TODAY'S MAN (MAINSTREAM)

CHARLES MCPHERSON (1973)

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【パーソネル】

CHARLES MCPHERSON (as) ERNIE WILKINS (cond,arr) <#1-3>
CECIL BRIDGEWATER (tp,flh) <#1-3> RICHARD WILLIAMS (tp,flh) <#1-3> GARNETT BROWN (tb) <#1-3>
JULIUS WATKINS (frh) <#1-3> FRANK WESS (fl,ts) <#1-3> CHRIS WOODS (fl,bs) <#1-3>
BARRY HARRIS (p) LARRY EVANS (b) BILLY HIGGINS (ds)
【収録曲】

(01-03) CHARISMA / INVITATION / NAIMA
(04-06) BELL BOTTOMS / STRANGER IN PARADISE / CHERYL
【解説】 ( 2021年02月14日更新 / 連載 1,431回 )

 困った時の 『ムー』 頼み。 そんな諺 (ことわざ) があるんっすが、僕は今、困ってます。 かなり困ってます。 真剣に困ってます。 ネタがねぇ…。 この週末は久しぶりに土日ともお休みで、時間のほうはたっぷりあるんっすが、それに反比例して、ヤル気が、まったくありません。 土曜日の今日は朝からグダグダ、ダラダラと、何もせずに無為に過ごして、ふと気が付けば、お昼前。 そろそろ、何とかしなければなりません。 が、ネタがありません。 仕方ないので、 『ムー』 でも買うかぁ…。 ぶっちゃけ、まったく気が進まないんっすが、そうも言ってられないほど、僕は追い詰められてます。 人間、追い詰められると、何をしでかすか、分かったもんじゃないんっすが、えーと、 ここ で、 “ムー” で、検索ぅ♪ セーフサーチなどという、検索結果からエロ・グロ系を排除する機能があるんすな。 余計なこと、すな! そう、思わずにはいられません。 僕はエロいものとか、グロいもの、ナンセンスなものが大嫌いだったりするんっすが、だからと言って、それらのものを、目の付かないところに隠蔽するという施策には、賛同しかねます。 しっかりと自分の目で、その実態を確かめた上で、マジでエロいやんけ。 けしからん! そう、憤慨するというのが、正しい道筋だと思います。 で、憤慨と言えば、フンガー。 『怪物くん』 のフランケンがよく、 「フンガー、フンガー」 言ってますが、あれ、ただ 「フンガー、フンガー」 言ってるだけなのかと思ったら、そうではなく、フンガーというのは、ドイツ語で 「空腹」 という意味だったんっすな。 んーと、 「お腹がすいた」 はドイツ語でどういう? おお、マジやん。 ちゃんと 「フンガー」 言うてるやん! ちなみに僕は今まで、「フンガーぁぁぁ!」という感じで、わりと力強く発音してしまっていたんっすが、こうやって、気の抜けた感じに言うのが正解だったんっすな。 確かに、こっちのほうが “腹が減って戦 (いくさ) が出来ない感” が、よく伝わりますよね。 で、フンガーが 「空腹」 なら、憤慨は、ドイツ語で、何て言うんや? そんな疑問が湧いたので、この 『伝わるドイツ語』 というサイトのサーチ欄に 「憤慨」 と入れて検索してみたんっすが、「記事が見つかりませんでした。」と言われて、フンガーぁぁぁ! 使えやんやんけ!

