DANCE WITH ANCIENTS (T5Jazz Records)

AQUAPIT (金子雄太) (2016/11/7,8,14)

DANCE WITH ANCIENTS


【パーソネル】

金 子 雄 太 (org) 吉田 サトシ (g) 横 山 和 明 (ds)
【収録曲】

(01-03) MKW / LINDA / NEVER CAN SAY GOODBYE
(04-06) CONEY ISLAND / HALF MOON / MONK'S DREAM
(07-08) THE BABY BOOMERS / I WISH
【解説】 ( 2017年08月14日更新 / 連載 1,267回 )

 城崎温泉に行って来ました。 城崎に行くのは、えーと…、4回目くらいっすかね? 100回くらい日帰りで行ったらしい野々村くん (←号泣議員) に比べると、微々たるものでありますが、1回目はずーっと昔、僕がまだ子供だった頃。 特急 「あさしお」 に乗った。 めっちゃ混んでて、座れなかった。 連結の部分にしゃがみ込んでいて、暑くて辛かった。 で、到着後、海水浴目的で海のほうに行ったら、岩場みたいなところで、泳げへんやん! …という状況で、めっちゃ不満だった。 そんな思いでしか無かったりします。 やさぐれていたら、親切な人が 「近くに竹野浜というところがあるでー!」 と、教えてくれて、で、行ってみたら、めっちゃいいところだったので、それで救われたんっすが、あの時の親切な人、ありがとぉ♪ おかげで僕はグレもせず、こんな立派なオトナになることが出来ました。 が、温泉街そのものに関しては、まったく何の記憶も無かったりして、で、2回目。 ずいぶんとオトナになってから、会社の社員旅行で行きました。 泊まったのは水族館の近くの旅館でありました。 朝、露天風呂から見える海がめっちゃ綺麗だったりしたんですが、長縄所長代理 (←肩書きは当時のもの) が、ウザかったなぁ。 水族館の岩場のところにエチゼンクラゲ (←呼び方は当時のもの) の死体が打ち上げられていたなぁ。 そんな記憶しか無かったりします。 温泉街のほうには寄らなかったので、正確には、城崎温泉に行ったとは言えないような気もするんっすが、そんな長縄所長代理も定年退職でいなくなっちゃったみたいだし、エチゼンクラゲも、越前の人からクレームが来たみたいで、今では “大型クラゲ” とか呼ばれるようになったみたいっすが、で、3回目は更にオトナになってから、自力で行きました。 その時の話は、えーと、 ここ にありますな。 お泊まりではなく、ちょっとだけ雰囲気を味わいたくて、立ち寄った感じだったんっすが、昼間は浴衣ギャルの姿も見掛けないし、何だか思ったよりも閑散としていていて、うーん…。 その辺りの話は こっち に出てくるんっすが、やはり、ここは日帰りではなく、お泊まりしなけりゃ意味ないね。 そういった温泉街であることが発覚したので、今回、改めてやって来た。 …というのが、おおよその粗筋だったりするんっすが、夏の間、土日とお盆期間を除いて、ちょっとした花火も上がったりするようなので、それも目的のひとつとして。 僕が宿を押さえた8月4日は “ふるさと祭り” というのもやっているみたいで、いやあ、めっちゃ楽しみでありますなぁ。 夏祭り、花火、城崎温泉。 そこに欠かす事の出来ない “浴衣ギャル” の要素は、今回もまた、まるっきり皆無だったりするんっすが、浴衣姿の幼女さえ見ることが出来れば、それで十分ではないか? そう思えるほど、僕もオトナになったので、とまあそんなこんなで、家から岐阜羽島駅まで車で行って、そこから新幹線で新大阪まで行って、特急 「こうのとり」 に乗り換えて、11時頃、城崎温泉に到着〜。

