今年もまた、第二種電気工事士技能試験が近づいて参りましたな。 いや、去年の段階でしっかり勉強して、きっちり練習して、すっきり合格さえしていれば、今年もまた、第二種電気工事士技能試験が近づいて来たようですな。 …と、他人事で済ますことが出来た筈なんっすが、落ちちゃったんっすよね、何故か。 いや、何故なのか、原因は明らかだったりするんっすが、しっかり勉強しなかったし、きっちり練習しなかったので、うっかり不合格になっちまった…と。 ま、0.3%くらいは僕の努力不足に問題があったと言えるかも知れませんが、残りの99.7%くらいは、うちの会社の資格試験とか講習とかを申し込む担当のオッサンの責任だよね。 そんな気がしないでもないんっすが、受験を申し込む際に、ついうっかり、技能試験の受験希望地を書くのを忘れていたんっすよね。 いや、そのオッサンがではなくて、僕が。 で、会社に書類が戻ってきたそうなんっすが、「記入漏れがあったから、書いて返送しておいたぞ!」…と。 はぁ、それはそれは、ご苦労様なことでありましたなぁ。 その時点で、僕はちょっぴり感謝の気持ちを持ったりもしたんっすが、それが大きな間違いでありました。 技能試験は前期と後期、年2回行われるんっすが、前期は更に、受験地によって土曜日か日曜日か、2日間に分けて行われるようになっております。 で、僕は日曜日に名古屋で試験を受ける気、満々だったんっすが、直前になって、津やん! そんな衝撃の事実が発覚しました。 うちの会社は津にあったりするので、オッサンが何も考えずに、受験希望地は、津。 そのように書いて、返送しておいたぞ! …と。 桑名からなら名古屋に行くほうが断然、近くて便利なのに、どうしてわざわざ津みたいなクソ辺鄙な未開の地に…。 ま、最初の段階で希望地を書き忘れた僕にも 0.3%くらいは責任があるような気がしないでもないので、受験地は、津。 その事実は泣く泣く受け入れることにしたんですが、僕って、めっちゃ心が広くて、他人のミスに寛容だったりしますからね。 ま、オッサンも結構な歳だし、間違えることだってあるよね。 人間だもの。
が、しばらくして、もっと重大な事実が発覚しました。 試験日、土曜日やん! ずーっと日曜日のつもりで日々を過ごしていたので、ま、前日にめっちゃ頑張って “直前訓練” に励めば、何とかなるんちゃうん? そんなふうに事態を楽観視していたんっすよね。 うちの会社の津の支店は、この試験に対するサポート体制は鉄壁だったりして、電気工事が専門のオッサンが講師役になって、きっちり技能試験対策の練習に励める体勢が整えられていたりするんっすが、仕事が忙しいような気がしないでもないしぃ、何か面倒だしぃ。 そんな、僕の力ではどうすることも出来ない不可抗力によって、2回ほどしか練習の場に参加することが出来なくて、直前の土曜日に、情熱のほとんど全てを賭ける予定だったんっすよね。 なのに、試験が土曜日って、そんな無茶な! これはもう、落ちたな…と。 が、僕の実力からすれば、もしかしたら、何とかなるかも知れないな…と。 そんな希望的観測が96.5%くらいはあったりもしたんっすが、結果、駄目でした。 ぶっちゃけ、僕の作戦ミスでした。 試験時間は40分間。 時間を気にしちゃうと、気ばかり焦って、しょうもないミスをしちゃうよね? でも、しょうがないよね。 人間だもの。 そこで僕は試験開始から、時計を一切見ないようにして、黙々と作業を進め、で、よし! これなら、何とかなりそうや! そんな手応えが得られた時点で、初めて時計に目をやったんっすが、その時点で、試験終了まで、あと5分くらい。 アカンやん! 絶対に間に合わんやん!
