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十二支(じゅうにし)、言えるかな? 言えらあっ! ね、うし、とら、う、たつ、み、うま、ひつじ、さる、とり、いぬ、い、どや! ブブー。 残念! えっ、合ってるやろ? 最後が余計。 十二支に「どや」なんて、無いし。 ああ、そこかぁ…。 蛇足でありましたなぁ。 蛇足、知ってるかな? 知ってらあっ! 蛇足 (だそく) とは中国の故事。出典は『戦国策』斉策。余計な事、不必要な事などを付け加えることの例えとして用いられる。(中略)楚(紀元前4世紀頃まであった国)の人が先祖を祭る行事を催して、召使いたちに酒を与えた。召使いたちは「幾人も飲むには足りないが、一人で飲むには充分ある。地面に最初に蛇の絵を描いた者が酒を飲む事にしよう」と相談した。ある一人が最初に完成し、その者は酒を引き寄せて飲もうとして左手に杯を持ち、「私にはまだ足を袈き足す余裕がある」と言って右手でその蛇の絵に足を描き出したが、それを描き終わらないうちにもう一人が蛇を描き上げ、杯を奪い取って、「もともと蛇に足はない。そなたに足を描けるわけがない。」(蛇に足を描いたら、それはもう蛇の絵ではなくなり、描き足した男の勝利は無効になる)と言って酒を飲んでしまった。 そういうアレだよね。 Wikipediaのコピペ、お疲れ様。 今ひとつ説明が下手くそな気がするんっすが、もうちょっと文才のある人に頼めなかったんっすかね? 故事成語大辞典 。 こっちのほうが噛み砕いている分、ちょっとだけマシっすな。 やっぱ世の中、噛み砕かないとアカンっすよね。 ま、世の中には噛み砕いてはいけないものもあったりするんっすけど。 正露丸糖衣とか。 あれ、嘗めてもアカンっすよね。 ちょっと嘗めるだけならいいんっすが、嘗め続けるのは御法度。子供の頃、それで、苦い思いをしました。 で、十二支。 最後の 「どや!」 は蛇足だったんっすが、大マケで正解ということにして、次の問題。 十二支、漢字で書けるかな? う…。 これは難題。 少なくとも 「う」 は、書ける気がしねぇ…。 100点取るのは難しそうなので、ここはひとつ、松本ちえこラインを狙うしか…。 ナウでヤングな若者は、何それ? …と思うかも知れませんが、 これ 。 0点なんかじゃ許さない。 これはまあ、分かるとして。 100点取る人、大嫌い。 この乙女心が、今ひとつよく分からん…。 乙女心というか、単なる特殊性癖の「ちえこ心」のような気がしないでもないんっすが、完璧過ぎるのは嫌なんっすかね? その気持ち、分からんでもないんっすが、僕も非の打ち所の無い完璧な美人より、「ぶさかわ」のほうが好きだったりするし。 ぶさ35%、かわ65%くらいの、まさしく「65点の人が好きっ♪」 なんっすが、完璧な人って、隙がなくて、好きになれないんっすよね。 で、漢字チャレンジ、十二支、書けるかな?