 前回は駅の近くのスーパーで菓子パンと海老カツを買って、公園のベンチで空しく食べた僕でありますが、すっかり成長してしまった、今回の僕は違います。 但馬牛を食ってやるぅ! それも “肉まん” とかのショぼい食い物ではなく、豪勢にステーキで食ってやるぅ! いや、別に “肉まん” に罪があるワケではないんっすけどね。 罪を憎んで、肉まんを憎まん。 それくらい、僕は人格者だったりするんっすが、同時にプチ金持ちだったりもするので、ということで、 このプラン を押さえてみることにしました。 但馬牛ステーキランチ&ゆかた&温泉入浴券付で、5,980円っ! ぶっちゃけ、一人で浴衣を着て歩いてみたところで、ただただ空しいだけのような気がするし、温泉入浴券のほうも、お泊まりする宿でタダ券を貰える筈なので不要なんっすが、ランチだけのプランというのは見当たらないので、ま、いっかぁ…と。 平日はサービスでワインが付くようなので、ちょっぴりお得なんっすが、予約の時間まで少し余裕があるので、ちょっぴり付近を散策してみることにしました。


< 城崎温泉 (その1) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 (写真・いちばん上) は、駅のすぐ近くにある “さとの湯” 。 城崎には外湯が7個ほどあるんっすが、ここがいちばん近代的でありますな。 外湯と言うと、地元民が入る地味な銭湯みたいなのを連想するかも知れませんが、風情がない。 泉質もショぼい。 マニアの間では概ね、不評な模様っす。 個人的には、ぜんぜんイケると思うんっすが、詳しくはまた後ほど。 ちなみに、和風な四角錐の屋根の下は無料の足湯コーナー。 ちょっとした庭みたいな造りになっていて、なかなかいい雰囲気っす。 足湯とか、つまらん。 僕にもそんな時期があったりしたんっすが、もしかして、絶好のパンチラ・スポットなんじゃね? その事実に気が付いて、考えが変わった。 そんなオッサンもいたりするようっすな。 僕はまったくどうでもいい話だったりするんっすが、ということで、次。 (写真・上から2番目) は、駅から延びる “駅通り” 。 お土産物屋と、お食べ物屋が並んでいて、僕がステーキを食おうとしている店もこのエリアにあります。 真正面に小さく見えているのが外湯のひとつの“地蔵湯”でありますな。 この辺りまで歩いていくと、小さな川と柳並木と石橋な“お馴染みの風景が広がっているんっすが、温泉街の中心はここを左に曲がった先ということになります。 (写真・下の2枚) がソレなんっすが、ちなみにこれはもう少し後、夕暮れのちょっと前くらいの時間に撮ったもの。 この日はお祭りということで、香具師の人たちが屋台の設営に励んでおられました。 地蔵湯から反対に、右のほうへと歩いていくと、JRの線路があって、それを超えると、やがて(写真・ちょうど真ん中) のような風景が目の前に広がります。 “円山川”っすな。 花火はこの辺りから打ち上がるらしいので、その偵察を兼ねて下見に来た次第でありますが、詳しくは、えーと…、 ここ 参照。 僕がお泊まりするのとは別の、余所様のサイトなんっすが、どこから見ようか、悩むところでありますなぁ。 城崎温泉らしさという点で言えば断然、A地点かB地点なんでしょうが、写真に撮るには圧倒的に電線がクソ邪魔。 迫力重視ならD地点なんっすが、爆音に泣き叫ぶ浴衣姿の幼女とかにも期待が持てそうで、たまらんっ♪ そんな趣向のオッサンもいるかも知れませんな。 僕はまったくどうでもいい話だったりするんっすが、とまあそんなこんなで、適度に時間も潰れたので、駅通りに戻ることにして、いよいよ、肉っ♪ …でありますな。

小宿 「縁」 外観♪ いろりダイニング三國・中身♪

 「いろりダイニング三國」 は 「小宿 縁」 という小さな宿の2階にあるんっすが、外観と中身はこんな感じ。 小綺麗で、小洒落ているでおじゃるな。 そう、公家の人も言ってましたが、応対してくれたお兄さんも愛想がよかったし、悪くなくて、いいんじゃね? そのように評価していいのではなかろうかと。 で、中身のほうはというと、