時計を見ずに試験に臨むのは、自殺行為であるな。 そんな貴重な教訓が得られた次第でありますが、で、その日から、僕は “第二種電気工事士技能試験の鬼” になりました。 合格するためなら、どんなことでもする。 そんな不退転の決意で臨むことにしました。 個人的には不退転よりも、不倶戴天のほうが好きだったりするんですが、何となく 「河豚、炊いてん」 みたいで、いいっすよね。 河豚を炊くって、あまりメジャーな調理法ではないような気もするんですが、とまあそんなことで、とりあえず買いましたぜ、 合格ゲージ 。 VVFストリッパー は既に持っていて、測る、剥く、切る、のの字曲げ。 このうち “のの字曲げ” に関しては、ののちゃん (号泣議員@野々村竜太郎) も納得の使い勝手だったりするんっすが、 “測る” に関して言えば、うーん、まあまあ? だいたい10センチくらいとか、そういうアバウトな寸法であれば、大変に重宝だったりするんっすが、きっちり13ミリじゃなければ、やだ! そんな、神経質でワガママな要求に応えるには、やや力不足かと。 で、この試験の場合、埋込式スイッチの被覆剥き寸法が12ミリとか、神経質でワガママな要求というのが、割と普通だったりするんっすよね。 そこで登場、合格ゲージ。 こいつを効果的に使用することにより、電線のストリップ・カットをより正確に、時間を短縮して行うことができます。 そんな触れ込みだったりするんっすが、いや、こいつは使えますぜ、マジで。 これを装着すると、見た目がめっちゃダサくなって、素人丸出し感が半端ない。 そんな致命的な欠陥があったりするんっすが、時間切れで地団駄を踏んだ過去からすると、時短は至上命題なので、背に腹はかえられないな…と。
で、続いて 合格配線チェッカー というのも買っちゃいましたぜ。 組み立てた回路の配線を確認するためのチェッカー。 正しく配線されていれば、LEDが点灯し、視覚的に確認できます。 回路を完成させる楽しさが格段にアップ! ほぉ。 確かに自分で回路を組み立ててみたのはいいものの、果たしてそれが本当に正解なのか、あるいはどこかに致命的な欠陥があるのか、自分ではよく分からなかったりするんっすよね。 それが分かれば、去年、合格してるって! そう思わずにはいられませんが、でも、この “合格配線チェッカー” があれば、もう大丈夫。 ひとつひとつのグッズは、めっちゃ安っぽい作りだったりして、これで、税込価格 2,052円かよ! そう思わずにはいられなくて、人の弱みにつけ込んで、足下を見てる感が半端なかったりするんっすが、回路を完成させる楽しさが格段にアップ! そんな触れ込みの通り、何だか小学校の理科の実験をしてるみたいで、ちょっと楽しい♪ 基本、乾電池とスイッチと豆電球の組み合わせみたいなもので、小学生レベルの問題だったりしますからね。 このチェッカーの場合、豆電球の替わりにLEDを使っているので、極性までチェック出来るようになっていて、めっちゃ優秀♪ で、あとは、工具をまとめて入れておく袋があったほうが便利だよね…とか、スケールは巻き尺式のではなくて、40センチの真っ直ぐなヤツがあれば、そっちのほうが便利だよね…とか。 実際に試験を受けた経験を踏まえた上で、新たに工具を買い足したり、買い換えたりして、これでもう、準備は万端。 時間のほうも、あと1年くらいはあったりするし、さすがに今度ばかりは、大丈夫であると言わざるを得ないでありましょうな、こりゃ。
とか、余裕をぶっこいていたら、あっという間に試験の1ヶ月前になっちゃったんっすが、まだまだ時間はたっぷりあります。大丈夫です。余裕です。 会社主催の “勉強会” にも、ちゃんと参加しました。 今回の参加者は僕を含めて約5名。 僕を含めない平均年齢は、んーと、25歳くらい? 人生経験で言うと、倍くらいは生きちゃっているサバ君でありますが、第二種電気工事士技能試験の勉強経験は、ま、似たようなレベルだったりして、さ、頑張りましょう。 初日は隠蔽していた “秘密兵器” を、2日目になって、こっそり放出してみることにしたんっすが、 “合格ゲージ” は、誰にも渡さん! 