガレスピーとパーカーの共作らしいっす。 聞いてみたら、どこかで聞いたことがある曲だったんっすが、超アップ・テンポの典型的なバップ曲。 こういうの、演奏しているほうは気持ちいいんでしょうな。 ここでのグラッソも、とっても生き生き。 ベースのアルコ・ソロも聞けるんっすが、うーん、まあ…。 で、最後、タイコの人が張り切って、で、テーマに戻って、おしまい。 いや、バップっした。

 で、次。 「アイム・イン・ア・メス」 。「私はメスの中に」? 何か、エロい? 「私はめちゃくちゃになっています」 。 本格翻訳10先生の答えはこれだったんっすが、何かエロい? で、これはアレっす。 サマラ・ジョイというギャル系ボーカルがゲスト参加したナンバー。 ここ でさわりの部分を聞くことが出来るんっすが、おお、ジャジーじゃん。 いいじゃん♪ これ1曲だけじゃなく、あと2〜3曲、歌声を聞いてみたかったっすな。 で、次。 「シェリル」 。 パーカー作なんっすが、この人の書く曲は基本、純正ビ・バップで、日本の一般的な聴衆には、長州力ほどウケがよろしくない。 そんな気がしないでもありません。 演奏しているほうは気持ちいいんでしょうけど。 ここでのグラッソも、とっても生き生き。  が、個人的にピアノレスなのが、ちょっとずつ辛くなってきました。 ベースのアルコ・ソロも聞けて、うーん…。 で、最後、タイコとの絡みでそこそこ盛り上がって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 で、次。 「オーニソロジー」 。 ガレスピーとパーカーの共作だったんっすな、これ。 作曲のセンスは断然、ガレスピーのほうが上っすよね。 ちょけたキャラなので、日本での人気は今ひとつなんっすが、もっと再評価すべきだと思います。 で、演奏のほうはアレっす。 シングル・トーンで、ホーン・ライク。 これが、この人のスタイルなんだと思います。 ベースのアルコもちょっとだけ聞けて、嬉しいな…っと。

 で、次。 「クアジモード」 。 パーカー作らしいっす。 ミディアム・テンポのバップ曲っす。 で、1988年。 カルガリーオリンピック開幕。 スケートの黒岩彰っすかね? 500mで銅メダル。 その後、松坂大輔の身代わりとして名を馳せることになるんっすが、んーと、 これ 。 松坂、クズじゃん…。 んなことで、次。 「ラメント・デラ・カンパーニャ」 。 サム・アザー・スプリングに基づくオリジナルなんだそうっす。 何だかよく分からないんっすけど。 でら、カンパーニャだで、かんわー。 そう、名古屋人が言いそうなんっすが、とってもカンパーニャなので、かんわー。 そういう意味っすよね。 名古屋人の言う「かんわー」って、アカンわ…じゃなくて、いい。 そういう意味の場合もあるので、見極めが大切なんっすが、演奏のほうはアレっす。 いきなり、ベースのアルコで始まります。 すぐピチカートに転じるので、大丈夫なんっすが、ゆったりとしたテンポのバラード調のナンバーっす。 まあまあかな? そんな気がします。 で、次。 「グルーヴィン・ハイ」 。 ガレスピーの曲っすな。 調子のいいナンバーで、グラッソのギター・ソロも、いい調子っす。 ベースのアルコ・ソロもたっぷりフィーチャーされていて、嬉しいな…っと。 で、最後、ギターとドラムスの絡みで、そこそこ盛り上がって、でもって、テーマに戻って、おしまい。

 んなことで、ラストっす。 CDオマケ曲の 「タイム・ウェイツ」 。 ブルーノート盤のアルバム・タイトルにもなったバド・パウエルのオリジナル。 バド・パウエルのスタイルによって影響されたジャズギターへのピアニスティックなアプローチなのに、パウエルの曲はこれ1曲。 しかも、おまけ。 扱いが悪い気がするんっすが、演奏のほうはというと、ギターの無伴奏ソロによるバラード。 ま、オマケやな…と。 んなことで、今日のところは以上っす。

【総合評価】 新進気鋭の若手ギタリストが、モダン・ジャズの原点であるビ・バップに果敢に挑む。 もう、その心意気だけで、キエェェェェ〜! そんな1枚でありました。 ぶっちゃけ、中盤以降は同じような曲調と、ピアノレスのシンプル過ぎる編成が祟って、完全に飽きちゃったんっすけど。 サマラ・ジョイの歌をもうちょっと増やすとか、 もう一工夫 (ひとくふう) すれば、工夫(こうふ)にも人気が出るかも知れず、今後、もうちょっと頑張れば、コンゴ人にも人気が出るかも知れず、将来に期待☆


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