まず最初は「ね」。 ネズミっすよね。 が、「鼠」という漢字ではありません。 もし 「鼠」 という漢字だったりしたら、絶対に書けないんっすが、十二支の「ね」は、アレっすよね。 「こども」という字? で、次。「うし」。 これは書けます。 例のウシっすよね? で、「とら」 。 これはアレっす。 猛虎とかのほうではなく、岐阜の輪之内にある「とらちゃんラーメン」のほうの「とら」。 書けるかどうかは微妙なんっすが、漢字のイメージは浮かんでます。 「う」。 ううぅ…。 これはまったく、見当もつかん…。 ウサギなんでしょうが、普通のウサギでよかったんっすかね? で、「たつ」。 竜や龍ではなく、観光地で見かける漬け物屋のほうの「たつ」だったと思います。 「み」。 蛇っすな。 何か、あんな感じの漢字っすよね? で、「うま」。 これはアレっす。 馬ではなく、「うし」 の突き抜けてないバージョンみたいなの。 「ひつじ」。 ヒゲ生やして、メェメェ鳴いてる奴ではないっすよね。 あれはヤギ。 じゃ、ヒツジは何て鳴くのかというと、ヒィツジィ、ヒィツジィ。 by いとしこいし 。 で、「さる」。 これは分かります。 「とり」 。 これはアレっすよね。 鳥でも鶏でもなく、なんか 「にし」 っぽい奴。 頭の中にイメージは浮かんでます。 で、「いぬ」。 これは余裕。 「い」。 イノシシっすな。 で、最後に「どや」。 あ、これは答えなくていいっすか。 こうしてみると、100点は無理としても、意外とイケそうっすな。 では、解答をどうぞ。
で、えーと、干支(えと)の話。 これを書いている12月29日の時点では、今年の干支は「巳(み)」なんっすが、年が明けて来年になると「午(うま)」になります。 毎年、この時期になると動物園とかで「干支の引き継ぎ式」をやってますよね。 辰年の時は「竜」や「龍」を調達出来ないので、タツノオトシゴでお茶を濁すことになるんっすが、蛇から馬へ。 この年末年始の干支の引き継ぎは、わりとハードルが低そう。 が、蛇と馬を両方飼育している動物園って、ありそうで、なさそうな? えーと、「干支 引き継ぎ」で、動画検索。 お、ありました。 ほれ 。 動物園ではなく、通天閣。 ヘビの 「ベーコン」 と、ポニーの 「ふじこ」 。 何じゃ、その名前は…。 来年も この勢いが続きますよう ニョロしくお願いしまスネイク。 いかにもヘビらしい口上っすな。 やるじゃん、ベーコン。 で、一方、ポニーの「ふじこ」は、 インフレともウマく折り合いをつけ、走って 走って 走って 走って 走って 駆け抜けて参ります。 流行語大賞と掛けたんでしょうが、ちょっとスベった、スベった、スベった、スベった、スベった。 で、通天閣イメージガール? …のお姉さん、蛇のベーコンを手に、満面の笑み。 仕事とは言え、立派っすな。 で、他には、東武動物公園 。 こんなもん、21分44秒も見せられるのかぁ。 …と、暗澹たる気持ちになってしまうんっすが、 とりあえず5分くらい待てば始まるみたいなので、それまでの辛抱。 ・・・・・・ 。 お、ハジマタ! おお、ヘビ、来たぁぁぁぁぁぁ! 今までぜんぜん気が付かなかったんっすが、後ろのほうのお姉さん、ずーっと首にヘビを巻いていたんっすな。 私たちの一年は、一言で言うと、ヘビに因んで、一皮剥けた、年でした〜。 お、お姉さん、うまいこと言った! で、もう一人のお姉さん、何かボケてくれるのかと思ったら、ヘビとぜんぜん関係ないこと、言った! ま、可愛いから、ぜんぜん許せるんっすが、これがもしオッサンだったら、「ヘビ、関係ねぇぞ!」 手厳しいヤジが飛ぶところっすよね。 で、連られてもう一人のお姉さんも、ヘビとぜんぜん関係のない “自分語り” を始めたんっすが、もしかしてこの2人、ヘビの飼育係でも何でもなく、ただの 「ヘビ年生まれ」 だったりするとか?