欲しければ、自分で買え! そんな厳しい態度で臨むことにしたんっすが、 “合格配線チェッカー” のほうは、みんなで使っていいよ! …と。 めっちゃ太っ腹で、後輩思いでありますな、サバ君。 内心では、他の奴らも、僕と一緒に落ちろ! そんなふうに願っていたりするんっすが、そんな思いはおくびにも出さず、みんな仲良く、楽しく勉強に励む日々。 いいっすなぁ、青春っすなぁ。 で、この “配線チェッカー” は、概ね好評でありました。 「へぇ、こんなん、あるんっすかぁ!」 そう、心の底から感心して、喜んで使ってくれました。 いい奴らじゃないっすかぁ。 で、そんな感じで1日半ほど過ごしたんっすが、その後、仕事が入ってしまって、僕は練習チームからの離脱を余儀なくされて、あ、でも、家でもちゃんと自習してるから! この前の日曜日も、ちゃんと半日くらいは練習したから! で、そんな自主学習に欠かせないのが、この 準備万端シリーズ 。 去年、フル解説DVDセットと、電子書籍のマニュアルと、全13問分の器具と電線のセット (1回分) がセットになったのを買ったんすが、これがなかなか充実した内容だったりして、これだけ勉強すれば、もうバッチリやな。 そんな好感触が得られたりしたんっすが、幸いにも器具のセットは今年の試験の勉強にもそのまま流用出来そうだし、電線セットのほうは、オマケで付いていた “最初の練習用電線セット” を使って、ちょっと皮剥きの練習をしたくらいで、本試験の練習用のほうは、まるまる手付かずで残っていたりするので、買い直す必要はないな…と。 余計な出費が避けられて何よりでありますが、もしかして去年、買うだけ買って、結局、何も練習しなかったんじゃね? そんな気がしないでもなくて、ま、だから落ちちゃったんでしょうな、多分。 でもまあ、一生懸命に練習したのに、落ちた。 そんなパターンに比べれば、ダメージは皆無と言ってもいいし、で、フル解説DVDと電子書籍のマニュアルのほうは、候補問題がが去年とは違っているものと思われるので、仕方なく買い直すとして。
とまあそんなこんなで、今日 (7月8日) っす。 会社に呼び出されました。 電気工事士の勉強会やるから、来い…と。 エェェェェ…。 土曜日なのに…。 『塩通』 の原稿を書かなアカンのに…。 来週はわりと仕事のほうが暇っぽいので、平日でも十分に勉強出来そうやのに…。 で、仕方なく行ってみたら、勉強会所属のヤングな若手達は、僕がサボっているうちに、すっかり前に進んじゃってました。 で、サバ君必殺の “合格配線チェッカー” は、誰からも見向きされなくなっちゃってました。 もしかして、速効で飽きられちゃったとか? 何か、疎外感が半端ないっすなぁ…。 で、次回の勉強会は17日にするかぁ? そんな話が持ち上がったりもしました。 エェェェェ…。 三連休の最終日なのに…。 『塩通』 の原稿…は、ま、土日の2日間があれば何とかなるかとは思うんっすが、わざわざ往復3時間くらいと、高速道路代と、ガソリン代を浪費して、津みたいなクソ辺鄙な未開の地まで来なくても、自分ちで十分に練習出来ると思うんっすけど? ま、何とか言いくるめて、平日にやって貰うことになったので、とりあえずは安泰なんっすが、今年はわりとよく頑張って、しっかり勉強して、きっちり練習しているな。 そんな気がするだけに、これでもし落ちちゃったりしたら、3ヶ月間くらいは立ち直れなくなっちゃいそうっすなぁ…。 ということで、えーい、 合格クリップ も、買ったれー! これ、クチコミを見た限りでは、どうも今ひとつっぽいので、買うのを躊躇していたんっすよね。 いらない。不必要。むしろ、邪魔。 そんな意見が少なくはなくて、うーん…。 が、本日の練習の結果、僕は、リングスリーブを使用し圧着工具を用いて接続を行う。 この作業が不得手であるな。 そんな自覚が芽生えたりしたんっすよね。 芯線被覆の端を揃えた状態を保持できるので、うんぬん。 これが出来なくて、いつも苦労するんっすが、 “合格クリップ” さえあれば、大丈夫。 試験の本番でこれを使って、外すのを忘れちゃうと一発で不合格になっちゃうという、ハイリスク・ハイリターンな “最終兵器” だったりするんっすが、平気っすよね、多分。 