先附け・サラダ♪ 但馬牛ロースステーキ(100g)♪

 先附けとサラダと、但馬牛ロースステーキ(100g)っ♪ 先付けは牛スジを煮たの的なものでありました。 個人的に牛スジって、あまり好きではなかったりするんっすが、この牛スジはあまりスジっぽくなくて、美味ちい♪ 筋書きのない牛スジって感じ? 筋書きはあってもなくてもいいし、蕎麦掻きも別に、あってもなくてもいい。 ガキの頃、そんなふうに思っていたりしたんっすが、オトナになった今でもその考えに変わりは無くて、そば粉を熱湯でこねたもの。 大して美味くもなかったりしますからね、蕎麦掻き。 で、メインのステーキはというと、適度に脂身があって、めっちゃ柔らかくて、美味ちい♪ 追加料金で肉を増量したり、ロースをヘレに変更したりすることも可能なんっすが、但馬牛ステーキ御膳、シャトーブリアン 150gだと 23,600円っ! 僕が食べたロース100gは 4,800円のようっすが、これに温泉入浴券とゆかたが付いて 5,940円。 税抜だと 5,500円っすかね? 温泉代は 600円なので、ゆかた代が 100円という計算っすか。 ゆかたが不要なら、微妙に損やんっ! ま、平日特典でスパークリングワインが飲めたので、十分に元は取れたかと思うんっすが、そうと知っていれば、ゆかたを借りて、山川豊を熱唱したほうがよかったんじゃね? そんな気がしないでもありませんな。 でもまあ、予約を入れてないと店に入る勇気がなくて、スーパーで菓子パンと海老カツを買って、公園のベンチで寂しく食べる。 そういう事態になっちゃうのは必至なので、とまあそんなこんなで、

デザート♪

 最後にデザートを食べて、満足♪ で、次の目的地、 城崎マリンワールド へ向かうことにします。 会社の慰安旅行の時にも行ったし、その後に自力でも行ったし、企画に新鮮味が無いんじゃね? そんな気がしないでもないっすが、ここと 玄武洞 くらいしか、見るものがなかったりするんっすよね、城崎の周辺って。 玄武洞で 玄さん とかを見ても、げんなりだし、玄さんでは減産を余儀なくされること必至だし、今回は平日だから空いていて、イルカのショーとかもゆっくりと見られるんじゃね? そんな気がしないでもないので、ま、水族館でいっかぁ…と。 とまあそんなことで、行ってみました。


< 城崎マリンワールド (その1) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 僕の読みは当たって、わりと空いておりましたな。 ここは水族館は別にしても、海の景色が抜群なので、城崎から足を延ばす価値は十分にあると思います。 子供の頃、海水浴には不適と判断され、ふてくされていた海岸というのは恐らく、この辺りだったのではないかと推測されるんっすが、当時はまだ水族館はなかったような? 沖合に見える竜宮城みたいなのもなかったような? とまあそんなこんなで、お魚とか、ペンギンとか、トドとかを眺めて、で、続いては


< 城崎マリンワールド (その2) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)
  

 トドのダイビング。 前に来た時はめっちゃ混んでいて、うまく写真とか撮れなかったんっすよね。 これが見られただけでも、わざわざ来ただけの甲斐はあったな。 そんな気がしないでもなくて、で、続いてはイルカのショー。 屋外でやってるメインのほうは、トドと時間が被ったので見ることが出来なかったんっすが、会社の旅行で来た時は 「007 城崎より愛を込めて」 とか、ワケのわからんノリでやってましたな。 基本、お子様向けの演出なので、幼女か、もしくは幼女目当てのオッサンしか楽しめなかったりして、ま、僕には関係のない話であるな…と。 屋内でやってる地味なほうのイルカショーは見ることが出来たんっすが、ボールを運んでくるイルカたん、可愛いっ♪ 僕は捕鯨賛成派で、給食で食べた鯨のノルウェー風、最高や! そんなふうに思ったりしているんっすが、こういうのを見ると、少なくともイルカを食うのはイカンな。 そう思わずにはいられなくて、牛たんなんかも、もうちょっと芸を磨けば、鉄板でロースやヘレを焼かれたり、スジを煮たりされなくても済むのにぃ。 ま、トドなんかも頑張ってジャンプしているのに、北海道では大和煮にされて缶に詰められちゃったりしているので、何とも言えないところではあるんっすが、とまあそんなこんなで、最後に海を眺めて、城崎マリワーは、おしまい♪