 ということで、セーフサーチ機能は “OFF” にして、 「ムー」 に関連する本を探してみたいと思うんっすが、『ティアムーン帝国物語 〜 断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー 〜 』 。 これ、エロいんっすかね? 断頭台とか言ってるから、グロい系? 断頭台って、ギロチンっすよね? うちの近くの 鬼頭商店 で作っていたりするんっすが、節分を過ぎた今の時期、捕まえた鬼を処分するのに需要が増えて、活況を呈していたり。 あんなもん、1台買っておけば “一生モノ” で、毎年、使い回しが出来るように思えるんっすが、やっぱ、1頭切ると、刃がガタガタになっちゃうとか? だとしても、替え刃を買えばいいだけだと思うっすが、で、これはアレっすよね。 革命が起こって、断頭台の露と消えた “姫” が、転生して、アイドルか何かになって、ウハウハ♪ そういうストーリーっすよね? タイトルを見ただけで、中身を読んだ気になれて、ラノベというのは、何とも便利なものでありますが、ま、わざわざ、金を出して買ってまで読むほどのものではないかな? …と。 普通、 『美少女戦士セーラームーン 完全版』 を買うよね? で、上から5番目くらいに、僕のお目当ての 『ムー』 があったんっすが、最新号は これ 。 総力特集は 「グラハム・ハンコック 神々の失楽園」 。 うわっ、つまんなさそう…。 ハービー・ハンコックなら、このサイトの読者 (…の中で、極めて希少な存在であるジャズ・ファン) には、超・お馴染みなんっすが、グラハム。 何か、グラム単位でハムを買ってそう。 いや、別にそれは何の問題もないんっすが、で、失楽園。 これはちょっと、いいかも? エロいんっすよね? 黒木瞳とか、川島なお美がやってましたよね。 川島なお美と言えば、この前、暇潰しに読んでいたナンシー関の 『耳大全77 ザ・ベスト・オブ 「小耳にはさもう」 1993-2002 』 にも出て来ました。 川島なお美の態度に怒ったある財界人が、川島に向かって浴びせた罵声。 そういうアレなんっすが、どんな罵声を浴びせられたのかというと、「 昔、『お笑いマンガ道場』 に出てたくせいに、偉そうにすんな!」 うわぁぁぁぁ…。 痛いところを突きますなぁ…。 それを言っちゃあ、おしめえよ。 川島なお美にとってのキング・オブ・ザ・黒歴史でありますが、そういえば昔、 こんなの も。 「他の動画を閲覧」 のところに、何かエロいのが出てませんか? 大丈夫ですか? 僕のパソコンだけですか? 過去の閲覧記録を学習して、僕の趣好に合わせて、こういうのを出してくれているのだとすれば、いい迷惑なんっすが、『全裸監督 シーズン2』 って、何や? 試しにちょっと覗いてみたら、僕の趣好とはまったく合致しないものだったりして、憤懣やるかたなかったり。

 で、おお。 蛭子さん、若ぇぇ! で、第1回戦 「大成仏まんが」 。 こんな死にかただけは絶対したくない、“最悪の死にかた” を、漫画にしろ…と。 おお! 実を言うと、今回、 「死にかた」 というテーマで話を進めようと思っていたんっすよね。 前回 、ソニー・クリスを取り上げたんっすが、彼について調べている段階で、 こんな本 を発見。 筒井康隆の 「死にかた」 という短編小説を絡めたりして、何とか1回分の原稿をでっち上げてみよう…と。 が、まったく進まないまま、昼前になってしまったので、この企画は諦めることにしたんっすが、ちなみに、この 『EXテレビ』 という番組は 『11PM』 の後釜っすよね。 エロい番組でしたよね、『11PM』。 親の目を盗んで、ドキドキしながら見ていた記憶があるんっすが、にも関わらず、その日の内容が釣り特集だったりして、激しい憤りを覚えたり。 もう、いいっ! 三重テレビで 『週刊おとなの絵本』 を、見るっ! で、一方、 『EXテレビ』 のほうは、上岡龍太郎と島田紳助が司会の “火曜EX(えっくす)” が、断然、面白かったっすな。 三宅裕司が司会の曜日は、今ひとつ。 で、この 「お暗いマンガ道場」 は、紳助がいないから、木曜日? ま、たまにはこういう失敗企画もあったんっすが、で、エロいので言うと、「低俗の限界」 というのもありましたなぁ。 実に、けしからん! そういうものであった記憶があるんっすが、とまあそんなこんなで、今月号の 『ムー』 は、金を出して買って読むほどのものでもねーな…と。 じゃ、 これ はどうっすかね? 都市伝説。 結構、好きなんっすよね。 フジツボの話 とか。 膝の皿にフジツボがビッシリ。 うわぁぁぁぁ…。 この話を知って以来、僕はフジツボと痰壺が嫌いになってしまったんっすが、ま、元々、好かれる要素はどこにもなかったりするんっすけどね、フジツボと痰壺。 で、この件に関して言えば、痰壺は何も悪いことをしてなかったりするんっすが、痰壺は痰壺で、 こんな都市伝説 が。 うわぁぁぁぁ…。 うへえ、書いていてこれほど気持ち悪くなったのは初めてです。。 その場面を想像しながら書くから、そういうことになっちゃうんっすぜ。 僕なんか、淡々と 「タン壺おじさん」 をコピペしただけなので、そこまでのダメージは無かったりするんっすが、 このサイトについて。 2003年の開設っすかぁ。 なかなか歴史があるんすな。 ま、うちのサイトは1997年からあるんっすけどね。(←優越感) で、あ、 「※文章の無断転載は厳禁です。」 って書いてあるやん…。 一応、仁義を切っておいたほうがいいっすかね? でもまあ、本人も、こんなサイトを開設していた事は、すっかり忘れていて、黒歴史と化している可能性もあるし、だとすれば、古傷をえぐられるようなものだし、んーと、テレビ出演情報。 うわ、 『溜池Now』 の “都市伝説サミット” に出てるやん! 超大物やん! 第1回ということは、 アニメ編 っすかね? これに出てるってことは、まさか、しょこたん? トイレの花子さんコスプレ、可愛ぇぇ♪