とまあ、これで “合格シリーズ” 3部作は、これでコンプリート。 今日ポチって、明日届く筈なので、使用感のほうはまだ不確実なんっすが、僕は信じてますぜ、合格シリーズ。 配線チェッカーの商品説明の注意書きに、また、商品名の 「合格」 は試験の合格を保証するものではありません。 そんな事が書かれていたりするんっすが、そんな “言い訳” は通用しませんぜ。 もし、アカンかったら、 “HOZAN (ホーザン) ” を、 “AHOYAN (アホやん) ” に改名させまっせ。 そう、やんわりと脅しておいて、今日のところは、おしまい…と、その前に、去年の今頃、慌てて書いた試験ネタが、今年も流用出来ると思うので、えーと、 ここ 。 あ、技能試験の会場が津になっちゃったのって、会社のオッサンが勝手に 「津」 と書いて返送したのではなくて、僕が何もせずに放置した結果、事務局のほうで勝手に決められちゃった結果だったんっすな。 そうとも知らず、責任の大半をオッサンに押しつけたりして、大変に遺憾でありますが、でもまあ、済んじゃった話だしぃ。 誰にだって間違いはありますよね。 人間だもの。 で、読み返してみたら、半分くらい今日のネタと被っていたりしたんっすが、ま、しょうがないっすよね。 同じ人間が書いたんだもの。とまあそんなことで、今年イケるか、アカンかは、残り2週間にかかっていると言えそうっすが、とりあえずまあ、おしまい。
ということで、今日はグロリア・コールマンっす。 誰? …と聞かれても困るんっすが、とりあえずネタ用にと思って、Amazonで “ジャズ オルガン” というキーワードで商品を探してみたところ、この人の 『シングス・アンド・スイングス・オルガン』 というのが出て来たので、とりあえずポチってみた…と。 そんな事の成り行きだったりするんっすが、テナー奏者のジョージ・コールマンの嫁なんっすな、このグロリアちゃん。 このジャケットの写真を見る限り、僕の趣向からはちょっと乖離したルックスのギャルのようでありますが、ま、ジョージ君が満足…というか、納得しているのであれば、他人がとやかく言う問題ではないな…と。 で、このアルバム、 “シングス” と “スイングス” で、韻を踏んでいるところが見事であるな。 そんなふうに評価していいのではないかと思うんっすが、 “シングス” ということは、アレか? もしかして、歌ってるんか? その点がちょっぴり懸念材料だったりしますよね。 前々回に取り上げた これ は、歌入りのナンバーが圧倒的にハズレだったりしましたからね。 ま、こいつは付随の “Mr.C” が圧倒的に邪魔だっただけなので、ギャル単体のボーカルであれば、まだ大丈夫だったりするのかも知れませんが、で、これ、3管入りの、全部で6名。 そんな編成だったりするようです。 レイ・コープランドのフルーゲルホーン、ディック・グリフィンのトロンボーン、ジェイムス・アンダーソンのテナー。 面子的には何とも地味なんっすが、この管楽器の組み合わせは、何気によさ気な予感が。 で、その他、アール・T・ダンバー・ジュニアという人のギターと、チャールス・デイビスのドラムスが入っていたりして、とまあそんなこんなで、では演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。
まずは1曲目、 「ブーガルー・フォー・アーニー」 。 グロリアたんのオリジナルのようっすが、あまり多くは期待が持てそうにありません。 ルー・ドナルドソンの 「アリゲーター・ブーガルー」 で有名になった “ブーガルー” は、当時、流行の最先端をゆくダンス・ミュージックだったようっすが、ジャズと絡むとロクな事がありません。 ま、要はジャズ・ロックの亜流みたいなものなんっすが、古くさくて、ダサダサで、もう、どうしようもねぇな…と。 で、このグロたんのブガル物はどんな出来なのかというと、思った通り、古くさくて、ダサダサだったりして、うーん…。 チープ感が半端ないテーマ部は、ぶっちゃけ、傾聴に値するようなものではなかったりするんっすが、続いて登場するジェームス・アンダーソンのテナーソロは、何だかめっちゃ、はっちゃけていたりして、うーん、まあまあ? 