 城崎の温泉街に戻って、で、本日のお泊まりは こちら 。 以前は、インターネット創生期のような味のあるオフィシャルサイトがあって、僕はそこから予約を入れたんっすが、いつの間にやら こうなって しまって、心配になって、予約完了メールに書かれていたアドレスにメールを送ってみたんっすが、宛先不明で、戻って来ちゃう始末。 もしかして小林クン、逝っちゃったとか? 更に心配になって、前日に電話を入れてみたら、普通に営業していたのでよかったんっすが、一人旅★応援プラン、お部屋:柳並木7畳。 そういうのを押さえておきました。 オプションで、但馬牛ミニステ−キ 50g (但馬牛証明書付きですので安心してお召し上がり下さい。) 2,700円と、男性用色浴衣レンタル 500円を追加。 ゆかた、いらんって言ってたじゃん! そう思われるかも知れませんが、それは昼間の話。 夜なら暗くて、周囲からジロジロと見られても何とか耐えられそうだし、せっかくの城崎温泉だしぃ。 宿のノーマルなペラペラ浴衣よりは、外を出歩く勇気も湧いてくるのではなかろうかと。 せっかく 500円も奮発したんだしぃ。 で、宿に関する詳細はそのうちに、忘れた頃に このコーナー で書くとして、で、 外湯巡り 。 まずは、宿の目の前の 「一の湯」 から攻めてみることにしました。 バーコード式のカードみたいなのをくれるので、それを首からぶら下げて、浴衣を着て、下駄を履いて、いざ出発。 1分くらいで到着〜。 入口の機械にバーコードをピッと読み込ませて、で、脱いだ下駄は下駄箱に…ではなく、その辺に脱いでおけば、下足番の人が何とかしてくれる。 そんなシステムのようです。 帰り、自分の下駄がどれだか分からなくなっちゃうんじゃ? そんな心配があったりするんっすが、ちなみに自前の靴とかを履いてきた場合は、自力で下駄箱に入れるようっす。 で、風呂場本体のほうはというと、まずまずの大きさの内風呂と、洞窟風の半露天風呂のようなものがありました。 お湯そのものは城崎の場合、すべての外湯と大多数の旅館が集中配湯管理されているので、どこに入っても同じや。 同じや思っでぇぇぇ! (←号泣議員風) 泉質そのものにも特徴はなく、ガンガン消毒、ズンズン循環。 よって、マニア受けは最低レベルだったりするんっすが、普通に小綺麗で、こざっぱりしているので、一般観光客としては、まったく問題無いな…と。 で、気になっていた下駄問題なんっすが、風呂から上がって玄関のところに行くと、下足番の人がスッと “小林屋” の下駄を用意してくれました。 どういう仕組みなのかはよく分からんのですが、凄ぇぇぇ!

 で、続いては 「御所の湯」 。 外から見た感じも御所っぽいし、他のところに比べて200円高いだけあって、設備のほうも充実。 内風呂はガラス温室みたいになっているので開放感抜群だし、露天風呂の目の前には豪快な滝の流れが。 ベンチ場のお座りスペースもあるんっすが、足下は足湯になっていて、背中の部分にも湯が流れるシステムになっていて、頭寒足熱、腹寒背熱で、イケるやん! 入浴のシステムは先ほどと同様。 適当に脱ぎ捨てた下駄が、帰りにちゃんと提供されるところも同じ。 何で、ワイが小林屋に泊まってるって分かるんや? …と、不思議でならないっすが、あ、もしかして、浴衣の柄で判別しているとか? あ、でも、僕のはオプションの500円色浴衣なので、見てもすぐには分からんのでは? が、やがてその謎が解けました。 そういえば僕って、めっちゃ“小林屋”と書かれたピンク色のタオル入れの袋を持って歩いてるやん! 一目瞭然でありますな、こりゃ。 で、宿に戻って、晩飯を食べて、21時という、宿泊客に優しい時間から開催される花火大会を見るために、再び外に出てみることにしました。 1時間ほど前に出発して、駅のほうまで歩いていって、せっかくなので 「さとの湯」 にも入ってみることにして。 ここがいちばん近代的な造りで、下駄も自分で下駄箱に入れるシステムとなっておりました。 御所の湯と同じく、通常の料金は800円なので、その分、施設のほうも充実。 2階が内湯、パンツを履かずに移動出来る3階が露天風呂とサウナ。 特にサウナは終日していて、珍しい “ペンギンサウナ” なんてのもありましたぜ。 熱くないサウナ…というか、寒いサウナ。 0〜5℃と書いてありましたが、設置された温度計は7℃くらいを指示しておりました。 冷蔵庫よりはちょっと温度が高めなので、ここに生のサバとかを持ち込んで保管するというのは、ちょっとどうか? そんな気がしないでもないんっすが、生身のカラダにはひんやり冷え冷えで、気持ちいいっ♪ 水風呂に比べれば心臓麻痺を起こすリスクは少なそうだし、なかなかいいアイデアでありますな、こりゃ。 で、時間のほうはまだ余裕がありそうなので、ついでに 「地蔵の湯」 にもチャレンジ。 ここは内風呂だけしかなくて地味なんっすが、ま、外湯というのは普通、この程度の物だよね。 そんな安心感があったりして、で、そんなこんなで、花火大会、まもなく開始〜。