 …で、ない事だけは確かだとして、人気サイト 『都市伝説広場』 管理人、都市伝説コレクター、草野葉一。 あ、この人っすな。 新型コロナウィルスが、まだぜんぜん流行ってなかったころの動画なのに、黒マスク姿。 さすが、将来を予見していたと言えそうなんっすが、僕も “ジャズ” などというマイナーなジャンルじゃなくて、都市伝説をテーマにしていたら、この番組に呼ばれて、しょこたんに会えたかも知れないのにぃ…。 で、 「魔法のプリンセス・ミンキーモモ」 。 都市伝説とは関係ないんっすが、ミンキーモモの “ミンキー” って、何なんっすかね? ヤンキーモモじゃ、ないっすよね? ヤンキー風のモモは、それはそれでイケる気がするんっすが、ヤンキーでも、ミルキーでもなく、ミンキー。 モンキーでもミンチ肉でもなく、ミンキー。 Wikipedia によると、「モモ」 という名前やお供の3匹の構成 (犬・サル・鳥) は 「桃太郎」 をモチーフとして企画が生まれたことに由来する。当初 「モモ」 で企画したが、既に商標登録されており、読売広告社プロデューサーの大野実の発案により 「ミンキーモモ」 となった…と。 結局、ミンキーの意味は分からなかったんっすが、で、モモに纏わる都市伝説はというと、ミンキーモモを放送すると、地震が起こる…と。 「ミンキーモモ」 でググると、サジェスト機能で 「地震」 とか 「死んだ」 「都市伝説」 とか出てくるので、わりと有名は話みたいなんっすが、ミンキーモモの “モモ” という部分がですね、あのね、異界にアクセスしてしまうとですね、大地震を起こすんじゃないかという。 そう、山口敏太郎センセイが語っておられますが、敏太郎 (としたろう) じゃなくて、敏太郎 (びんたろう) 。 ビンというのがちょっぴり、ウサマ・ビンラディンっぽくて、いいな♪ …と。 で、敏太郎じゃなくて、草野葉一クンのサイトのほうなんっすが、 これ 。 文章の無断転載じゃなくて、リンクを貼るのは、いいんっすよね? カウンターは無いみたいなので、キリ番ゲットの報告義務もないんすよね? で、ここで書かれている、再放送の最終回においては東北大震災が起こってしまった。 この東北大震災というのは、あの東日本大震災とは別だと思うんっすが、 「ずっとマリリン」 のほうが、更に詳しいっすな。 あ、マリリン、草野葉一クンのサイトを無断で転載しちゃってるぽいじゃん。 いーけないんだ、いけないんだー、先生に、言うたろー♪ いや、実際に先生に告げ口したりすると、 「アンタもやん!」 と、反撃される恐れがあるので、ここは穏便に済ませておこうかと思うんっすが、で、お待たせ! 黒マスク仮面、草野葉一クンの出番は、んーと、「あぶさん」 。 僕は、わりとオバサンに好かれるタイプのオジサンなんっすが、 「あぶさん」 のことはあまりよく知らなくて、正直、どうか? そんな懸念があったんっすが、杞憂でした。 草野葉一クン、わりと話も上手だし、オモロイ♪ それに比べて、岡田斗司夫、ウゼぇ…。