続くダンパーくんのギター・ソロもかなり健闘しているように思えるし、で、ここで満を持して、グロたんが登場。 ギャル系らしく、泥臭さが希薄なスタイルだったりするんっすが、ドライブ感は半端なかったりして、グイグイとストレートに真っ直ぐ押し切る辺りは、ジミー・スミス直系であるな。 そんな気がしないでもなくて、悪くはないな…と。 が、全体を覆う安っぽさは、いかんともしがたくて、いかんな…と。 ヒュンヒュンとレスリー・スピーカーの回転する事がこちらにも飛んで来そうな作品だ。 そんなふうに日本語ライナーで田中英俊クンが書いておりますが、確かにスピード感は半端なくて、でもって、ダサダサなテーマに戻って、おしまい。 ちなみに管楽器軍団は、この曲に関して言えば、完全にオマケの扱い。 今後、どのように絡んでくるかがポイントになりそうっすが、で、アルバムの “つかみ” としては、ハズしたな…と。 少なくとも、今の時代に生きる日本人にアピールするものは皆無だったりして、でもまあ、当時のアメリカ人がこれで喜んだのであれば、他民族がとやかく言う筋合いはないな…と。
で、次。 歌物ナンバーの 「サンディ・マンデイ・オア・オールウェイズ」 。 1943年にヴァン・ヒューゼンの曲にジョニー・バークが詞を書いた作品で、同年ビング・クロスビーが唄いヒットした。 そういったアレであるようで、ここではグロリアがソウルフルなボーカルを披露している。 地味に巧いボーカルだ。 そのように田中クンは評価しているようっすが、個人的には、ちょっと微妙かな? …と。 何というか、まったく声に可愛さが感じられなくて、ロリ声好きの僕の趣向には、まったく合致しないな…と。 ま、確かにソウルフルではあって、パンチも効いていたりするんっすが、基本、バラード調な作風で、時折、管楽器軍団が絡んで来て、なかなかゴージャスな仕上がりになっております。 サーンデイ、マーンデイ、オア・オールウェズウェズウェーイズ、ウェンズデイ、サーズデイ、フライデイ、サタデイ〜♪ 中学生にもめっちゃ分かりやすい歌詞だったりするし。 ちょっぴり、サンデイ、マンデイ喧しいのが難点だったりするんっすが、何点かというと、62点くらい。 とまあ、そういったアレでありました。 で、次。 「フンジ・ママ」 。 どんな母ちゃんなのか、よく分からんのですが、「オラは踏んじまっただ〜♪」とか歌いながら藤井フミヤを踏み踏みする、そんな、踏んじーなママなのではなかろうかと。 で、これ、ブルー・ミッチェルが書いた曲のようで、1964年にリリースした 『ザ・シングス・トゥ・ドゥ』 が初演。 原曲がカリプソ風のビートで演奏されているだけに、本作ではよりアップ・テンポで楽しそうな演奏が収録されている。 そういったアレであったりするようっす。 元ネタからして、レイ・コープランドのラッパがフィーチャーされているのかと思ったら、テーマ部ではテナーの人がめっちゃ頑張っていたりしたんっすが、ギターやオルガンと適度に絡んだ後、そのままテナーのソロ・パートへと突入していきます。 続いて、ギターの人が奮闘して、最後にオルガンのお姉さんがフンジーして、でもって、テーマに戻って、おしまい。 楽しい…というか、何か無駄にテンション高いな。 そんな感じのアレだったりしたんっすが、それなりにフンジーで、何より。
で、次。 「ユー・ベター・ゴー・ナウ」 。 グロリアのオリジナルで、ホーン・セクションをバックに、グロたんのソウルフルな歌声を堪能出来るという、そういったアレでありました。 テナーの人のソウルなソロも、ちょっとだけ楽しむことが出来て、これがなかなか、いい感じかな…と。 で、次。 「ブルース・フォー・ユーゼ」 もグロリアのオリジナルで、シンプルなブルース・チューンであるな…と。 グロリアのソロはネタの宝庫で、ブルース・フィールをたくさん浴びせかけてくるブルースの洪水のようだ。 そういうアレだったりするようっすが、ここでもテナーの人のソウルなソロがフィーチャーされていて、頑張っているな…と。 ジェームス・アンダーソンという御仁でありますな。 その名前、きっちりと記憶しましたぜ。 個人的にコテコテなブルースは、都会派アーバンな僕の趣向とはそぐわなかったりするんっすが、これはこれで、悪くないな。 そんな気がしないでもなくて、ま、よかったな…と。