< 城崎温泉 (その2) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 どこで鑑賞するか、ちょっと悩んだんっすが、結局は地蔵湯から右に曲がった所の、JRの踏切を越えた先にある橋の上から見ることにしました。 電線は見えないし、迫力のほうも、まずまず。 周囲に爆音に泣き叫ぶ幼女の姿が見えなかったのがちょっと残念ではあるんっすが、で、写真のほうはアレです。 橋の手摺りにカメラを置いて撮ったので、まあまあそこそこ? カメラのモニターで確認した時点では、そのように思えたんっすが、こうしてパソコンで見ると、やっぱりブレブレ。 でもまあ、そこそこ見られないこともなくて、とまあそんなこんなで、満足して宿に戻って、寝て、起きて、翌朝、再び外湯めぐりに、出発〜。 夜の賑やかな温泉街もいいんっすが、朝の静謐な空気に包まれた感も、悪くないっすなー。 城崎はやっぱり、お泊まりで来るところだよね。 そんな思いを強くした次第でありますが、で、この続きはまた、次回♪

  【城崎温泉&マリンワールドの散策軌跡】 (←Click Here!!)

 …と、その前に、これがありましたな。 移動の軌跡。 城崎温泉駅とマリンワールドの間はバス移動なんっすが、で、円山川の撮影場所がズレでますな。 この橋のところではなく、もっと端っこのところで撮ったんですが、とまあそんなこんなで、この続きはまた、次回♪

 ということで、今日はアクアピットっす。 そういう名前の人ではなくて、コンボ名のようっすが、詳しくは ここ 参照。 オルガン奏者の金子雄太クンがリーダーなんっすな。 ギターとドラムスを従えたシンプルなトリオ編成なんっすが、で、今日はそんなアクピの 『ダンス・ウィズ・アンシエンツ』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 前回、城崎ネタを書いたのはアンドリュー・ヒルの 『ダンス・ウィズ・デス』 だったんっすが、 「死と踊る」 のに対して、こちらは 「古代と踊る」 っすかね? 古代というと、古代進とか? さらば〜地球よ〜、旅立〜つ船は〜、宇宙〜戦艦〜 (ぱららららら) 、ヤ〜マ〜ト〜 (ぱっぱらー、ぱぱぱ、ぱっぱらー♪) ということで、1曲目から聞いてみることにしましょう。 いきなり本題に入りましたが、今日の僕には時間がありません。 金曜日に甲子園へ高校野球を見に行って、その日は神戸に泊まって、次の日にゆっくり帰って来て、で、その日の更新はきっぱりと諦めて、そして、今日。 朝から部屋の掃除をして、昼前から墓参りに行って、で、今日の第4試合は津田学園が登場しますな。 桑名の学校なので、めっちゃ応援したいところなんっすが、大負けする予感が半端無かったりするので、テレビで試合を見るのはやめて、とりあえず原稿書きに専念しようかと。 とまあそんなことで、1曲目から聞いてみることにしましょうかぁ。