それで思い出しました。 スキーでコケて下腿骨を骨折して入院していた時、同じ病室に爺ィがいたんっすが、その爺ィが病室にやってくる看護師を捕まえては、「あんた、干支はなんや?」と、聞きまくっていたんっすよね。 干支なんか聞いて、どうするんや? …と、不思議で仕方がなかったんっすが、干支を聞くことによって、年齢を推測してるんじゃね? そう、鋭い見解を述べる人が現れて、あ、なるほどな! …と。 例えば今年(これを書いている2024年12月29日時点で)、ヘビ年生まれの若いギャルが2人いたとしたら、24歳かぁ…と。 若く見える36歳だったり、めっちゃ大人っぽい12歳だったりする可能性もゼロではないんっすが、かなりの確率で歳(とし)を当てることが出来ますよね。 なるほど、あの爺ィ、やるな! ただ、自分と同じ干支だったら、すぐに計算出来るんっすが、そうじゃなかったら、けっこう難しくないっすか? あの半分ボケたような爺ィが、そこまで計算高いとは思えなかったりするんっすが、看護師に「あんた、干支はなんや?」と聞いた後、必ず「ワシはトラ年や!」 と言ってたので、トラ年であるワシ、カッケぇ! そう、自慢したかっただけなのではなかろうかと。 ちなみに僕はサル年なんっすが、カッコ悪ぅ…。 ぜんぜん自慢できなくて、看護師さんの干支を聞き出すことも出来なかったんっすが、で、(これを書いている2024年12月29日時点で)来年は 「ウマ年」 でありますか。 が、ただの「ウマ年」 ではないんっすよね。 世にも恐ろしい「丙午(ひのえうま)」 だったりするんっすが、エエぇぇぇ。 うわ、マジかよ…。
え、何それ? ぜんぜんピンと来ていない人も多いかと思いますが、いよいよ来年。丙午(ひのえうま)の意味や隠れたメリットを再確認 。 丙午(ひのえうま)とは、子・丑・寅…の「十二支(じゅうにし)」)と、甲・乙・丙…で始まる「十干(じっかん)」を組み合わせた「干支(えと)」のうち「丙」と「午」が組み合わさった年のことで、60年に1回めぐってきます。 あ、干支って、 “ね・うし・とら・う” だけではなかったんっすな。 それは、ただの「支」で、その前に “こう・おつ・へい” の「干」が付いて、初めて「干支」になる…と。 60歳のことを還暦というんっすが、この「干支」の絡みだったんっすな。 で、 前回は1966年(昭和41年)で、2025年現在58〜59歳の方がひのえうま生まれ。 そう、昭和43年3月生まれの僕の一学年上が「丙午」に当たります。 で、その「丙午」がどうしたのかと言うと、過去には、なぜか女性限定で「ひのえうま年生まれの女性は気性が激しい」「夫を食い殺す(!)」などと言われ、これを心配したカップルが出産を避けたために、1966年に生まれた赤ちゃんの人数は前後の年より約25%少なかったことが分かっています。 そう、「丙午」の反動で、僕らの学年は人数が多かったんっすよね。 何故、そんなしょうもない “迷信” が広まったのかというと、(前略) 井原西鶴の『好色五人女』で、放火により火あぶりになった 「八百屋お七」 が丙午年の生まれという設定だった。 西鶴か! お前のせいか! ちなみに、うちの近所で「大森屋」という八百屋を経営していた僕の叔父のヒロシ(敬称略)の娘、つまり僕の従姉の 「八百屋ゆり」 が、まさしくその「丙午」なんっすが、小学5年生の時に生徒会長をやってたような? で、6年生の時も生徒会長に立候補して、対立候補の5年生から、「アナタは1年前にも生徒会長をやっていたから、もういいんじゃね?」 みたいなことを言われて、「アナタは来年もあるけど、私は今年しかないから!」と、反撃していたような? ひのえうま年生まれの女性は気性が…、いや、何でもないっす。 素敵なお姉様っす。 あだ名は「バンバン」だったような? 言いたいことを、バンバン言う…、いや、何でもないっす。 素敵なお姉様っす。