 で、 後半『こち亀』 の最終話っすかぁ。 もう連載は、終わっちゃったんでしたっけ? んーと、 これ 。 何やら、都市伝説っぽいネタが展開されたみたいなんっすが、岡田斗司夫 (敬称略) が言ってたことが本当だったのかどうかは、微妙。 で、 『ガンダム』 。 ミハルと赤毛のアン、言うほど似てるか? そんな気がしないでもなくて、で、上位のヤツはみんな、けっこう有名な話だったりしますよね。 そんなことより、水前寺清子は長島総合自動車学校で運転免許を取った。 この、地元に伝わる有名な都市伝説は、果たして本当なのか? それを検証して欲しいところなんっすが、意外なところから、その真実が。 その “意外な” というのが、ナンシー関なんっすが、先ほど取り上げた本の中に、「水前寺さんのお宅を二階まで見せていただいたのはルックルックが初めてなんですよ」。 そんな、「ルックルックこんにちは」 リポーターの発言が。 51歳の誕生パーティを、自宅で盛大に開いた水前寺清子。 その模様を取材するついでに、豪邸拝見。 そんなシチュエーションだったみたいなんっすが、え? 51歳? 水前寺清子って、僕よりも年下? …というのが、かなりの衝撃。 ずーっと昔に書かれた話なので、そんなことはない筈なんっすが、何かちょっと不思議な感覚。 で、この本には、あと、チータは番組内企画で五十にして運転免許を取った。 そんな話も出てくるんっすが、水前寺清子は長島総合自動車学校で運転免許を取った。 僕はこの話を、友達の友達から…ではなく、まったく知らない人の友だちから聞かされました。 桑名駅から名古屋行きの近鉄に乗っていると、揖斐・長良川を渡った先に長島自動車学校が見えてくるんっすが、ある日、電車の中で立っていると、近くにいた学生が友だちに向かって、「水前寺清子、あそこで免許を取ったらしいで。」 そんな話が聞こえてきたんっすよね。 マジかよ? 確かにアレなんっすよね。 長島温泉で開催される歌謡ショー。 普通は1週間ごとに出演者が変わるんっすが、何故だか1ヶ月間、ずーっと水前寺清子ショーだったことがあるんっすよね。 その期間を利用して、免許を取ったんじゃね? …と。 そんなワガママが許されるのか? …というのが疑問だったっすが、テレビ番組の企画で運転免許を取ったというんなら、十分にアリやな…と。 で、それを裏付ける決定的な証拠が。 ほれ 。 友だちの友だちから聞いた…みたいな、曖昧なソースではなく、本人の口から長島総合自動車学校の名前がぁぁぁ!

 いやあ、 “都市伝説” が事実だったりすることもあるんっすなぁ。 ということは、フジツボや、タン壺おじさんの話も。 あなたは、信じますか???