 まずは金子雄太クンのオリジナルで、 「MKW」 、全8曲中、5つは自作しているようで、なかなか意欲的であるな。 そのように評価していいのではないかという気がするんっすが、出来のほうもなかなか見事でありまして、本人曰く、シンプルな主題とコード進行を原始的なリズムにのせて、何かを呼び起こそうとしています。 そういったアレであるようっす。 で、なかなかにダンサブルだったりします。 言葉で説明するのは難しいものがあるんっすが、エエやん! で、演奏のほうはというと、テーマの後、オルガン、ギターの順でソロが披露されるような気がして、でもって、テーマに戻って、おしまい。 特に書くことは無かったんっすが、エエやん! ということで、次。  「リンダ」 。 8×3=24小節のループを何度も繰り返す形式の曲です。 毎週、最後の8小節がフックになっていて、通常のブルース形式でありながら独特の緊張感を出しています。 そういったアレであるようっすが、フックって、何? 青芝キックの相方? もしくは、ヤックンでもモックンでもない、残りの一人? あるいは、干物にすると大味な、無駄にデカい魚? それはホッケ。 だんだん遠ざかっている気がするんっすが、曲のほうはアレっす。 割と普通にブルースな感じで、リンダ要素が今ひとつ希薄なような気もするんっすが、で、ソロのほうはというと、ギターのサトシ君が頑張ってるな。 そんな感じのアレだったりして、無論、リーダーのオルガンの人やタイコの和明クンも頑張ってるし、とまあそんなこんなで、テーマに戻って、おしまい。

 で、次。  「ネバー・キャン・セイ・グッドバイ」 。 この曲オルガンに合うなぁ、と10年くらい前から時々弾いてました。 そのように書かれているので、自作ではなさげなんっすが、じゃ、誰の曲なのかというと、そのヒントは次の一文にあります。 MJの透明感のある歌声はずっと僕らの中に生き続けます。 ということは、僕らの外では既に死んじゃってるんっすな、MJ。 ・・・。 ここで何かボケようと思ったんっすが、何も思い浮かばなくて、普通にマイケル・ジャクソンっすよね、これは。 正確に言うと、ジャクソン5のヒット曲のようでありますが、確かにどこかで聞いたことがあるようなメロディでありますな。 で、これがまた、オルガンに合うなぁ。 まさにそんな感じでありまして、イケるやん! で、原稿を書きながら、チラチラと津田学園の試合をチェックしているんっすが、7回表を終わって、2−0っすか。 ピッチャーは頑張っているようっすが、打撃のほうは、ここまで1安打。 まるっきり打てる気がしませんなぁ。。。 このまま、盛り上がらないまま負けちゃう気配が濃厚で、僕のテンション、下がりまくり。 せっかく、いい感じの演奏が続いているのに、勿体ない限り。 とまあそんなこんなで、次。  「コニー・アイランド」 。 ニューヨークでJazzを勉強していた20代の頃、よく利用していた地下鉄Nラインの行き先に “Coney Island” という名前があり、どんな所だろうとずっと気になっていました。 ある日、仲間と連れ立って行ってみると、大西洋に面した終着駅で、浅草の花屋敷を想わせるような古風な遊園地があり、異国の地にいながら不思議な懐かしさを感じました。 頼まれた訳でもないのに勝手に作ったテーマ曲。 そういったアレであるようっすが、あああああああ、7回裏、ツーアウト・ランナー無しから、一挙に5点も取られたぁぁぁぁ…。 終わった。 さばクン、完全にヤル気を無くしました。

 次。  「ハーフ・ムーン」 。 オルガンにはマイナーセブンスがよく似合います。 そういったアレであるようっす。 で、次。  「モンクス・ドリーム」 。 モンクのアレっす。 で、次。  「ザ・ベビー・ブーマーズ」 。 団塊の世代に感謝の気持ちと多少の悲哀を込めて書いた。 そういったアレであるようっす。 ということで、ラスト。  「アイ・ウィッシュ」 。 中高生の頃、制服の内ポケットに忍ばせた “Walkman” から、ヘッドフォンのコードを袖に通して片耳に当て、授業中でも聞きたかった Stevie Wonder。 いいっすなぁ。 青春を感じさせるエピソードでありますなぁ。 甲子園で負けちゃったのも、ま、青春のいい思い出になるのではなかろうかと。 津田学園はレギュラーに2年生が多いので、ま、来年、頑張れ! …ということで、今日のところは、以上っす。

【総合評価】 大変、素晴らしい出来のアルバムだと思います。 日本人の、まだ生きている系の人のジャズも、捨てた物ではないな。 そんな思いを新たにした次第でありますが、いかんせん、取り上げられるタイミングが悪過ぎましたな。 ま、長い人生、そういうこともありますわいな。 ということで、アルバムそのものは、かなりオススメ☆


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