令和の時代に、まさかそんな “迷信” を信じている人はいないでしょうが、と言うか、「気が強い」というのは、むしろ長所である気がするんっすが、言いたいことはバンバン言わないと! シャイで、無口で、人見知りで、極度のコミュ障で、陰キャの極みである、さば君。 “丙午” の今年こそ、言いたいことバンバン言う! …のは、ま、無理として、予約なしでも店に入って、飯を食えるようにする! …というのも、ちょっとハードルが高過ぎるし、せめて、ネットの即時予約だけでなく、リクエスト予約にも耐えられるくらいには、強くなりたいな。 そんな気がしないでもないんっすが、でもやっぱりちょっと無理かも知れないし、そもそも持って生まれた性格が、年が明けたくらいで、そんな急に変わる筈がないし、ま、その、何と言うか…、とりあえず、今年もヨロシク☆
年も明けたので、心機一転。 オルガン・ジャズを聞く僕は、もう終わりにして、今日からヴァイブ編をお届けしたいと思います。 いいっすよね、ヴァイブ。 泥臭くて、田舎臭くて、糞ダサくて、オッサン臭いオルガンと違って、その知的で COOL な響きは、とっても都会派 URBAN っすよね。 URBAN(アーバン)が、URABON(裏本)に見えた、昼下がり。 その昔、そんな俳句を詠んだ記憶があるんっすが、当時はネット回線の速度がクソ遅くて、動画は使い物にならなくて、エロいのはもっぱら、画像だったんっすよね。 URABON はぶっちゃけ、表紙詐欺やんけ! そう、言いたくなるのが大半だったんっすが、それはともかく、ヴァイブって、どんな楽器や? …と疑問を持たれた初心者の方は Wikipedia 参照。 その道を究めたプロフェッショナルな方は、これ でも読んで貰うとして。 背景が青くて読みにくいやんけ! そう、文句を言いたくなるかも知れませんが、当時、Webデザインを担当していたサバ兄の 「塩サバ通信。 鯖(魚偏に青)やから、背景は青がエエと思った。」 そんな思想が反映されたものなので、災難と思って、諦めて貰うしか…。 この連載は(その4)まであるんっすが、頑張って最後まで読んで下さい。 プロフェッショナルな君なら、耐えられる筈っす。 僕は途中でメゲたので、初心者向けの Wikipedia のほうで話を進めたいと思いますが、 下のほうにある、著名なヴィブラフォン奏者。 この人達の作品を取り上げていくことになろうかと思うんっすが、上から順番に見ていって、ライオネル・ハンプトン。 ああ…。 そんな名前のヴァイブ奏者がいることは承知していたんっすが、今まで、避けてきたんっすよね。 見て見ぬふりをしてきました。 スイングジャズの人っしょ? 古臭くって、聞く気にならねぇ…。 そう、決めつけてきました。 が、年も明けたことだし、「丙午」 だし、ひとつ、新しい世界にチャレンジしてみようか? ジャズヴィブラフォンの創始者とか書いてあるし、 学究派の辛口ジャズ・サイトを辞任するウチとしては、見逃すワケにはいかないなと。 …って、ヤメてどうすんねん! 学究派の辛口ジャズ・サイトを辞任…ではなく、自認っしょ? ああ、山芋? それは自然薯。 で、プロフィール 。 ライオネル・ハンプトン(Lionel Hampton、本名:ライオネル・レオ・ハンプトン、1908年4月20日 - 2002年8月31日)は、アメリカのジャズ・ミュージシャン。ジャズ・ヴィブラフォンの第一人者として知られる。 1908年生まれ。 めっちゃ昔の人っすな。 鎌倉時代くらい? いい国(1192)作ろう、鎌倉幕府。 さすがに違いますか。 いい国(1192)なのか、いい箱(1185)なのかで、オッサンなのか、現代人なのかを、あぶり出せるみたいなんっすが、子供の頃から「いい国作ろう」で染みついているので、今さら修正は効きません。 いい箱って、スケール、ちっちゃ! 馬鹿にされますぜ、源頼朝。 で、1908年 。 明治41年。 明治生まれかよ! 名実ともに名人級って感じなんっすが、ヴィブラフォンとの出会いは1930年にルイ・アームストロングのレコーディングに参加したとき。スタジオに置いてあったヴィブラフォンを弾いてみるようにアームストロングから言われたのがきっかけという。 1936年、ハンプトンはヴィブラフォン奏者としてベニー・グッドマンのバンドに参加する。これはジャズ楽器としてのヴィブラフォンの存在を広く知らしめただけでなく、人種の壁が厚かった時代に白人の人気バンドに黒人のミュージシャンが参加したという点でも画期的な出来事であった。 その後もハンプトンは自身のリーダーバンドを率いて精力的に活動し、ジャズ・ヴィブラフォンの第一人者としての地位を確立。 うん、これはもう、ヴァイブ編で最初に取り上げるしかないな…と。