で、次。 「ブルー・ボッサ」 。 ケニー・ドーハムの人気曲だが、オルガンで取り上げるのは珍しい。 そういうアレだったりするんっすが、オルガンとボサノバとの相性はバッチリだったりするので、これはもう、期待するしかありません。 オルガン・トリオのフォーマットで軽快にテーマが演奏された後、レイ・コープランドのソロが登場。 いかにも、○ープランドらしい、気持ちのいいプレイが繰り広げられているんじゃないか? そんな期待が持たれたりするんっすが、実際のところ、これがまた、なかなか。 ちょっとプレイ時間が短かいところが残念なんっすが、延長料金をケチっちゃったんすかね? で、その後、テナーの何とかという人、トロンボーンの人、ギター、オルガンの順で、各自の充実したプレイが繰り広げられるんっすが、チェンジは無料。 そういったシステムなんでしょうか? 最後、グロリアのソロに管楽器軍団が絡んで来たりして、大いにコーフンしたところで、テーマに戻って、おしまい。 参加者各位がそれぞれ自分の持ち味を存分に発揮して、めっちゃよかった♪ …と、そのように評価していいのではなかろうかと。 で、次。 「ラブ・ネスト」 は 1920年にルイ・ハーシュとオット・ハーバックによって書かれたポピュラー・ソングで、ここではグロリアが唄いジェームス・アンダーソンが間奏を盛り上げる。 エンディングで徐々にレイドバックしているバンドは素晴らしいの一言。 そういったアレだったりする模様っす。 何でもいいけど、この田中クン、一貫して 「歌う」 ではなくて 「唄う」 という漢字を使っておりますな。 「唄う」 だと何だか、京唄子の顔が浮かんで来てしまうので、個人的にはあまり好きではなかったりするんっすが、京唄子 (きょう・うたこ) 、本名は鵜島ウタ子 (うじま・うたこ) 。 ほぉ、片仮名なんっすな。 じゃ、鳳啓助の本名は? …と思って調べてみたら、小田啓三。 エロガッパらしからぬ、無駄にカッコいい名前だったりして、ポテチン!
ということで、ラストっす。 「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」 。 元は 「イン・アザー・ワーズ」 という名前の、あまりパッとしないポップ曲だったんっすが、誰かがボサノバ風にアレンジして、今の曲名に変えたところ、めっちゃヒットしたという、そういったアレでありますな。 ここでのグロリアは無論、ボッサ風に料理しているんっすが、イージー・リスニングではなく、純ジャズとして純粋に楽しめる、そんな作風に仕上がっていたりします。 ソロはテナーの何とかという人、ギターの人、オルガンの人の順なんっすが、最後のリーダーの人のオルガンの弾きっぷりが、圧巻っすな。 針飛びしたかと思うほど執拗な反復フレーズが最高だ。 そう、田中クンも褒めておりますが、不必要なほど執拗だったりして、が、それがまた最高にソウルだったりして、とまあそんなこんなで、今日のところは、以上っす。
【総合評価】 唄ってます。 で、オルガンでスイングしてます。 『シングス・アンド・スイングス・オルガン』 の看板に、寸分の嘘も偽りもありません。 が、正直、 「シングス」 のほうは、ちょっと今ひとつな気がしないでもないので、オルガンに専念して貰ったほうがよかったな? …と、そんな気がしないでもありません。 で、冒頭のブーガルーなのも、ちょっと余計だったかな? …と。 が、悪いところは最初のほうで、膿を出し尽くしちゃったので、後半は大いに持ち直したよな…と。 サイドマンではギターの人と、テナーの何とかという人の奮闘が目立ち、3管の編成が存分に活かされた…とは言えなかったりするんっすが、で、歌に隠れて、今ひとつ目立たなかったりするんっすが、グロリアのオルガンは本物やな! そう、言い切ってもいいような気がして、とまあそんなこんなで、そこそこ、オススメ☆