 ということで、今日はチャールス・マクファーソンっす。 日本では、わりと人気がありますよね。 “遅れてきたビ・バッパー” でしたか。 こういう異名って、ちょっとカッコいいっすよね。 “遅れてきた遅刻魔” とかだと、今ひとつなんっすが、 この人 、そういう意味だと勘違いしてませんか? あまりうれしくないキャッチフレーズって…。 他人様のブログを無断で勝手に取り上げて、いちゃもんを付けるというのもアレなんっすが、モードジャズやフリージャズが主流になってきた60年代中盤に、敢えてオーソドックスなビ・バップで勝負する。 そういうところが “遅れてきた” と言われる所以で、特に日本では好意的に捉える人が多かったような? 生涯ビ・バッパーなピアニスト、バリー・ハリスとの師弟関係も、微笑ましいものがありますよね。 よく読んでみたら、先ほどの The Blueswalkくんも、マクファーソンの姿勢を評価しているみたいなんっすが、それはそうと、ミンキーモモを放送すると、地震が起こる。 そんな都市伝説を書いたら、その夜、東北地方でかなり大きな地震があって、ビビりました。 まさか、どこかでミンキーモモの再放送、やってないでしょうな? ちなみに僕は、ミンキーモモと、クリーミーマミが、ごっちゃになっていたりします。 魔法少女ララベルと、花の子ルンルンは、大丈夫なんっすけどね。 で、そういえば 『ムー』 に連載を持っているオバサンが、何か言ってたんっすよね。 えーと、 ここ 。 困った時の 『ムー』 頼みのネタなんっすが、新型インフルエンザが発生し、パンデミックが宣言される!? これを2019年の1月くらいの時点で予言していたとされるオバサン。 東日本大震災が起きてから9年目あたりに関東大震災がくるのかなぁと、(中略)。 だからといって、2020年がX年とは思っていませんが、(以下略)。 そんなことも言ってたんっすよね。 もしかして、昨日の地震を予言していた? …と思って、読み返してみたら、微妙に違っていたんっすが、東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長 (83) が辞任するという話も書かれてなかったような気がするし、ま、そんなものかと。 それにしても地震、怖いっすなぁ。 桑名は極めて地震が少なくて、子供の頃から、東海地震が来る! 今すぐにでも、来る! そう、脅されて育ったにも関わらず、今まで体験した中で、いちばん大きな揺れが、阪神大震災の時の震度4だったりするという。 油断していると、そのうち、どかんと大きいのが来そうで嫌なんっすが、東海・東南海・南海の3連動地震もアレなんっすが、 養老・桑名・四日市断層帯 も、ヤバそう。 僕の住んでいるところは、微妙に震度7は避けられそうなんっすが、震度6強は不可避。 昨日の地震と同じっすよね。 ちなみに、桑名も微妙に揺れました。 緊急地震速報が鳴って、 「うわぁ、福島かぁ…」 と思っていたら、ゆら〜っと。 東北地方の被害が少ないことを願いますが、で、マクファーソン。 今日は 『トゥデイズ・マン』 という、よく分からない1枚を取り上げてみたいと思います。 1973年録音のメインストリーム盤。 レーベルの名前からして、王道路線っぽい感じなんっすが、その実、ちょっと異色だったり。 前半と後半、2つのセッションから構成されているんっすが、前半の3曲はラッパ2本、トロンボーン1本、フレンチホルン1本、フルートもしくはサックス2本が加わった大編成。 アレンジと指揮はアーニー・ウィルキンスが担当しているみたいっす。 後半は一転、シンプルなワン・ホーン・カルテットになるんっすが、ピアノには師匠のバリー・ハリスが入っておりますな。 ベースとドラムスは、ラリー・エバンスビリー・ヒギンズという、何だか妙に韻を踏んでるコンビ。  The Blueswalkくん言うところの、全くのチャーリー・パーカーの影武者と言ってもいいぐらい似ている。 そんなプレイが聞かれるのではなかろうかと。

 ということで、まずは1曲目。 マクファーソンのオリジナルで、 「カリスマ」 。 よく耳にする単語っすよね、カリスマ美容師とか、ボラの卵巣を塩漬けして、塩抜き後、天日干しで乾燥させたりとか。 それ、カリスマやなくて、カラスミやがな。 こういう分かりにくいボケは、厳に謹んで貰いたいところでありますが、で、個人的にはカリスマやカラスミよりも、カラメルとかカリメロのほうが好きだったり。 プリンにカラメルを絡めると、美味しいっすよね。 ま、カリスマ・パティシエのプリンとかも美味しそうではあるんっすが、で、このマクファーソンの 「カリスマ」 はというと、なかなかいい感じの楽曲に仕上がっております。 ビ・バップというより、ハード・バップ的だったりするんっすが、純正バップ曲は日本人にはウケがよくなかったりするので、むしろ、好材料と言えるのではなかろうかと。 分厚いハモリでテーマが演奏された後、マクファーソンのソロが出てくるんっすが、パーカー直系のケレン味のない吹きっぷりは、とってもメインストリーム。 時おり、ホーンだかブラスだかのアンサンブルが絡んでくるところも、賑やかし要員として、しっかり仕事がなされているし、で、続いてトランペットのソロが登場。 パーソネルを見ると、2人のラッパ吹きの名前がクレジットされているんっすが、セシル・ブリッジウォーターと、リチャード・ウイリアムス。 橋水さん、 ここ で取り上げて、初めてその存在を知ったんっすが、ここでソロを吹いているのは、リチャード・ウイリアムスのような? いや、確証は無いんっすが、確率で言えば、五分五分だし。 ここでも終盤、賑やかし要員が仕事をしていて、でもって、バリー・ハリスにスイッチ。 師匠が貫禄のソロを披露して、で、賑やかなテーマに戻って、おしまい。 あまり書くことはなかったんっすが、よかったな。 そのように評価していいのではなかろうかと。