んなことで、 『ライオネル・ハンプトン・プレイズ・ラブ・ソングス』 。 何から聞けばいいのか、皆目見当が付かないので、とりあえず適当にジャケットで選んでみました。 1956年の録音。 モダン・ジャズとしては、わりと古いほうなんっすが、この時点でハンプトンくん、48歳くらい。 立派な中年として君臨していたものと思われますが、これ、シンプルなカルテット編成なんっすな。 で、何と、ピアノがオスカー・ピーターソン。 おおっ! ベースはレイ・ブラウン。 おお! で、ドラムスはバディ・リッチ。 ・・・・・ 。 個人的にさほどソソられるキャラではないんっすが、そこそこ有名ではありますよね。 で、これ、ディスコグス によると、元々はヴァーヴ盤だった模様。 で、えっ? 全部で4曲しか入ってない…。 僕は ここ で入手したんっすが、こっちは8曲入ってるんっすよね。 どうやら FIVEFOUR というレーベルから再発された際に、オマケ曲が付け加えられた模様なんっすが、 そっち盤の ジャケット には上記4人の他に、アート・テイタム、サッシャ・ディステル、ハーブ・エリスの名前が書かれていたりします。 恐らく、オマケの4曲のほうに入っているものと思われますが、んなことで、演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。
まずは1曲目、「ラブ・フォー・セール」 。 コール・ポーター作のエロ歌謡曲なんっすが、んーと、 ここ 参照。 愛はいかがですか? おいしそうな若い愛はいかがですか? 新鮮で、まだ腐っていない愛♪ 買います、買います、買う、買う、買う! だけど、ほんの少しだけ汚れてしまっている愛、そんな愛はいかがですか? ん? あ、でも、完璧であるより、ちょっとだけ汚れてるほうが、コーフンするかも? パンツとか、使用済み(未洗濯)でないと、意味なかったりするし。 誰か買ってくれる方はいませんか? 買う、買う、買う! 誰か私を味見してみたい方はいませんか? する、する、する! 味見するぅ! おっさん、コーフンし過ぎ! こんなエロい歌でも、インストのジャズだと、それなりに爽やかだったりするのは、大したものでありますな。 バディ・リッチのお金持ちなタイコに続いて、オス・ピーのスインギーなピアノが登場して、で、続いてハンプトンがバイブでテーマを弾く。 そういう流れなんっすが、いや、いいっすな。 普通にモダンっす。 で、ソロ先発はピーターソン。 この人のピアノ・スタイルは日本の辛口なジャズ・ヲタからは軽く見られがちなんっすが、 一周回って、「ピーターソンって、日本の辛口なジャズ・ヲタからは軽く見られがちなんだけど、意外とイケるよね。」 と発言すると、わりと通(つう)っぽくなるような気がしないでもなかったり。 ピーターソン、イケます。 陰りのない、ケレン味のないスイング感が、たまらんっ! で、続いてハンプトンのヴァイブが登場。 初めて聞くんっすが、普通にいいじゃん♪ ミルト・ジャクソンに比べると、ソウル臭は希薄なんっすが、端正。 それでいて、ケレン味なくスイングする感じ? 手慣れている感じ? さすがは明治生まれの48歳っすな。 時おり、呻き声が漏れちゃうのはヴァイブという楽器の宿命のようなものなんっすが、で、続いてレイ・ブラウンのベースのソロがフィーチャーされて、ピアノとヴァイブの掛け合いがあって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 9分20秒。 なかなかの長尺モノなんっすが、最後まで飽きることはありませんでした。 ハンプトン、やるじゃん!