 で、次。 このアルバム、僕は ここ で手に入れたんっすが、 Wikipedia の情報とは、曲順が違っていたり。 どちらが正しいのか分かりませんが、ま、僕は間違ってないな…と。 ということで、手持ちのほうで話を進めさせて貰いたいと思いますが、2曲目、 「インビテーション」 。 この曲が出てくる度に、毎回これを書いているので、さすがに飽きてきちゃったんっすが、それでも書かずにはいられません。 「淫靡って、いいっしょ?」 「ん〜♪」 シャカタクにも同じタイトルの曲があって、日本でも大ヒットしたんっすが、んーと、 これ 。 セブンイレブンの店内曲だ…! え、そうなん? 男女7人秋物語の挿入歌。 え、そうなん? 一応、中間にピアノ・ソロみたいなパートがあったりして、けっこうジャジーっすよね。 Wikipedia を見ると、アメリカのジャズを起源とするフュージョンとは異なり、アドリブ偏重ではなくメロディと編曲を重視した親しみやすいサウンドが特徴で、うんぬん。 そんなことが書かれているんっすが、普通にアドリブもイケるやん! で、これ、よく見ると “INVITATIONS” と、最後に “S” が付いていたりするんっすが、一方、スタンダード・ナンバーの “INVITATION” 。 詳しくは、んーと、 ここ 参照。 他人様のブログのリンクを貼るだけの簡単なお仕事なんっすが、これ、難曲なんっすな。 同じコードが続く箇所がある、ということはモーダルな解釈でも演奏出来る (せざるを得ない?) と言えます。 へぇ〜。 実際に楽器を演奏している人の発言なので、説得力がありますが、言われてみれば確かに、モーダルな曲調だったりしますよね。 ビ・バップ命なマクファーソンが、この難曲をどのように克服するのか。 難局を乗り切るには、南極2号の助けが必要なのではないか。 興味が尽きないんっすが、フルートなんかも入れたりして、エキゾチックで、華やかなサウンドに仕上げているな…と。 その辺はアレンジャーの功績なんでしょうが、アドリブ・パートに入ると、そこからはマクファーソンの世界。 パーカーにも、オーケストラと共演したものがあったりするので、その辺りを参考にしたのかも知れませんが、ま、無難にこなしているな…と。 そんな感じのアレでありました。

 で、次。 「ナイーマ」 。 パーカー命のマクファーソンが、コルトレーンの楽曲を取り上げるというのは、かなりのチャレンジだと思われるんっすが、これまた、アーニー・ウィルキンスの力を借りて、無難にこなしている感じ。 それなりに頑張って、モーダルなフレーズを吹いていたりして、で、続いて、ラッパの人のソロが登場。 今度はセシル・ブリッジウォーターっすかね? 五分五分の確率なので、当たるも八卦、当たらぬも八卦なんっすが、個人的にホッケの干物とか、あまり好きではなかったりするので、もし、当たりの賞品がホッケだとするなら、別に “当たらぬも八卦” で、いいな…と。 で、その後、バリー・ハリスのピアノ・ソロが出て来て、でもって、テーマに戻って、おしまい。 で、次。 アーニー・ウィルキンスのオリジナルで、 「ベル・ボトムズ」 。 何か、そういうジーパン、ありましたっけ? んーと、 こんなの 。 うわっ、ダサっ! “フィンガー5” が穿いてそう。 が、曲のほうは、別にアキラ眼鏡っぽいこともなく、普通にいい感じだったりして、で、演奏のほうは、ここからシンプルなワン・ホーン・カルテットとなります。 マクファーソンのソロに集中するには、こっちのほうがいいっすな。 バリー・ハリスのピアノもたっぷりフィーチャーされていて、バリバリ、ハリスっす。 とまあそんなこんなで、あまり書くことはなかったんっすが、よかったな…と。 で、次。 「ストレンジャー・イン・パラダイス」 。 ジャズ以外でも、わりとよく聞くスタンダードっすよね。 マクファーソンは、伸びやかに吹いているな…っと。 ハリスのピアノも、いい感じだな…っと。 んなことで、ラストっす。 「シェリル」 。 やっぱ、この人にはコルトレーンよりも、パーカーの曲のほうが、よく似合うな…っと。 日本では不人気な純バップ曲なんっすけどね。 テーマの後、まずはバリー・ハリスのソロが登場するんっすが、さすがやな…と。 続いてマクファーソンが出てくるんっすが、さすがやな…と。 最後は2者の4バースで、そこそこ盛り上がって、でもって、テーマに戻って、今日のところは、おしまい。

【総合評価】 The Allmusic site awarded the album 3 stars. そんな評価が下されたようっすが、もうちょっと多めに星をあげてもいいんじゃね? そんな気がしないでもありません。 3.8星 (サバぼし) で、どうっすかぁ?


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