で、次。 「スターダスト」 。 ライオネル・ハンプトンで、いちばん有名な演奏は これ みたいなんっすが、1947年、シヴィック・オーディトリアムにてライヴ録音。 さすがに古臭くて、スイングジャズっぽいっすな。 テーマを吹くアルトの人、臭過ぎぃ! 観客からも、「くっさ!」 という歓声が上がってます。 それに比べると、約10年後の再演は、随分とモダンな感じになっているんっすが、よくよく考えたら1956年って、今から70年も前なんっすけどね。 昭和で言うと31年なんっすが、まったく古臭さを感じさせないのは、ちょっと凄いな! …と。 臭いアルトの人がいなくて、ヴァイブでテーマを演奏しているんっすが、 独特の余韻が、ヨイ〜ン♪ 心を震わせます。 ソロ先発はオス・ピー。 この人、バラードも絶品っすよね。 まだ生きているんっすかね? 何年生まれや? んーと、Wikipedia 。 オスカー・ピーターソン(Oscar Emmanuel Peterson、1925年8月15日 - 2007年12月23日)は、カナダ、ケベック州モントリオール出身のジャズ・ピアニスト。 さすがに、お亡くなりになられてますか…。 在りし日のピアノの音色は、まるで星屑のように夜空を照らし、で、えーと、続いてはハンプのソロ。 名人芸を存分に堪能することが出来て、でもって、テーマに戻って、おしまい。 10分00秒。 オリジナルに全部で4曲しか入ってないのも、納得。
で、次。 「アイ・キャン・ゲット・スターテッド」 。 日本ではもっぱら 「言い出しかねて」 という邦題で知られているんっすが、昔のパソコンは漢字変換の精度が悪く、「飯田市かねて」になったりしましたな。 「鳥羽水族館」が「飛ばす遺族間」 になっちゃったり。 それはそうと、I CAN'T GET STARTED 。 「言う」 の要素がどこにも含まれていないような気がするんっすが、どうして 「言い出しかねて」 なんっすかね? 歌詞にその秘密が隠されていそうなんっすが、んーと、これ 。 へぇ〜。 ロマンチックなバラードで演奏されることが多いんっすが、こんな歌詞だったんっすな。 ぜんぜん「言い出しかねて」っぽくなくて、「ええ出汁、でてまんな〜」。 そんな感じのアレなんっすが、オス・ピーとハンプの演奏は叙情派そのもの。 さっき、バラードを10分聞かされた後で、またバラードって、どうよ? そんな気がしないでもないんっすが、「ライオネル・ハンプトン、愛の歌を奏でる」っすからね。 甘系に偏るのは、しょうがないかな…と。 8分10秒、甘い世界にとっぷりと浸って下さい。 で、次。 「ウィロー・ウィープ・フォー・ミー」 。 個人的に、さほど好きな歌ではなかったりするっすが、色んな人が演奏してますよね、「柳よ泣いておくれ(やな・ない)」。 前々回の 昭雄クン も。 日本ではもっぱら 「柳よ泣いておくれ」 という邦題で知られるんっすが、何故、そんなものに「泣き」を求めているのか、日本人の感性では、まったくもって意味不明。 歌詞を見れば何らかのヒントが得られるのかも知れませんが、思いっきり押しているので、割愛します。 そんなことが書かれているんっすが、今日はそこまで押しているワケではないので、ちょっと歌詞を見てみましょう。 んーと、 これ 。 なるほど。 Willow と Weepで、韻を踏みたかっただけなんっすな。 で、演奏のほうはアレっす。 バラードを10分と8分10秒聞かされた後で、またバラードを10分15秒って、どうよ? そんな気がしないでもないんっすが、ま、そういうコンセプトのアルバムなワケだし。
で、ここからはオマケ曲っす。 オマケなんっすが、バラードが続きます。 「バット・ビューティフル」 。 愛は何ちゃらで、何ちゃらで、何ちゃらだったりするんだけど、愛は 「だけど美しい」 。 そういった歌詞の甘ったるいバラードだったと思います。 冒頭は、美しいピアノ。 その後、ヴァイヴが出て来て、テーマを弾くという流れは、今までと同様で、オマケとは思えない一体感があります。 ライオネル・ハンプトン、愛の歌を奏でているな…と。 看板に偽りなし。 そういえば、ソロ先発がピアノではなく、ハンプだったな。 …というのが、今までとは違うんっすが、で、ん? 微妙に背後でギターの音が聞こえるような? 追加のパーソネルにサッシャ・ディステルとハーブ・エリス、2人のギタリストの記載があるんっすが、ざっと聞いた感じ、6曲目にしかギターが入ってない気がしたので、冒頭の記載は2人ともそこに割り振っておいたんっすが、あるいは? いや、やっぱ、ギターは入ってないような? ハンプの後は、美しいピアノのソロがフィーチャーされて、その後、ベースのピチカート・ソロが出て来て、でもって、テーマに戻って、7分30秒。 そういうアレでありました。
で、次。 「ナイト・アンド・デイ」 。 日本ではもっぱら 「夜も昼も」 という邦題で知られているんっすが、ここでようやく、バラードではないかも知れない楽曲が! …と思ったら、期待したよりは、ゆったりとしたテンポ設定だったんっすが、ミディアムなので、ま、何とか。 イントロ無しで、いきなりヴァイブによるテーマで始まり、そのままヴァイブのソロが続いて、ピアノのソロを挟んで、 ここでギターの人、登場。 2人いるようには聞こえないんっすが、2人いると言われれば、そのように聞こえないでもなく、で、その後、再びヴァイブの人が出て来て、でもって、テーマに戻って、11分29秒。 オマケなのに、クソ長いっすなぁ…。 で、次。 「ラバーマン」 。 これはもう、バラードでしょう! ヴァイブがテーマを奏で、そのまま最初のソロも取って、で、その後、ピアノのソロが出るんっすが、お、これは!? アート・テイタム! どうやら このセッション らしいんっすが、モダン・ジャズ・ピアノの祖とされるバド・パウエルって、間違いなくアート・テイタムの流れを汲んでいるよな! …というのがよく分かる演奏を耳にすることが出来て、感慨もひとしお。 んなことで、ラストっす。 「プリゾナー・オブ・ラブ」 。 よく知らん曲なので、もしかしたら? …と期待したんっすが、普通にバラードで愛の歌を奏でてました。 ピアノは恐らくテイタムだと思われるんっすが、オス・ピー参加のセッションより、ちょっぴりノスタルジックな仕上がりになっていて、これはこれで、アリかな? …と。 んなことで、今日のところは以上っす。
【総合評価】 バラードに重きを置き過ぎぃ & 1曲の演奏が長過ぎぃ…な嫌いはあるんっすが、ライオネル・ハンプトンって、古臭くて、スイング・ジャズな爺ィなんじゃね? 明治生まれだし。 そんな懸念は完全に払拭されました。 普通にモダンな48歳でした。 オス・ピー・トリオの出来も素晴らしく、オマケ曲では “伝説のピアニスト” のプレイも聞けたんっすが、アート・テイタム 1909年10月13日生まれ。 ハンプトンよりも年下の若造じゃん! …という事実が判明して感慨もひとしおな、そんな1枚でありました。